火曜日の新聞記事からアレコレ・・・

一昨日、チャイムが鳴って黒いTシャツに野球帽を被った若い男性が名前を名乗ります。確か、次男の友達と思って、「はい、出ます」と玄関の戸を開けて出てみると、「僕、○○(苗字の略)さんの友達のTです」に、「△△(次男)のよね」「はい」。「連絡を取りたいので…中へ入っていいですか?」と言われ、小雨が降ってるのに気づいて、「どうぞ、どうぞ、よく訪ねて来てくれたわね」と。
紙と鉛筆を持って出て、彼が自分の携帯番号を。「今、どうしてるの?」「僕、しばらく病気で、今、やっと全快して、芸術関係の事を・・・」「そう、今どこにいるの」「千里のマンション」「お母さんはお元気?」「数年前、胆のうがんで手術をして今は元気だけど、あと何年と限られていて、家族で納得して暮らしています」「一緒に?」「いえ、別に千里のマンションで」「そう、大変ね、でも、ガンでも治る場合があるから・・・」と言いながら、息子のケイタイの電話番号を書いて渡しました。「○○さん、結婚してるんですか?」「してないのよ、貴方は?」「僕も」。外に出て、止めていた車に乗り際、「今度お土産持ってきます」と。ついこの間、T君の家の前を通って表札が変わっているのに気づいたところでした。
夜、やっと連絡の取れた沖縄の息子に話したら、「そう、珍しいな〜。最後に会ったのは、学生の頃で、音楽のことで。その頃、確か、鬱で引きこもってた」「そう、じゃ、治ったので来てくれたのね」「そうか、治ったんやな〜」と。長い道のりだったんでしょうけど、治ったんですね、よかった。よく思い出して来てくれたと思います。
写真は、残していたワインのコルク栓の中から絵が描いてあるものに、水彩色鉛筆で色を付けました。母に「またこの辺に飾るんでしょ」と言われ、「それは良い考え」と飾ってみました

昨日は、風邪気味でヨーガは欠席。雨の一日、父も午後からはリハビリ。母が、コーヒーも呼ばなくていいからね、とゆっくりした一日、風邪薬を飲んで家でじっといましたが、10日(火曜)の日経新聞記事を並べてみました。
小林節氏の新党設立や、オバマ大統領の広島訪問が決まったり、北朝鮮の党大会など大きなニュースもありましたが、負けないくらいコチラも大きなというか重大ニュースでした。(小林新党の扱いは小さいものでしたが)
◆まず、気象庁熊本地震の予測について、「最初より規模の大きな地震が来るなんて、過去の経験則に当てはならない地震」だと気象庁地震津波監視課長の青木元氏(51)。『東日本大震災を教訓に強化されたはずの日本の地震防災が再び「想定外」の事態に直面』。(シリーズの1回目です)
◆つづいては、「伊方原発1号機廃炉」のニュース。
「40年近く経って、安全対策費用がかさむうえ、規模が小さいため」とか。
東日本大震災以来、福島原発以外で、廃炉は伊方1号機で6基目。
廃炉作業は30年かかる見通しで、必要な費用は407億円。
内360億円は引き当てており、残る費用は10年間で分割して賄う。
一方、今年夏にも再稼働予定の伊方3号機は、運転開始から20年余り。
原子力規制委員会の審査に合格するための追加工事費用もあまりかからず、出力も89kwと1号機(56万6千kw)を大きく上回り、再稼働した場合の年間の収益改善効果は400億円近くに上る」
関西電力の高浜原発1,2号機も運転開始から40年を超えるが、出力が80万kwを超えるので、収益改善効果が大きいとみて、規制委の審査を経たうえで再稼働を目指す。電力各社が投資と利益を比較検討した結果、大型の原発が残り、小型で古い原発が淘汰される傾向が強まりそうだ。」
◆「1954年の米国による太平洋・ビキニ環礁での水爆実験の際に周辺海域に居た元漁船員やその遺族ら45人が9日、国家賠償請求訴訟を高知地裁に起こした。被曝に関する調査結果を日本政府が長年開示せず、米国への賠償請求の機会を奪われたなどとして、元船員1人当たり200万円の慰謝料を求めている」

▼ビキニ水爆実験<米が見舞金で政治決着>

米国は1954年(S29年)3〜5月、6回にわたり太平洋のマーシャル諸島ビキニ環礁などで水爆実験を実施、放射性物質死の灰」が広範囲に降り注いだ。3月1日の実験ではマグロ漁船、第五福竜丸の23人が被曝し、半年後に無線長、久保山愛吉さん(当時40)が死亡。日本で反核世論が高まる契機となった。保障問題は55年、米が日本に見舞金200万ドルを支払うことで政治決着。第五福竜丸の船員に分配されたほか、各地の漁業損害の補償などに使われた。


◆この記事の真下にあるのが、「福島第一原発事故直後、放出された放射ん性物質の影響で、最悪の場合、東京での被曝線量が「数週間で100ミリシーベルトかそれを超える恐れがあるとの予測値を他の米高官らに示していたことが9日までに分かった。」
◆そして、政治面の小さな記事。
核のゴミの最終処分場に関する自治体向け説明会が10日から全国で開かれるというニュース。「10日の説明会は大阪府兵庫県で開く。今後、福島県を除く各都道府県で開く予定。」
経産省は事業主体の原子力発電環境整備機構(NUMO)と、全国9都市で最終処分に関するシンポジウムも開く。
処分地選定はNUMOが公募で進めてきたが、昨年5月、国が前面に立ち進める方針に転換した。」
今朝の日経(地方面)では、10日に開かれた大阪と兵庫の説明会の記事が。

「年内にも処分地としてふさわしい地域を示した『科学的有望地』を提示する方針。午前に大阪市内で説明会、20人参加、午後から神戸市で21人が参加。いずれも経産省が昨年7月に取りまとめた最適な電源構成(ベストミックス)で原発が30年度に約2割を占めていることに言及。核燃料の処理方法を示し、港からの近さなどが最終処分場の有力地の要件になるなどと説明した。」
◎自然は予測がつかないと、気象庁はお手上げ状態の今の日本。なのに、老朽化原発でも大型のものは採算が合うからと再稼働を目指すという。原発放射性廃棄物はばら撒かないのが鉄則と聞いたことがありますが、全国に引き受け手を求めて拡散する方針。今も放射性物質の混じった空気や水が放出されている日本。もうみんな鈍感になっているのか、あるいは、見て見ぬふりなのか・・・原発、反対、再稼働、反対!