◇雨上がりの今朝のバラを撮ってみました。
小出裕章さんのお話は本当に分りやすい。5月18日の「ラジオフォーラム」で放送された内容を「小出裕章（京大助教）非公式まとめ」から一部引用です。
「放射能と放射線の違いは？ ベクレルとシーベルトの違いは？」と聞かれると考え込んでしまうような言葉について、小出さんは素人にも分りやすい説明をして下さっています。
「ラジオフォーラム第１９回」番組での「小出裕章ジャーナル」
【主なお話】
「なぜ放射能は危険なのか、なぜ子どもの生命を守る必要があるのか」
【パーソナリティー】 石井彰（放送作家）、【ゲスト】 纐纈（はなぶさ）あや（映画監督）、【電話出演】 小出裕章（京都大学原子炉実験所助教）<放射線と放射能＞
◆小出
皆さん、放射線というのはたぶん分かってくださると思います。
え〜、例えば病院に行ったりすると、エックス線撮影というのを受けますし、学校でも年に一遍受けたり、入学のときに受けたりするわけですが、そのエックス線とかいうものは、私たちが放射線と呼ぶものの一種です。
で、エックス線のほかに、アルファ線とか、ガンマ線とか、ベータ線とかいう、まあ放射線と呼ぶものがあるのですが、放射能というのは、その放射線を出す能力を意味する言葉で、日本では放射線を出す能力を持っているもの、つまり放射性物質を放射能と呼ぶ場合もよくあります。
＜ベクレルとシーベルト＞
◆小出
ベクレルというのは、放射能の強さの単位、ものには何でも単位がありますね、例えば身長を測るときには１メートル何十センチって測るわけですし、体重を測る場合には何十キログラムとか、どんなものでも単位があるわけですが、放射能に関する単位がベクレル、その放射能から放射線が飛び出してきて、人々が被ばくするときに、その被ばくの量を測るのがシーベルトという単位です。
この後、電球に例えて分りやすい説明が続きます。そして、細胞と放射線の関係、大人と子供の違いについても・・・
◎全文はコチラで：（http://hiroakikoide.wordpress.com/2013/05/18/radioforum-2013may18/#more-5994）
◎今朝の「shuueiのメモ」さんに歌集からの引用で短歌4首が載っていました。引用元：http://d.hatena.ne.jp/shuuei/20130520/1368989518
佐藤祐禎 歌集『青白き光』より
いつ爆ぜむ青白き光を深く秘め原子炉六基の白亜列なる
小火災など告げられず原発の事故にも怠惰になりゆく町か
原発に勤むる一人また逝きぬ病名今度も不明なるまま
原発が安全ならば都会地になぜ作らぬとわれら言ひたき
◆◆今朝の「生き生き箕面通信」さんのタイトルは「日本国憲法は、日本のものでありながら日本だけのものではなかった」です。
昨日の日曜日、よみうりテレビの「たかじんのそこまで言って委員会」は桜井よしこさん(仕切り役でした）を筆頭に改憲派を壇上に並べての憲法問題をとりあげたものでした。憲法学者の竹田氏は事実を述べた上での自説ということでしたが、津川氏の「世界で一番厳しい改定条項」などという間違った前提で話を進める人も。さすがこれには桜井さんや竹田さんが、「もっと厳しいところがある」と否定していました。護憲派も交えて議論をしましょうということで番組は終わりました。一番抜けていた問題が「生き生き」さんで取り上げられている問題だと思いました。コチラで：http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/690399c2c5dc51a5107fefeee904169a
改憲を唱える人たちが自主憲法とか日本の自立とか言いながら、現在の日米地位協定での対米従属の現実にはダンマリなのは、どうしてなのでしょう？ 憲法を変えれば、日本は全ての問題を日本だけで決めることが出来る、日本の軍隊を持てば、アメリカの戦争ではなく日本の戦争ができる、アメリカの戦争にはNOと言って軍隊を出さないこともあり得る・・・と考えているわけではないのでしょう？ 今、日米地位協定の変更をアメリカに迫ることもできないで、憲法さえ変えれば日本は独立したことになる・・・というのは・・・？
一方、護憲派についても、改憲派の人（津川さん？）が、アメリカ反対と言っておきながらアメリカが押し付けた憲法を何で護るんだという疑問を口にしておられました。改憲・護憲の議論は大いに必要だと思います。
改憲反対を恐れてズルズルと解釈改憲をやってきたのは歴代の自民党政権でした。ここにきて、ルールを緩めれば一挙に改憲出来ると、参院選まで突っ走るつもりのようですが、「憲法を国民の手にとりもどす」には、これからの国民レベルでの話し合いも大いに必要だと思います。そのためにも参院選では安倍政権のやり方にNOを示さないといけないんですが・・・
