世界が心配する最も危険な福島原発4号機プール

4月に書いていた下書き記事があります。消してしまうのも・・・と思い切ってこどもの日の今日2つ目アップすることに。
一つ目記事の村田光平氏と元国連職員の方と官房長官との会談でも名前が出されたガンダーセン氏の警告が話題です。

少し前になりますが、TBS報道局の金平茂紀氏が、アーニー・ガンダーセン氏にインタビューしたときの書き起こしを「カレイドスコープ」(http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1226.html)さんのブログ「アーニー・ガンダーセン氏インタビュー」より:「ガンダーセン氏が、福島第一原発 ―真相と展望 (集英社新書)を上梓したときに版元の集英社の招きによって日本に来たときにブッキングされたもの。TBS「News Bird」ニュースの視点(2012年3月26日放送)で放送されました」。その中から4号機プールの箇所のみ引用:

事故発生当初から、アメリカ人がもっとも恐れていたのは
1号機でもなく、2号機でもなく、3号機でもなく、
4号機の使用済み燃料プール


TBS金平:あなたは、今、何号機がいちばん危険な状態にあると思うか。

ガンダーセン氏:最も危険なのは、最初の時点から常に4号機であった。

使用済み核燃料の冷却プールが沸騰したら、あるいは、再び、大きな地震が起きてプールにヒビが入れば、燃料を冷却することができなくなってしまう。

アメリカの国立火山研究所の調査によると、マークⅠ型の原子炉の核燃料が冷却できないと、燃料プールから放出したガスによって18万6千人が死に至るとの結果(動画)が示されている。

事故が発生した時、アメリカ政府は在留アメリカ人に対して50マイル、すなわち80キロ圏内から退去するよう勧告したが、実はアメリカ人が最も恐れていたのは、福島第一の1号機、2号機、3号機ではなく4号機だった。

カナダの記事を「原発のない日本を目指して福島から叫びます」(http://blogs.yahoo.co.jp/phkhn641/13125703.html)さんから:

福島4号機プールは国際問題に:日本は、戦争のない核戦争


日本は動きが遅く,核燃料棒を4号機の屋上プールから取り出していない.
2014年から作業開始,1535本の使用済み核燃料棒を取り出すのに
10年間を予定している.あまりにもリスクがある長さと世界が評している.

カナダの情報サイト「globalresearch.ca」
http://www.globalresearch.ca/
2012年4/18の記事「4号機プールは人類にとって最も大きな脅威」 
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=http://www.globalresearch.ca/index.php%3Fcontext%3Dva%26aid%3D30207&ei=x2OPT_-qEarNmQXA5O3hAQ&sa=X&oi=translate&ct=result&resnum=1&ved=0CDAQ7gEwAA&prev=/search%3Fq%3DThe%2BFuel%2BPools%2Bof%2BFukushima:%2BTHE%2BGREATEST%2BSHORT-TERM%2BTHREAT%2BTO%2BHUMAN
日本語訳

世界は重大な岐路に立たされている.
日本における危機は「戦争のない核戦争」と評されている.
最も大きな脅威になっているのは,
福島第1原発の4号機の屋上にある使用済み核燃料プール


4号機のプールが破損したら,1〜3号機のメルトダウンよりももっと悪い事態.
水に浸かった使用済み核燃料は,何の覆いも保護もされていない.
もし4号機のプールが倒壊したり,亀裂が入って水が無くなれば
核燃料の崩壊熱で,大量の放射性物質が拡散する.


もし4号機の使用済み燃料プールから水が無くなったら
人は東京付近まで住めなくなる.脱出が必要.
アメリカやカナダの西海岸に住んでいる人たちは
すべての窓を閉めて,しぱらの間家の中にこもっていなければならない.

        • 引用終----

4号機建屋は昨年の地震で傾いている.プールは5階付近の空中にある.

3月8日のテレビ朝日モーニングバード「そもそも総研」に小出裕章氏がVTR出演した際のコメントを「種まきジャーナル」から。
テーマは「そもそも原発は再稼働してもいいのだろうか?で、小出氏の4号機の解説を。(この時は古賀茂明氏が原発再稼働のハードル等についての説明、河野太郎氏が自民党の本音について語っていました)(写真はその時の番組から蛙のカメラで撮ったもの)


原発危機は続いてる」それでも再稼働は大丈夫?
ー2大政党が再稼働させようとしているが、福島第一原発事故は収束したのだろうか?−



小出「(4号機写真)見ていただいてわかるように、ここにプールがあって、その底に使用済み燃料がたくさんたまっている。もしこれから大きな余震でも起きてここの壁が崩壊するようになれば、プールの水が抜けてしまいますので、使用済みの燃料を冷やすことができなくなる。そうするとどんどんまた更に溶けてしまうということになって、使用済み燃料がたぶんすべて溶けてしまうだろうと思います。そうなると使用済み燃料の中に含まれていた膨大な放射能が、なんの防壁もないここから噴き出してきてしまう。」

玉川「地震がいつ来るかわからないわけですけれども、(地震が)来ないうちに(使用済み燃料を)抜き出してまあ、横にプールでも作ってですね、移せばいいんじゃないですか?」

小出「ところが、使用済み燃料を空中につり上げるようなことをすると、使用済み燃料から膨大な放射線が飛び出してきていますので、周辺の人たちはもう死んでしまうしかないというぐらいの強い・・」

玉川「そんなに強いんですか?」

小出「そうです。」

(スタジオ玉川氏の図解。通常時の場合の燃料を移す方法について)

小出「オペレーションフロアの上に、ここになんかクレーンのようなものが見えます。これがクレーンで、巨大な容器をつり上げたりつり下ろしたりするためのクレーンなんですが、もうこの建屋自身がもう爆発で吹き飛んでしまっていますから、もうこのクレーンすらが使えない。やらなければいけないことはたくさんあって、まずは使用済み燃料プールの中に崩れ落ちてしまっているがれきなどをどけなければいけない。そしてどけた後に、巨大な容器を沈められるように、なんらかのクレーンのようなものを現場が動かせるようにしなければいけない。ですから外から巨大なクレーンでまあ吊るということができるでしょうから、その準備をする。そして沈めてもうたぶん何がしか壊れているであろう使用済み燃料をその巨大な容器に入れて、またそれを外につり上げるということをやらなければいけない。ただそういうことを全部やろうとすると、たぶん何年という単位が必要になるだろうと。」

玉川「そしてその何年の間にこわれるような、建物を壊すような地震が来たら、それは?」

小出「おしまいです。」

玉川「おしまいですか?」

小出「はい。」

==以上でインタビュー文字おこし終わり==

・スタジオの玉川氏解説(要約):
おしまいなんですよ。だから東京電力もこれが一番重要だとわかっていて、番組に合わせるようにですね昨日行程表発表してきたんですけども、「一番早くても取り出しの作業に入れるまで来年の12月以降」ですって。それまでに何回も揺らされている所に地震があって、たとえばプールにひびが入ってですよ、水が抜けちゃったらたぶんアウトだっていうんですよ。東京とかまで含めてアウトです。再稼働も少なくとも国会事故調の結論が出てからじゃないと、どんな(原子力)規制庁にするかって国会事故庁見なきゃいけないし。

・松尾氏のコメント:
地元の理解をって言葉があったんですけれども、地元って日本中が地元なんだ、あるいは近隣の国も全部地元なんだよってこと考えないと、この件に関してだけ地元ってそこに建ってる立地してる所だけが地元じゃないんだってことを皆が思ってないといけないですよね。(国会で)ちゃんと立場をハッキリなさってる方たち、名前を出して意見聞いていきたいですよね

最後に先月末見つけたブログから:野田総理、消費税に命をかける位なら今命がけでやってほしいことが原発事故処理です。
原発事故の真の恐ろしさを今なお理解できない日本の政府は「禁治産者」扱いされても仕方がないという「恐怖のシナリオ」を見つけました。なかなかよくできたストーリーで、なるほどと思います。
一見荒唐無稽に思えるこのシナリオ、こうならないためにも政治が脱原発を決断してくれることを期待したいです。今日は泊原発が止まっていよいよ42年ぶりの原発ゼロの日を迎える子どもの日です。
「一瞬」に終わらせないよう、世界最速の原発ゼロが叶いますよう、同じ思いの方たちと共に声をあげたいと思います。

http://blog.goo.ne.jp/gsm_minami/e/64d4ca44d233f8fa3fb1b1508de8a99e

日本が米国占領下に戻る日


2012-04-25 20:29:20



オバマ大統領は4号機の現状が最悪と判断した時点で議会の求めに応じ、日本の管理を、アメリカと国連が行う超法規で実行する。日本国憲法はその際4号機回復まで失効する。(注)成年後見とは、知的障害や精神障害があるために、自分の財産を管理できない方(本人)に代わって財産を管理する方法。


ツイッターにこのように書いて上げた。
もう少し詳しく書く。



アメリカのみならず、世界は日本の原発の対応に不信感を持ち、不満を持ち、しかも、恐怖している。
もし、福島第一発電所の第4号機のプールが崩壊もしくは、ヒビが入っただけでも、水が抜け落ち、1535本のロッドが溶解。
その時点で、関東まで、人間は半日以内に移動しなければ死ぬ。
すでに、何回も揺らされてグラグラになっている4号機には、がれきが落ち込んでいて、ロッドを取り出すまでに、2年はかかる。この間にM7クラスの余震がきたら、プールは崩壊するのである。それでチェルノブイリの85倍の放射性物質が、それこそ何の防壁もない環境中に放出される。人間はもちろん、近づくことさえできない。一瞬で死んでしまうくらいの被爆量なのだ。そして、地震の確率は70%なのである。


しかも、もっと恐ろしいことがある。
それは、第4号機からわずか50メートル先に さらに6375本のロッドが保管してあるということだ。
もちろん、4号機が崩壊した時点で、このロッドも時間の問題で、影響を受ける結果になる。誰も近寄れないし管理もできなくなるからだ。

その結果、日本には一人の人間も住めなくなるだけでなく、アメリカのカリフォルニアを含む西海岸でも、すべての住人は、窓を占めて家の中に閉じこもらなければならなくなる。しかも、放射能は何世紀にもわたって放出され続けると考えられており、おそらくは、この現代の文明は終わる。



議会はすでにフラストレーションをかかえてオバマ大統領に迫っている。
なんとかしろ と。

日本がなんとかしようとしているのだから、様子を見ようというのは、通じないと語気を荒げている。
その結果が、成年後見と同じ理屈で日本を再占領するという結果を招くだろうということだ。
日本を再占領などできるはずがないと思っている人がいたら、本当におめでたい。

日本中にアメリカの基地があり、それが本気になれば、数日中に日本を再占領下に置ける仕組みになっている。日本国憲法もへったくれも ない。

そのXディーが本当になるかどうかは、日本の政治家の手腕にかかっている。いずれにせよ、アメリカは自国にリスクがある場合は、どんな手でも使うことは、肝に銘じて置いたほうがいいだろう。
日本中に米軍が進駐して、治安維持にあたる場合、道を歩けば、あちこちに機関銃を持った米軍人があふれるということだ。

オバマ大統領と会って話したという野田総理、事故処理シッカリするように厳しく言われたのでしょうか。
外圧頼みは情けないですが、先週の野田さんの「この夏原発ゼロもアリ」発言は外圧の結果のようでも・・・