ヨガのあと、少し南に歩いて一寸オシャレなイタリアンのお店で8人揃ってお食事ということに。
以前は3,4人だったのが、最近では、毎回のように倍近くの人数で豊中から車で来られている先生を囲んでということに。それだけ一人暮らしの方が増えたのと、夫婦二人密着?生活の息抜きにしている方が増えたようです。私は、夫の留守には必ず参加、家で仕事をしている夫に「いいよ」と言われた時は喜んで参加することにしています。今日は何とかの居ぬ間でした。
その8人が、今日は端っこで熱心に別の話題で話し込んでいたお2人を除いて、大阪市の話題から、世界から見た日本、原発の話になりました。大阪市は、市の職員の今までの質の悪い遣りたい放題を直せるのは橋下市長のような強権でなければできないという意見が大勢でした。世界から見た日本の放射能汚染に対する鈍感さについては、娘さんが中国人と結婚して上海に住んでいるというOさんが中国のお話を。私はブログで読んだ海外の日本についての話をしました。
日本の経済のこと(輸出)を考えると、電気代の値上がりはこたえるので・・・はやく、脱原発の将来にわたる方針を決めて、安全性で納得できるものは再稼働してでも(?)、とにかく脱原発を実現するという事を政府が決めなければ、というのが皆で一致したところでした。原発推進の張本人の自民党には戻したくないし、かといって民主党も情けないし・・・でも一致。
昨日、我が家で「るりとうわた」さんのブログ(http://d.hatena.ne.jp/sasameyuki47/)を開いて、「世界の震源分布とプレート」の図を見たのですが、「あの日本地図が隠れるほどの真っ赤々が頭から離れない。もう一基原発がダメになったら日本は本当に沈没するね〜」とUさん。そこで、この図のことを皆さんに説明。地震国に54基も!?本当に…です。
「中国から見たら、日本は大阪も東北もないのよ、ぜ〜んぶ放射能汚染されていると思っている。日本の製品は中国で買えないので、娘は一杯買って持って帰った」、「ある意味、日本全体が放射能で汚染されているというのは本当ね」、「そう、日本は報道されなさすぎ」、「私、逃げた〜〜い」と70代の方が言われたので、「逃げるんだったら、若い人たちを逃がせてあげたいわね。年齢制限がかけられるかも。60代以上は汚染された日本に残って・・・なんて」で、大笑いになりましたが、こんなことで笑っている私達って・・・本当に大変な日本になってしまいました。
日本経済新聞の今朝の記事から:「文部科学省は13日、福島第一原子力発電所事故で放出された放射性物質の分布の調査結果を報告書にまとめ、公表した。放射性セシウムの飛散距離は1986年の旧ソ連のチェルノブイリ原発事故と比べ、8分の1程度だったとした。
報告書によるとチェルノブイリ原発では89年時点で土壌中のセシウム137の濃度が旧ソ連の強制移住対象である1平方メートル当たり148万ベクレルを超えた地域が約250キロ離れた場所にもあった。一方、福島第1原発で同水準の地域は昨年11月時点で、32.5キロメートル離れた福島県浪江町までだった。
福島第1原発から出たプルトニウムやストロンチウムの土壌中の濃度はチェルノブイリ原発に比べて非常に低く、汚染地域の面積の比較は難しい」。
←日経に毎朝掲載される放射線量。左端が13日午前10時の地上1mの数値、右二つは地上1.8〜8メートル付近にあるモニタリングポストの数値で、12日午前9時から13日午前9時の最大値、真ん中は平常時の最大値。 単位はマイクロ(千分の1ミリ)シーベルト毎時。
地上1mの数値:大阪市は南会津町や前橋市(0.079)より高い0.080。福島市は1.115、宇都宮市、山形市は0.088、水戸市は0.090、長野市は0.093。
さて、「チェリノブイリの8分の1」ってどういうこと?
分らないときは、やはり小出裕章氏の解説が一番です。端折りながら:(全文はコチラでhttp://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65794914.html)
水野「1平方メートルあたり15万ベクレルで、これを高濃度の地域と考えて、どこまで広がってるかというのを調べたところ、チェルノブイリは一番遠いところが250キロまでいってたと。」「しかし福島は32.5キロ…でしか、ないという意味でしょうね」「で、私何が8分の1やろうとずっと思ってて、あ、そうか、250キロ割る8が32.5キロの福島になる」「たんにこれ、距離が、チェルノブイリの8分の1までしか飛んでません、よ、という意味」「なん、ですかね」
小出「そうです。のようですね。ただし全く意味のないことを言ってると私は思います」「え…原子力発電所から環境に出てきた放射性物質は、その時に気象条件で流れる、のですね」「え…ほそーい帯状になって流れる場合もあるし。それはなくてじわじわじわと周辺に均等に汚染を広めてしまうような場合もあるわけですし。」「問題は距離ではない、のですね」「まずは、面積で言わなければいけない」
水野「面積については、比較できてないんですって」
小出「え…なんで出来てないのか、私にはわかりませんが(笑)」 水野「なぜか比較できてないらしいんですね」
平野「事故当初、あのー、アメリカ本土まであの、まあ濃度が、あのー、低かったのかわかりませんけれども」「放射性の汚染物質が観測されたということに」、小出「そうです」
平野「その、250キロというのが、あの、全然あの意味がなくて、」、「しかも、これ、低濃度でもまた蓄積によって、また、ホットスポットみたいな形になりますし」、小出「そうです」、平野「今頃こういうことを発表するっていうのは、やっぱりこう、ま、事故を矮小化しようという、国のなんか、意図が、なんか濃厚にうかがわれるような気がするんですけれども」、小出「うん。そうですね。なんでこんな無意味なことを今頃いうのかなと私は思いました。」
小出「日本…の場合には、え…ほとんど周りは海なわけですし」「特に福島第一原子力発電所は、東側が全部海だった、のですね。」
「それでまあ西風が吹いてるわけですから。え……多分陸に落ちた以上のものが海へ落ちてるはずだと私はおもい…ます。ですから海へ一体どれだけ、ばらまいてしまったか、海をどれだけ汚染したかということもきちっと本当は言わなければいけないのですが。」「え…そういうことに関しては日本の政府はなるべく言いたくないという、そういう姿勢のように見えます」水野「だから陸地の、それも線でしか、あの、比較してない…」
水野「文部省はこれについてどう結論づけているかというとですね」「え…影響の範囲は福島の場合、チェルノブイリの8分の1あるいは、チェルノブイリに比べ、1桁程度小さい水準だっていう、まあ言葉もだしてるんですね。」「これをどう考えたらいいんですか。」
小出「……。まあ、私はこれまでも何度か聴いていただいたと思いますけれども」「原子力発電所が絶対事故をおこさない、と、電力会社も国も言い続けてきて、この事故を起こしているのですね。で…大変悲惨な被害が今生じているわけで。私はそれを生じさせた責任が一体誰にあるのかということをまずは、きちっと、調べてですね。処罰して欲しいと思ってる、のですが。文部科学省という国の機関もですね、かなり重要な責任が、私はあったと思いますし。まずはその責任…自分たちの責任というものは明らかにすべきだと、思うのですが。未だに何の責任も取らないまま、相変わらず、この程度の事故で収まったからいいんだという、そのようなことを、言い続けているようなのですね」
水野「小出さんからみると、チェルノブイリと」「え…この福島の原発の事故の影響の範囲っていうんですかね」「ど、どう比べて、どれぐらいだって思われますか」
小出「え…海も合わせていうならば、多分、同等だと思います。はい」、水野「はあー…」
小出「そして、問題は、私が心配してるのは被害なわけ…で。」、水野「はい」
小出「チェルノブイリ周辺の人口密度と、福島周辺の人口密度を比べれば、福島のほうが高いわけですから、結局被害としては福島の事故のほうが大きくなるのではないか、と私は危惧しています」
水野「はい…どうもありがとうございました」平野「どうもありがとうございました」