森永卓郎「日本の・・・は何故ダメに」とNHKで箕面紹介

随分前から是非紹介したいと思っていた記事をやっと。
「マガジン9条」の森永卓郎さんのコーナーの「第54回」がとても分かりやすい。
タイトルは「日本の政治と経済はなぜ駄目になってしまったのか
民主党小沢グループが出てからも、3人、1人と崩壊状態が続きそうな感じです。ここまであからさまに民意を裏切る政策を「決められる」と「自民党野田派」と言われた自民党だって嫌でしょう(でもないか…)。
で、3年前の政権交代から説き起こしてどうしてこんな事態になったのかを森永流に解き明かしてあります。政治を変えなければ脱原発も実現しないとなると、次の選挙に誰を選ぶか、どの党を選ぶかという問題になってきますが、そのあたりまでを・・・次のような流れで:

 6月26日の衆議院本会議で、消費税増税法案が可決された。メディアでは、民主党小沢グループを中心とする造反の動きだけが、話題の中心になったが、もし造反がなければ、実に9割以上の圧倒的多数で消費税増税が可決されるところだった。


 社会保障改革を伴わない消費税増税に賛成する国民は、半分以下だろう。にもかかわらず、国会議員の圧倒的多数が、消費税の増税に賛成してしまう。そうした密室談合政治こそ批判されなければならないのに、大手メディアは、まったく問題にしなかった。


 なぜこんなことになってしまったのだろうか。 ・・・



なぜ菅前総理は、唐突に消費税増税を打ち出したのか。その理由は、菅氏が総理大臣を務める前に財務大臣を務めていたからだろう。・・・


だから、菅総理が就任した時には、財務省は大喜びをしたに違いない。・・・・。官僚側の完全勝利だ。


そして、野田総理になってから、財務省の支配力はさらに強まった。・・・



法案修正協議で、税制部分の民主党の担当者は、藤井裕久氏・・・


これだけの人材が揃えば、財務省のシナリオどおりに事が運ばないはずがない。こうして、民意を無視した消費税引き上げは、見事に達成されたのだ。しかし、財務省が達成したのは、消費税引き上げだけではない。民主党マニフェスト自身を完全崩壊させることにも成功したのだ。


 結局、政権交代が目指した政治主導はどこかに消え失せ、再び自民党型の官僚主導政治が復活したということなのだ


 鳩山氏にしろ、小沢氏にしろ、官僚の利権をつぶそうとすると、総攻撃を受けて失脚してしまう。だから国民が選挙で政策を選択できない。この問題をどう解決したらよいのだろうか。

 ちなみに私がいま一番心配しているのは、今後、重税と閉塞感に苦しむ庶民が、より強いリーダー、つまり独裁者を育ててしまうのではないかということだ。・・・官僚の悪行が続くと、私の心のなかでも悪魔の声が高まってきている。「もう官僚を倒せるのは、独裁者しかいないのではないか」と。

「これだけの人材が」のところでは財務省と絡む政治家の名前が挙げられています。谷垣さんも入っています。財務省がなぜ…という疑問が解けました。関心のある方は是非コチラで全文を:http://www.magazine9.jp/morinaga/120711/

[ところで]昨日、NHKのお昼のニュースの後の番組、いつもならここで民放の毎日か朝日に切り替えるところですが、ヨガ帰りで昼食の支度に忙しくテレビはそのまま。
ひるブラ涼!」とかいう番組が箕面の滝道を紹介しています。
そういえば、滝まで行ってないな〜〜なんて思いながら見ていますと、観音寺で富くじをやり出しました。あれ、花畑さんが出てる!

箕面富くじ発祥の地なんですが、ここ数年お正月の富くじは中止になっていました。ところが、3年前から、新しい下のお堂(観音寺)で10月10日に遣ることになって復活したんだとか。
棒の先にとがった釘のようなものがついていて、箱の穴から突き刺して札をとりあげ、書かれた番号で当りかハズレがわかります。
大当たりは大福守(お守り)です。
花畑さんが江戸時代の文書を持ち出して、富くじが描かれた頁を示します。箱の大きさや、「富」の字が書かれているのも全く同じです。
途中から箕面大滝前の中継になり、二人の出演者は今度は川床へ。
京都貴船の川床(かわどこ)をお手本に川床(ゆか)と読ませています。
箕面の奥の止々呂美の名産、柚子にちなんだお菓子や冷菓、お料理も出ていました。
3年ほど前に世界一になった地ビールの黒ビールも紹介されましたし、1300年前から伝わるカリントウのような「モミジの天ぷら」も勿論。

ゆるキャラの「滝の道ゆずる」くんも交通整理に出ていて、箕面名物そろい踏みとなりました。