99歳の詩人と92歳の中曽根さん

昨日はヨーガの新年第一回でした。終わった後のランチにも参加。

その時も、一昨日の新年会でも、話題になったのが、NHKで年末とお正月にも放送された「99歳の詩人」のこと。
今朝の新聞に小さな記事<「くじけないで」100万部に>が掲載されていましたので、紹介してみます。

柴田トヨさん(99)の詩集「くじけないで」の発行部数が100万部を突破すると、発行元の飛鳥新社が5日、発表した。
同社によると、柴田さんは92歳から詩を作り始め、昨年3月、初の詩集となる同書を刊行。
日々の生活や家族への思いをつづり、中高年を中心に反響を呼んだ。(日経朝刊より)

番組では、トヨさんご本人が朗読もされていて、それが凛として優しく、とってもいい感じ。そしてお顔が美しい!
息子の同居の勧めを断って一人暮らしをされているのですが、「やせ我慢の我が侭」という感じではありません。
あわてて画面をカメラに収めてみましたが、お顔も詩もこれ!というのは撮り損なっています。

さて、政治の方は越年しても変わらず菅首相の口から出るのは「政治とカネ」問題。
何が何でも小沢さんの首を野党・公明党に差し出して延命をという「戦略」が見え見えです。
年末、「週刊ポスト」に小沢特集というかインタビュー記事が載っているのを新聞広告で見て本屋さんに行ったのですが、売り切れ。息子にも頼んでみましたが、やはり手に入りませんでした。ところで、「生き生き箕面通信」さんの今日のブログの記事はその「週刊ポスト」最新号に載った記事についてでしたので、引用させていただきます。
(引用先:http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/c8e516c66c07acc639f5e769d0f74d70

「小沢君にとっては蠅が飛んでるようなもの」と中曽根”大勲位


 92歳にしてなお矍鑠(かくしゃく)たる中曽根康弘・元首相が、小沢氏の”復権”に期待するような発言をしています。ぼくは、中曽根氏のこれまでの政治的な軌跡が本当に日本のためっだったかについては留保する立場ですが、「権力の何たるか」を熟知している点では一定の評価をしています。「週刊ポスト」の今週号(1月14・21日合併号)に掲載されたインタビュー記事です。


 その中曽根氏は、聞き手が「では、いずれ小沢氏は復権し、自民党とは違う政治をやり始めると思うのか」と質問したのに対し、こう答えました。「やはり自民党とは違った対外関係、国民生活、そして安全保障の在り方を考える改革者の集団をつくり上げる努力をするでしょうね。田中角栄の下で学んだ影響も受けているでしょう。田中自体が改革論者でしたからね」と。


 その前の質問は「国民に見える『政局』では、小沢氏は追い詰められているように見える」というものでした。これには「それは一種のマヌーバ(戦略)ですよ」と、既存メディアがでっち上げた小沢排斥の”空気”とは異なる見方を示しました。


 さらにその前の問いは「そうした路線対立の結果、小沢氏は、石もて追われる身になっている」が、どう見ているか。中曽根氏は「小沢君にとっては、蠅が飛んでるとか、蜂がぶんぶん回っているとか、その程度に思っているんじゃないですか」「小沢君を見ていると、今は我慢の時期だと腹を決めて、党の議論より世論を中心に自分の進む方向を決めているんだろうと思います。それは次の天下を狙う者の当然の在り方ですね」と、率直な見方をしていました。


 中曽根氏は、日本の政治には「二大政党制の確立」が望ましく、民主党がより大人になるにはあと1〜2年かかる。国民は辛抱強くもう少し見守る必要がある」と、民主党の成熟を待つ考えです。その二大政党の先に、アメリカと中国との間で真の独立を保ちつつも、アジアはもちろん世界の平和に貢献する日本の姿をみているとしたら、かなり共感できるのですが……。どうでしょうか。

(トニーさんのブログでも、同じ記事について書いておられます。もう少し詳しい内容を知りたい方はコチラへも:
http://d.hatena.ne.jp/Tony_Shikaku/
政治の世界は、新聞やテレビのように毎日の政治家の動向や一言一句を取り上げて右往左往するよりは、少し引いた、長い目、それこそ、世代で言えば80,90代の年長の方たちの見方が必要な気がしています。
アーチの天辺にあった咲きかけの薔薇を切り取って・・・