中国憲法と似ている改正憲法案と安倍明恵夫人

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◎昨日の日経新聞朝刊、一面下の「春秋」欄、自民党の改正憲法案についてです。
150年前の11月19日は、あのリンカーン大統領の「人民の人民による人民のための政治」で有名なゲティスバーグ演説が行われた日だとか。
コラムの内容は:日本国憲法の前文にもこの演説を踏まえた考えがある。「国政の権威は国民に由来し、その権力は国民の代表がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する」とされ、起草を指導した米国の押しつけと感じる人もいるかも。だからなのか、自民党憲法改正案にはこの表現がない。そして、連想されるのは中国で高まっている議論だ
ここから先を文字に移してみます:

(中国では)人権や法の支配といった「普遍的価値」を唱える人たちに、保守的な勢力が激しい非難を加えている。「西側の敵対勢力の手先」などと。
そういえば自民党改正案の前文は中国憲法と似ている。かたや、「日本国は、長い歴史と固有の文化を持ち」で始まり、こなた「中国は世界で最も悠久の歴史を持つ国の一つ」で始まる。米民主政治の理想より、中国の政治文化に親しみを覚えるのか……。そんな勘繰りをしてしまうのも自民党内の右寄りの風向きのせいか。

このコラム、ちょっと皮肉っぽく柔らかめの言い方です。私も、安倍政権が望んでいる方向は、実は中国共産党の政治体制、一党独裁で、情報統制、報道の自由や知る権利を制限するなどに限りなく近づいていると思います。同じ考えの人たちにポストを与えて、同じ考えのやり方をアチラでもコチラでも推し進めて、異なる意見を聞こうとしないばかりか排除していく…自由民主党の名が泣きます。
▼ところでその安倍首相夫人の明恵さんの話題です。以前から「家庭内野党」で脱原発とは伝えられていましたが、「日々坦々」さんが記事にしています。その中から、北海道新聞の記事を引用します:

原発輸出やめて」 北海道新聞東京懇話会で安倍首相夫人 消費増税も異議北海道新聞11/13)


 安倍昭恵首相夫人は12日、東京都内で開かれた道新東京懇話会で講演し、安倍政権が進める原発輸出に関して「自分の国で事故がきちんと収束していないのに、海外に売り込むことに対し、私はやはり『どうなんだろうな』と思っている」と否定的な考えを示した。
 その上で「主人にも『今、売り込むべきではない』と意見は言っているが、全然聞いてもらえない」と語り、安倍晋三首相に対して原発輸出に異議を唱えていることも明らかにした。
 昭恵夫人の「家庭内野党」ぶりはこれにとどまらず、首相が決断した来年4月の消費税増税にも言及。都内で自ら始めた料理店の経営の難しさを挙げ、「主人に『小さいところは本当に大変なので、消費税は上げないでください』と毎晩言っていた」と明かした。

「日々坦々」さんによりますと、明恵夫人は、神田に「UZU」というお店を出して、山口県で無農薬のお米作りを始めているそうです。
また、明恵夫人はフェイスブックに≪去年の東日本大震災を機に、私は以前からやりたいと思っていた、無農薬のお米作りに挑戦。今年は2年目になります。今年は少しだけ野菜も作り、沢山の方にお手伝い頂いて楽しい反面、農業がいかに大変かを実感しています。≫と書いています。
農業についても、こう語っています、≪農業を生業としている方々にはとてもとても畏れ多くて語れないんですけれども、土に触れることって人間にとってすごく大切なことで、自然の中にすべてがあるんだろうなと思うんです。人間の力なんか些細なもので、自分たちでいろいろ考えているようにみえても、じつはほとんどは自然に教えてもらっているのではと思うようになりました。≫(現代ビジネス)

詳しくはコチラで:<脱原発」「反増税」「韓国」との友好イベント出席で夫の支持基盤である「ネトウヨ」から総スカンの「アッキー(昭恵夫人)」>(http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-2191.html