オスプレイ陸揚中/進む沖縄のヘリパッド工事とWBC

岩国で現在3機目の垂直離着陸輸送機オスプレイが陸揚中。残り9機です。
折りたたんだ形のオスプレイが牽引車に引っ張られて格納庫に向かっています。
ところで、天木直人氏のブログで知ったのですが、沖縄では岩国経由で送り込まれるオスプレイのためにヘリパッド(ヘリポートの大きなもの)の工事が強行されているようです。新聞その他での報道はないということで、私もそのままコピーして載せます。
それと、ついでに「地元紙で知る沖縄」というブログも紹介です。コチラで:http://michisan.ti-da.net/e4101819.html

 私が今最も懸念していることは沖縄の東村高江(ひがしそんたかえ)の
オスプレイヘリパット建設予定地で防衛施設局による強行工事が今月に
なり活発化していることです。


 5年前から住民が座り込み活動をして頑張っておりますが、防衛施設局
は大量の人員とクレーン車を使って、強行に工事を進めております。
 普天間オスプレイ配備と高江ヘリパット建設は一体です。24時間
体制で監視を続ける住民の精神的・体力的な疲労もピークに達しており
ます。


 ぜひこのことを全国に伝えてください。高江で起こっていることを日本
の国民に伝えてください。


 反対活動を続けている住民の方のブログを是非読んで下さい。

 http://takae.ti-da.net/

今朝の「モーニングバード」(テレ朝)ではトップで岩国基地に到着するオスプレイの問題を取り上げていました。
オスプレイ(OSPREY)というのは「みさご」のことだというので、広辞苑で調べてみました。
「みさご=タカ目タカ科の鳥。大きさはほぼトビに同じ。頭と下面は白色。海浜にすみ、海上を飛翔し、急降下し魚類を捕える。北半球に広く分布し、日本でも繁殖。」
オスプレイの日本での飛行計画には沖縄だけでなく関東、東北方面の本土上空(低空)も予定されていますので、「海上を飛翔し」というところは合っていませんが、「急降下し」というところがネーミングの根拠なんでしょう。

番組では、住民の反対で危険なオスプレイの訓練が見直されたアメリカのケースが紹介されました。
上院議員などが軍に働きかけて」ということで、「自国内のことについては米政府は耳を傾け計画を再考、低空飛行訓練計画は大幅に延期」されたといいます。
勘ぐれば、アメリカで住民の反対にあったので、言いなりの日本で飛行訓練ととれなくもありません。
日本の住民の安全は誰が守ってくれるのでしょう。日本政府ではなくて・・・ということを野田総理も森本防衛相も明言しています。
日本は何と情けない国なんでしょう・・・国民がしっかりしなくては・・・
昨日は「政治と絡めないで」と書いたところでしたが、こうも政治が情けないと、新井選手会長を見習ってと私も言いたくなります。

WBC不参加問題:米国のMLB(米大リーグ機構)は、今回の問題は日本のプロ野球コミッショナー選手会との国内問題。コミッショナーからは参加の返事をもらっているので参加を見込んでいるとのことです。これで、政府対国民・住民という脱原発オスプレイ問題と同じ構図が見えてきました。
ところが、モーニングバードの番組では、街行く人の100人のうち52名が選手会に反対=参加しろという意見です。選手会が金銭の取り分でゴネていると誤解している人もたくさんいるようです。これでは、気の毒。
今朝の日経新聞スポーツ欄の真ん中に「選球眼」というコラムがあって島田健という編集委員の署名入りの記事があります。
問題点が分りやすく書いてあり、選手会応援メッセージにもなっていますので、全文、移してみます!

「選球眼」  いびつなWBC ただそう    島田 健 


日本プロ野球選手会が来年3月開催予定の第3回ワールド・ベースボール・クラシックWBC)に参加しない方針を決めたのは、英断だと思っている。


 2006年の第1回大会の概要が発表されたとき、ロゴを含めたユニホームを作成してくれて、各国・地域代表は選手を派遣するだけでいいというので驚いたが、その心はユニホームなどのグッズの権利まで全て、運営会社のWBCIが一手に握るというものだった
 大会のスポンサーに日本企業がなっても、その収入はすべてWBCIに入る。
 一部の関係者は参加に反対したが「形はともかく世界一決定戦という試みには賛成」という王・ソフトバンク監督(当時)などの意見が大勢を占めて参加が決まった。不合理なところはこれから改善していけばいい、と甘く考えていた。TPPも注意!=蛙のつぶやき


 WBCIは米大リーグ機構(MLB)とMLB選手会が設立したもの目的は米国内で頭打ちになった収入を、世界をマーケットとすることによって伸ばすことにある。 そんな営利企業に対して条件の改善を求めても簡単には改たまらない。日本への利益配分は優勝しても13%だった。



 「世界一」にしても春季キャンプ中に開催すること自体ふさわしくないが、米国チームなどは代表辞退が相次いで最強とはいえない布陣、選手たちも完全に調整のひとこまと捉えている。投手の球数制限などそれを表すものだろう。
 世界一という題目に名誉を感じて日本や韓国はベストメンバーで戦ってきたが、米国での関心の低さは驚くほど。シアトルから来日した熱烈なマリナーズファンの米国人男性は「WBCなんて聞いたことがない」と語っていた。


 極端に言えば名前に踊らされてMLBの収入増に貢献していた格好の日本選手これからでも遅くない。選手会には徹底抗戦してほしいと願っているが、どうなるか。(編集委員