タイ人少年「日本に居させて」と柿とハングル

◎昨日紹介した「特別な1日」さんが次のキャンペーンを。

キャンペーン ? 入国管理局: タイ国籍の少年、ウォン・ウティナンさんに特別在留許可を! ? Change.org

★ぜひ訪ねて署名を!コチラです:
https://www.change.org/p/%E5%85%A5%E5%9B%BD%E7%AE%A1%E7%90%86%E5%B1%80-%E3%82%BF%E3%82%A4%E5%9B%BD%E7%B1%8D%E3%81%AE%E5%B0%91%E5%B9%B4-%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%B3-%E3%82%A6%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AB%E7%89%B9%E5%88%A5%E5%9C%A8%E7%95%99%E8%A8%B1%E5%8F%AF%E3%82%92?recruiter=629365820&utm_source=share_petition&utm_medium=twitter&utm_campaign=share_twitter_responsive

◎「弁護士ドットコムニュース」から:(https://www.bengo4.com/kokusai/n_4841/

「生まれ育った日本にいさせて」タイ人少年「退去処分」取り消し請求認められず



ウティナン君(左から2人目)
日本で生まれ育ったタイ人の少年らが、入国管理局の退去強制処分の取消しを求めていた訴訟で、東京地裁は6月30日、少年側の請求を棄却する判決を下した。少年側は「判決は不当だ」として控訴する方針。


●「在留特別許可」が認められず


この少年は、山梨県甲府市の高校2年ウォン・ウティナン君(16)。2000年に甲府市で生まれたが、タイ人の母親が不法滞在であることなどから、小学校に通わなかった。その後、甲府市の人権団体から日本語の学習支援を受けて中学校に編入し、日本の学校生活にも慣れた。


ウティナン君は2013年夏、東京入国管理局に「在留特別許可」を申請したが、2014年に退去強制処分を下された。ウティナン君と母親は2015年、国を相手取って、処分の取り消しを求めて提訴した。現在は、一時的に入管施設の収容から解放される「仮放免」という状態がつづいている。


●ウティナン君「タイに居場所はない」


東京地裁の岩井伸晃裁判長は判決で、入国管理局が在留特別許可を与えず、退去強制処分を下した処分について、「裁量権の範囲の逸脱や乱用は認められない」として、ウティナン君側の請求を棄却した。


判決後、ウティナン君は東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を開き、「十分覚悟していたが、動揺している」と心境を語った。「日本は母国で、タイに行っても知っている人や居場所はない」「このまま日本にいさせてください」と訴えていた。
(弁護士ドットコムニュース)


◎古い話になってしまいましたが、2週間ほど前、唐池公園の途中に家があるSさんが、甘柿を持ってきてくださいました。
駅向こうに住む弟さんとご主人が二人で木に登って取ったという柿の実です。以前、おいしそうな鈴なりの柿を見て、夫がおねだりしたことがあります。それから柿のシーズンになると届けてくださいます。まだ、もう一回取ることになっていると聞いたので夫に伝えたら、土日の山行から帰った5日の月曜日に取りに行くからとSさんに頼んでほしいと言われ、お電話して月曜日に取りに行くことになりました。
月曜の朝、Sさんの方から電話があって、歯医者さんの予定があるので、今から届けに行くとのこと。自転車で箱に入れた柿を3〜40個も持ってきてくださいました。一緒に立派な葉月大根も。
一回目に頂いたとき、少し立ち話になって、「何かやってらっしゃいますか?」と私より4つほど年長さんのSさんに尋ねると、「韓流ドラマを見て、それからハングルを」と。「じゃ、このところ毎日のように韓国のニュースをやってるので、わかりますか?」と私。「いぇ〜とんでもない。でも、単語で、ときどき、分かるのがあると嬉しい」と。
いつも我が家の渋柿を届けるご近所のKさん。同じ申年生まれで学年1つ先輩ですが、このKさんも、韓流ドラマにはまって、それからハングルと同じコースです。小学校の先輩で柿とハングルと3つ重なって、ご近所なので面白いな〜と思っています。
先日見たETV特集で、夏目漱石が、韓国と中国を訪ねて記事を書いていたというので姜尚中さんがその足跡を訪ねていました。姜尚中さんは、中国語も通訳を通さず話しておられるようでしたが、日中韓のこの三国の昔からの縁と、近代化を通して生まれた軋轢、そして、今、それを克服する過程にあるとしたら、ご近所の私の知り合いのお二人がハングルを学んでおられるのは、その証かな〜と思いました。隣りどうし、もっと仲良くなれてもよいのにと思います。日本が中国や韓国から得たもの、そして、その後、日本が中国や韓国にしてきたこと、そして今、フリーハグのような活動を日本と韓国で始めている若者もいる。柿を頂いた上になんだか一寸うれしい気持ちになれました。
◎そしたら翌日だったかに、日中韓の賢人会議があったという記事が新聞に。こんな会議があるんですね〜 WEB版をコピーです:(引用元:http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM05H27_V01C16A2MM0000/)

日中韓「世界安定へ関係強化」 賢人会議で福田元首相
2016/12/5 10:55


 日中韓の経済、政治、学術分野の有識者が集まり協力のあり方を話し合う第11回「日中韓賢人会議」(日本経済新聞社、韓国・中央日報、中国・新華社主催)は5日午前、静岡市内のホテルで本格議論に入った基調講演した日本団長の福田康夫元首相は来年1月のトランプ次期米大統領の就任などで国際情勢が不安定化するリスクを挙げ「そうした事態に備え、3カ国が安定した関係を築くべきだ」と訴えた。

←全体会合が開かれた日中韓賢人会議(5日午前、静岡市清水区


 福田氏はトランプ氏の当選は有識者らの事前の予想を裏切るものだったとしたうえで「今後の政策の方向を予想するのは難しい」と指摘。「東アジアの我々が動揺したり、ひるんだりしてはいけない」と話した。
 中国団長の曽培炎元副首相は反グローバル化の機運に警鐘を鳴らした。「北米や欧州に比べて遅れている東アジアの域内経済統合を進めれば、世界経済発展の新たなエンジンになる」とし、日中韓自由貿易協定(FTA)の早期実現を求めた。
 韓国の李洪九(イ・ホング)元首相は核ミサイル開発を進める北朝鮮が地域に核戦争の脅威をもたらしていると強調。「日中韓に米ロを加えた国々で協力し、北朝鮮を地域協力に引き込むための外交努力が今こそ必要だ」と述べた。