「迷った末、細川候補に決めました!」(安部芳裕氏)

あと2時間足らずで9日、都知事選投票日になります。本日2つ目の記事です。

◎先ほど「日々坦々」さんのブログを覗きました。驚いたことに、湯川れい子さんと三宅洋平さんが相合傘!?
読んでビックリ! これは、三宅くん、よかった〜 細川候補と対談したり、積極的に宇都宮さんとの一本化に動いているというのは知っていましたが、最終日にこんな写真が見られるとは!
コチラのブログで<三宅洋平氏が細川陣営で「チャランケ演説」!湯川れい子氏が「形振り構わず脱原発で政界の中央に大きなショックを与え得る元総理が二人立ってるんです」と反論?!>(http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-2239.html
(写真は2枚とも「日々坦々」さんからお借りしました)
◎お二人の街頭での応援演説の後に、安倍芳裕氏のツィッターの文章が掲載されています。
同じ脱原発で宇都宮候補と細川候補の間に入って迷っている方、細川氏はいいとしても応援している小泉氏の悪行?を考えるとそう簡単に細川に一票は無理と今も思っている方、是非、6日付で取り上げた<宇都宮さんと心に決めている方、迷っている方に、「今、戦時の危機感を!」(舩橋淳氏)>http://d.hatena.ne.jp/cangael/20140206/1391636698)と合わせて、安部氏の迷いの末の決断も読んでみてください。そして、明日は、脱原発への一歩をぜひ東京から!
安部氏の文章、全文以下にコピーです:

@abe_yoshihiro 安部芳裕 2月9日  GO!都知事


都知事選】細川護熙候補を応援します。


都知事選について、これまで誰を推すか明言してきませんでした。
ツイートを見ていればだいたいわかるとは思いますが、ずっと迷い続けてきました
ですが投票日も目前となったので、ここに記しておきます。


 私は全国各地を講演して回っています。それは民衆が賢くならないと良い社会はつくれないと思うからです
民衆をバカにしているわけではありません。メディアが情報を恣意的に操作・捏造している中で正しい判断は難しいからです
正しい情報を得れば、正しく判断できるはずだと思っています


講演に行くと、安部さんの目指す「理想の社会」とは何ですか?とよく聞かれます。私には理想の社会はありません。
「理想の社会」は各々が追求するべきもので、誰かが「これが理想の社会だ」と押し付けるものではないと思うからです。
ただ「命を守る」ことは万人に対して共通する利益であり、「弱者を犠牲にして成立つ社会」は間違っていると思っています
原発や戦争は、「命を失う」ものであり、「弱者を犠牲にして成立つ」ものなので、これを認めることはできません


私は十年以上前から、もうすぐ経済危機が起きて、そのあとは戦争の時代になると公言してきました。
残念ながら、その予想のままに時代は進行しています。
秘密保護法や国家安全保障基本法は、まさに日本を戦争できる国にするための法整備であり、原発はエネルギー問題ではなく、いつでも核武装できるために材料を確保する装置です。
だからこそ、高コスト高リスクでも手放したくない。それが政府の本音でしょう。

しかし、原発は安全保障上何も役に立たない。逆にいざ実戦となれば最大のウィークポイントとなる自爆装置です。
歴史認識靖国参拝で、安倍政権は日本を孤立化させています。
しかし、極右的な支持層を持つ安倍首相にとっては、中国・韓国を挑発することによってしか支持を維持できない。
このままでは、いずれ衝突することは避けられない。

今は安倍首相の暴走を止めることが最優先であると思います



そこで都知事選です。辺野古のある名護市長選では基地移設反対の稲嶺氏が勝ちました。
これは自民党にとって大打撃です。
政治家にとって選挙は何よりも大事。
都知事でも舛添氏が敗北すれば、責任問題になって、安倍路線の見直しが始まるかもしれない。
少なくとも慎重にならざる負えない。
逆に舛添氏が勝てば、「民意を得た」として暴走は加速するでしょう。


候補者として最も素晴らしい人物は宇都宮氏です。政策も申し分ない。心から尊敬できて、ゆくゆくは首相になってほしいと思います。
でも、選挙に勝てるかと言えば、その可能性はとても低い。本人も選対も頑張っていますが、300万票を超える支持を得るには時間がかかります。
選挙に勝てなければ、どんな素晴らしい政策も実現できない。
仮に勝てたとしても、自公が大半を占める議会が、宇都宮氏の政策を認めるはずがない。
これをどう打破するか、その戦略は聞いたことがありません。

細川氏は、正直、不安だらけです。
人が悪くないことはわかりますが、20年近いブランクはとても大きい。
政策も宇都宮氏と比べれば心許ない。しかし、それでも舛添氏に勝てる可能性がある候補は、細川氏しかいないのが現状。


この選挙ですべてが終わるわけではない。選挙に負けても反対運動は続けていく。何があろうと歴史は続くのだ。それは勿論そうです。
ただ、機を逸すれば取り返しのつかない事態が起こることも考えてほしい。
再稼働されてまた原発が事故を起こしたら…。
中国との戦争が起こり、原発を標的にされたら…。
虐殺・拷問・強姦など日常になる世界になったら…。
国家権力が暴走しだしたら、非力な個人がどんなに頑張っても止められるものではないことは歴史が証明しています
今がその分岐点にあると思っています
だから私は細川氏を応援します。
長年、小泉氏を批判しておきながら、小泉氏の力を借りなければ、どうにもできない自分自身の非力を恥じながら。