母の俳句と桜並木と団地の桜

◎次男が、お彼岸の帰省中にホームの母を訪ねたとき、帰り際に「俳句は?」とメモ帳に書いたものを見せました。その時の母の返事が「3月はしんどかったから作ってないのよ、4月から」という返事でした。血糖値が300ほどにもなって本当に辛かったようです。ホームの医師も原因がわからなくて、母が病院に行きたいというのはワガママ?とみんなが受け取り始めていた頃、ケアマネさんに相談したら、じゃ血液検査を早めてもらいますと言ってくださって、その結果、血糖値が異常に高くなっていることが分かりました。処方されたお薬が効いて楽になって来たようです。届いた封書に「つたない句ですが春の句が出来ました」とありました。

 

     春ですね 老いても 思うこと多し

 

     ペン持てば 妙に落ち着く 竹の秋

 

     それっきり 途切れた便り 草青む

 

     日脚伸ぶ 話のよく合う 立ち話

 

     春の星 会いたい人に 会えぬ日の 

 

手紙の最後に「二人にはお世話様になっています ありがとう・・・」とあり、なぜかちょっと泣きそうになってしまいました。まだ娘で居させてもらえる有難さに。

◎桜の花が咲き始めてからの冷え込み続きで桜の満開の時期が伸びました。

前日の雨から一夜明けてお天気回復。見ごろかなと買い物がてらお花見に。

春の花の椿と桜のそろい咲きです。

並木の真ん中あたりから南を見て。南端は若木に入れ替わっています。

桜並木の南口。箕面団地は給水塔も建物も取り壊されて、建て替えられるそうです。

道路を挟んで東は一棟を除いてすべて取り壊されていました。山が見えます。

手前の道路の南側は中小学校です。

中小学校前の1本だけある枝垂れ桜も満開でした。信号を渡って「ライフ」へ。

戻って、西の団地の桜。突き当たりが桜並木の南口。

黒々とした太い幹とサクラピンクの花。団地のさくらは堂々としています。

道路を挟んで西側はまだ建物が残っています。

芦原池からの用水路沿いのユキヤナギ

西側の南端の建物と庭。秋にはイチョウの木が色づきます。

西側の団地の北側にある中幼稚園の園庭の桜

最後に我が家に向かって桜並木をもう一度。丁度この辺りから古木です。