自衛隊

先日、横須賀の友人から電話を頂きました。  [(オリーブの花)
「徴兵制」について書いたブログを見てのお電話でした。
横須賀には米軍の基地があり、三浦半島の岬の上には防衛大学校があり、入学式や卒業式にはヘリコプターで東京から首相がやってきて出席すると聞きました。大阪の北部にいてはわからない日本の現実を知りました。(防衛大学校文科省管轄ではなく防衛省、身分は特別職の国家公務員とか。)
数年前、演奏会お目当てで東京へ出かけた時、友人宅に泊めていただき、横須賀港から船で三浦半島の美術館を訪ねた折に、知りました。帰り、バスで横須賀のメーンストリートを走った時には、小泉元総理の自宅を教えてもらいました。大きな敷地に事務所の看板が目立っていました。あそこが今は進次郎くんの事務所になっているのでしょうか。ところで、電話の内容は「読んでスッキリした」というものでした。
日本の防衛費は世界第5位とか。そんなに多いの!とビックリしますが、日曜の番組で紹介されていました。
平和志向の日本ではまだまだ継子扱いのような感じがありますが、税金で抱えている自衛隊をいつまでも迷惑な存在と考えているようでは、いつまた田母神さんのような暴発を招かないとも限りません。「命がけで国を守る」という使命感に燃えている自衛隊員にはそれ相応の敬意も払わなくては・・・怖い時代の再現にはしたくないですし。昔はなり手がなくて就職のための技術を国費で身につけるためという不純?な動機の応募が多かったと聞いていましたが、今はどうなんでしょう? 

内田樹先生が力説される「日本は軍事的にはアメリカの従属国」という現実を認める「勇気」があれば、世界第五位の税金をかけて持っている「自衛隊」についても避けないで語られなければ・・・と思います。日本の自立といっても反米ではなく、勿論親米。自衛隊を語るからと言って、勿論、平和志向でないわけではありません。
アメリカとの関係、官僚との関係、など、菅直人新総理のリーダーシップで
どこまで踏み込めるのか見守りたいと思います。  [ジューンベリーの実)