「脱東電とPPS」&「武田邦彦氏」(TV番組より)

三月になったことだし、やっと玄関も元通りに片付いてきましたので、木目込みのお雛様を出してきました。(烏帽子?紛失)
子供会のお役目が終わった後、知り合ったお友達のKさんに材料を買って頂いて、ほとんどKさんに作って頂きました。
男の子が二人でしたので、これは私用です。小さいころ、父の実家から譲られた、ひな壇に毛氈のお雛様を出したり入れたりするのを見て、私が、母に、飾るのやめたら、と言ったらしいです。私自身は覚えていません。カンザシの細かい細工や細面のお内裏様のツルッとしたお顔はよく覚えています。
小学校時代の私は、学校から帰ったら夕方5時までは外で遊ぶもの、家の中にいるのは雨の日だけ、という超アウトドアー派の遊び人で、人形遊びの記憶はありません。丸めた新聞紙が刀代わりの近所でのチャンバラごっこか、学校の校庭で探偵ごっこか、缶けり、後は、お転婆さん同士で山を駆け巡っていました。だから、きっと、私たちのために一体一体の人形を大事そうに出したり入れたりしている母の手間を考えたら…と長女の私が変に気を使って?そんなことを言ったのかもしれません。お雛さんの話になると必ず、母は、私のこの話=「仕舞っといたら…」と言ったという話をします。それが、今は、自分のためにお雛さんを飾るようになりました。長い目で見ると人間、子供のころやっていなかったことを遣りたくなったり、子どものころ、外遊びを存分にしたら、今度は、外へ出なくても家の中で楽しめること一杯・・・みたいになるのでしょうね。
先ほど(朝)、小学校の同窓生のEくんが、本を引き取りに来てくれました。昨日、雑誌や本を出す直前になって、古本屋をしているというEくんのことを思い出して、名簿で電話番号を調べて電話をしてみました。「研究社の注釈つきと筑摩書籍のシェイクスピア全集、欲しい人の手に渡ればいいんだけど・・・」と相談。「売れる値段を度外視して、というつもりなら、欲しい人の手に渡る方法はあります。オークションに出したり」と言ってくれたので、早速お願いすることに。車に積みながら「ネットに載せてみます」と言われたので、「お任せします。ありがとう!」。持つべきは古い?友です。

さて、一昨日のモーニングバードで取り上げられた「脱東電とPPS」のお話です。
  
東電が電気料金の値上げを発表しました。
以前から東電離れは進んでいたのですが、今度は、マンションなども考え始めているとか。
その安くなる仕組みのイラストが分かりやすかったので写真に撮ってみました。
昨年早々と脱原発宣言した城南信用金庫は5,5%の電気代削減だったそうです。世田谷市も脱原発をはかります。
今のままで送電料金を払っても電気代は安くなるのですが、発送電分離が実現すればPPSの普及はもっと早まるでしょう。


朝日放送のお昼の12時台の番組、山本晋也監督の「人間一滴」というコーナーは中部大学武田邦彦教授[68]でした。

推進派だったけどあの大事故で「転向した」という科学者が続出してほしいものです。武田先生は、個別の質問が毎日たくさん届くので、講演を引き受けてお父さんの立場で答えていく活動をしているとか。その武田邦彦氏の「瓦礫のトリック」という記事が「keniti3545」さんのブログの後半に:http://d.hatena.ne.jp/keniti3545/
内容は、(1)瓦礫の量は阪神淡路大震災と大きく違うのか(2)瓦礫全体の内、どのくらい被災地の外で処理するのか(3)瓦礫の処理が遅れている理由は何か?(4)処理価格のトリック(5)被災地には本格的な瓦礫処理施設を造らない(6)汚染の可能性。
たとえば、2番、被災地外は20%で、80%が現地処理。ところが、政府やマスコミの言い方では、瓦礫の処理が進まないのは瓦礫の引き受け手がないからだと言われている。そこで、武田先生は:「つまり、環境省はこれまでと同じように瓦礫の処理が遅れている理由を、国民が誤解するように発表し、専門家と言われる人はこの辺の事情を十分に知っているのに言わない。新聞も同じである。」(他の項目も読んでみてください)
一番大事なのは現地処理の80%がなぜ進まないのか?ですね。今、仙台は震災特需で繁華街は大賑わいだそうです。公金が落ちる事業に人も群がっている、けれど、被災者はいまだ救われていない…日本、深刻です。
そろそろ一年になりますが、政府発表やマスコミ報道のいい加減さ、それだけでなく意図的にある方向へ誘導しようというのは許せません。
それでも、こうやって、そのカラクリを解き明かして下さる学者を取り上げる番組が出てきたことは1年の変化です。