サッカー日本代表W杯決定!と「自立した個を鍛えよ」(本田選手)

火曜日(4日)の埼玉スタジアムで行われたサッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア最終予選B組の日本―オーストラリア戦。
前半は0:0、後半37分にオーストラリアのクロス気味の浮き球が入って1点を先制。後半日本は終了間際に、本田のクロスが相手のハンドを誘ってPKを得た。本田がど真ん中にPKを決めて同点。勝ち点1を得て、全体で4勝2分け1敗の勝ち点14とし、5大会連続5度目の本大会進出を決めた。同組のオマーンイラクに1―0で勝ったため日本の一位通過が確定。
1夜あけた水曜日のニュースで、大阪道頓堀、グリコの看板の見えるあたりの人出、橋の上から飛び込む人たちも出た騒ぎだったとか。

全員スーツ姿での記者会見。長谷部キャプテンの「2年以上3次予選から戦っての結果なので嬉しいです」という言葉の後、マイクが回って、吉田麻耶選手、地球の裏側に向かって「ブラジルの人、聞こえますか〜」には笑ってしまいました。
夜のニュースウォッチ9ではザッケローニ監督を迎えていろいろ質問を。やはりヒーロー本田のPKシーンは子どもたちに強烈な印象を残したようです。昨日のサッカーの練習は、子どもたちが「PK、やりたい!」と普段は集中しきれない練習なのに、黙々とひたすらPKの練習に打ち込んでいたと感心したようコーチの発言も。


日経新聞スポーツライター阿刀田さんのサッカー記事はとてもユニークで面白かったのですが、最近は武智幸徳という方の署名記事が面白いなと思っています。昨日5日の日経朝刊にその署名入りの記事がありましたので一部移してみます。
ザッケローニ監督のNHKインタビューはこの内容を納得させるものでした。

監督と選手 和の力  ザックJ さらなる高みへ


・・・・これまで仕えてきた監督の中でもザッケローニ監督は「コミュニケーションをとるタイプ」と首相の長谷部は言う。
 「一緒に居る時間が短い中で一つのチームとしての意識を持たせてくれる。カトコトの英語や日本語でまめに話しかけてくれたり日本人と日本を尊重し、理解しようとこころがけてくれる。選手を思いやる気持ちが強い」
 イタリアでビッグクラブを率いた経験を持ちながら、そうした部分を鼻にかけることはない。批判を含んだ安直な日本人論も振りかざさない。
 むしろ、口を開くと出てくるのは「日本の選手育成は素晴らしい」「サッカー大国ほど伸びは鈍化している。日本の成長はこれからだ」「日本は和で勝つことの喜び、グループで勝つことの喜びを知る民族」という礼賛だったりする。
 サッカーをよく知る監督と、W杯や欧州の経験を生かし、自立志向を強める選手たちが絶妙のタイミングで巡り合い、ともに尊重し合いながら高め合ってきたこと。予選突破の理由はそこに尽きる。         (武智幸徳

  <サッカー今後の予定>
〇11日:ドーハ(カタール)でイラクと同予選最終戦
〇15日から:ブラジルでのコンフェデレーションズカップに出場。
〇W杯ブラジル大会は来年6月12日から7月13日まで。

←●今後の課題:一児のパパでもある有言実行の本田圭佑(26)選手のこの言葉を。


(写真は試合当日のテレビ画面、翌日のアンカー、およびNHKのテレビ画面より)