☆カンテレの意欲作「罠の戦争」、昨夜は最終回でした。妻の加奈子(井川遥)が国会議員になって離婚した元夫の秘書たち(小野花梨・杉野遥亮)と、最後には元夫も政策担当の秘書として一緒に政治家として闘っていくという結末。奇想天外な…実は政治につきもののもろもろを描きながら一時は闇落ちする鷲津亨(草彅剛)でしたが、息子が自分の正義の貫き方を学んで実践している場を見て改心するという。カンテレ、やりますね!脚本は後藤法子。
★第46回創作テレビドラマ大賞「月食の夜は」放送決定のお知らせ - NHK
好きな子が出来た。その子は…ヤングケアラーだった。
15歳少年少女の恋と「月食」が、未来への希望をもたらす青春物語。見えるかな、12年後の「月食」も、12年後の私たちも…。
【第46回創作テレビドラマ大賞】月食の夜は
初回放送日: 2023年3月25日
☆主演の二人とその母親を演じた安藤玉枝さん、安達祐実さん、あとスクールカウンセラーと担任の先生という主要キャスト。二人の主役の描き方と演技が初々しくて、瑞々しくて、痛々しくて。15歳という思春期ど真ん中の『好き』をこんな風に…というとても可愛らしくて、それでいて今の社会で人生のとば口に立つシビアな面を同時に描いています。担任の先生の”あるある”ぶりな対応が、普通に「いい先生」なんだろうな~とも。
★「はだしのゲン」を教材から削除したら日本会議メンバーが所属する市民団体から『評価』された:
★これだけ「露骨に」戦争勢力を批判している作品は、好戦的な人たちからは「目の敵」にされますね。ズバリ的中の批判です:
★安倍政権とは何だったのか?「妖怪の孫」の内山監督インタビューです:
今のテレビでは絶対できません
――本作は、前作『パンケーキ~』のプロデューサーである故河村光庸スターサンズ社長の企画だったとのことですが、この映画の監督を引き受けた理由についてお聞かせください。
内山:右左といった思想や政治的な傾向の問題ではなく、客観的な事実を元に「政治をきちんと検証してみたい」という思いがありました。前作の『パンケーキ~』もそうですが、今回も「安倍政権の軌跡をきちんと検証してみよう」という姿勢があるだけで、「反安倍」を掲げる気は全くないです。むしろ、「何をしたか」という事実のみをきちんと並べて紹介したかった。
本来はテレビの2時間の特集番組でできることなのですが、今のテレビでは絶対できません。それをやるべきと発する人もいない。『パンケーキ~』でも描かれていた本作の企画プロデューサー・古賀茂明さんの「I am not ABE」発言をきっかけにした報道番組の降板がありましたが、「圧力がかかるかもしれない」という忖度があるせいか、この種の検証をテレビでは全くやらなくなった。それならば「映画」で描こうと。
統一協会の友好団体と自民党が「政策協定を結んでいた」というニュースが流れましたが、人権の問題や二世の問題とは別に、「政策が歪んだ」ということも統一教会問題を語る上で見逃せない点です。同じことが財界、いわゆる電気業界や自動車業界等にも起きており、劇中ではその事実についても触れています。そういう意味で日本社会のあらゆる場所で自民党との癒着関係が存在し、それによって票が大きく動き、政策の変更が頻発していることが今回の映画で伝わるのではないでしょうか。
そこからは、自民党政権が利権や癒着でがんじがらめになっていることから生じる「日本の舵取りの歪み」「経済的なチャンスを逃している政治」が見えてくる。安倍さんの足跡を辿りながら、「自民党の構造」を伝えられればいいと思っています。
とにかく安倍さんは選挙に勝ち続けてしまったが故に、さまざまな疑惑がなし崩し的に「もう禊は済んだ」という結論に落ち着いていました。結局、「モリカケ桜(森友学園・加計学園・桜を見る会」があっても「選挙に勝ったのだからもう言わなくていいんじゃない?だって、国民が認めてくれたし」という雰囲気があったので、逆に、なぜ選挙にそこまで強いのか、というところを検証したかったんです。
★前作では「パンケーキを毒見する」で菅政権を検証。その際のインタビュー記事: