「思い出のマーニー」(映画)とカマキリ


月曜日、午後、夫がかねてから行きたいと言っていたジブリの映画を見に、暑いので車を出しました。「今日は母の俳句の日で千里へ出かけているので、父が一人なんだけどな〜」と、車に乗り込んで発進してから私が。夫がしばらくして「じゃ〜やめとこ」と最初の曲がり角で引き返して家に戻りました。何もなければ何の用事もないのですが、解っていて出かけるのは、何かあった時たしかに嫌なもんですので、じゃ、またにということに。帰ってから父を誘ってお茶にすることに。それで、昨日、出直しの映画鑑賞に出かけました。
米林監督の作品です。自然の描写が飛び切り美しい映画になっていました。
なかなか複雑な仕掛けの内容で、少女の心の再生が描かれます。
北海道の自然と古い洋館、ゆめかうつつか…少女の体験するひと夏の物語です。
前の席の女の子が両手を挙げて伸びをしていました。
子どもさんたちにはちょっと難しいお話だったのかも…と思いました。

映画館を出て道路をまたぐ萱野三平橋を渡って山の道具を売っているモンベルに行く途中、映画の話になりました。
子どものころに、自分は愛されている丸ごと受け止めてくれる親がいると自覚できることは大切ね〜という話になりました。「橋の下から拾ってきた」と親が何気なく言った言葉を二人の息子が本気にして話し合ったことがあったとつい最近聞かされて驚いたことがありました。親は「そうではないから」こそ軽い冗談のつもりで言っても、子どもにとっては「自分は本当は拾われてきたのかも・・・」と考えるものですね。私たち3姉妹も大人になって、それも最近、それぞれが自分だけは本当の姉妹じゃないと思ったことが一度はあったと知って笑ったものです。
月曜日の俳句の席代は『茶』だったとか。母の句からです。

   ・迷っても詮無いことと麦茶飲む

   ・ていねいに布巾をさらす終戦

   ・ナス漬けて焼いて今日も主婦でした




今朝庭に出てみると、椿の木の根方に植わっている龍の髭にたくさんの白い穂が出て花が咲いています。

カメラを向けていると何やら動くものが。緑色のカマキリです(写真中央左向き立ち姿)。
正面のスノーボールの方には一回り大きくて少し黄色味を帯びたカマキリ(右向き)がいました。
そうそう、ベラドンナリリーにもう一つの茎が立ち上がってツボミをつけています。
先に咲いたほうは、先ほど数えたら14個の花をつけて、咲き終わったのから今が盛りの花、ツボミと三段階です。