『漢詩2首』と「日本の自殺率6位」と卓球世界選手権(平野みう銅メダル)

◎夫が先日山へ行くメンバーの中に以前ブログで漢詩を紹介させていただいた方の名前がありました。聞いてみて、と頼んでいたら、早速、メールで夫に3作品を送ってくださいました。ありがとうございました。
プリントアウトしたものから2つの作品(2首と呼んでいいのでしょうか?)をご紹介です。【詩意】は書き移しました。


【詩意】 NHKスペシャルで「ばっちゃん」の放送を見た。広島県の82歳の中本忠子さん(元保護司)は、30年来貧困の子や親、遺棄された子に自宅を開放し食事を与えている。
飢えると女の子は体を売り、男の子はカツアゲするという。少年たちは心を開放し安心できるところを得ている。非行に走ってしまった子も「ばっちゃん」を悲しませたくないから、将来きちんと生きようと努力の姿も見えてきている。互いの心をつなぐのはまさにこの女性の慈しみの行動があるからだ。単に美談として済ませられる問題ではないがこの行動には頭が下がる。

(◎この番組は覚えています。「ばっちゃん」の子供たちとの接し方が素晴らしいと思いました。腕に入れ墨をした母親にも意見しておられましたね。きっと人としての懐が深くて広いのでしょうね)


【詩意】 今学校では、児童が 貧困や差別 競争の中で 苦しい状態に置かれているところが多い。 ところがその中にあって ある学校では 学校全体で 生活綴り方の指導(作文教育)を通して 素晴らしい実践をしている。 教師が児童の作文を 内心に寄り添いながら丁寧に読むことにより 実態に迫る。それが子供に生きる希望を与える基礎となっている。文集作りを通して 児童どうしまた教師どうし 互いの交流を深め 分かり合えることを重視している。競争よりも交流を主眼にした温かくて潤いのある学校である。 学級崩壊も治まり 学習意欲のなかった子も勉強しだしたということである。


漢詩を朗誦というのか吟唱というのか節をつけてお腹から声を出して吟ずるとまた趣があっていいのでしょうね。
どちらの詩も今の子供の世界について詠われています。
ところで新聞(日経)の切り抜きは5月30日のものですが気になっていました。

日本の自殺率6位、若年層ほど深刻 政府が17年版白書
(写真の記事の続き)


 警察庁の統計によると、16年の自殺者数は前年比2128人減の2万1897人で、7年連続で減少し、22年ぶりに2万2千人を下回った。内訳は男性が1万5121人、女性が6776人。


 日本の自殺死亡率は低下しているものの、国際的には高い水準にある。世界保健機関(WHO)の統計に基づき、13年以降で比較可能なデータがある国・地域を対象に厚生労働省が算出した統計によると、日本の自殺死亡率(14年)は19.5人。30.8人のリトアニア(15年)や28.5人の韓国(13年)などに続きワースト6位となった。特に女性(11.7人)はワースト3位だった。


 白書では特に若者の自殺が深刻だとして、若年層の自殺と事故の死亡率を先進7カ国で比較した。
 日本の15〜34歳の自殺死亡率(14年)は17.8人となり、事故による死亡率(6.9人)の約2.6倍に上った。英国は事故(12.1人)が自殺(6.6人)の2倍近くになったほか、米国やフランス、ドイツ、イタリア、カナダの6カ国はいずれも事故が自殺を上回った。

◎生きる希望が持てる社会、未来に希望が持てる世の中にするのは大人の責任ですね。
◎将棋では、中学生プロ藤井聡太4段(14歳)の快進撃、20連勝でしたね。ドイツでは卓球の世界選手権、日本勢が大活躍。



金曜日の夜、17歳の平野美宇(みう)選手と世界ランキング4位との対戦をライブで見ていました。第3戦は18対16の手に汗握る展開でしたがストレートで勝って48年ぶりのメダル確定!
翌土曜の相手は石川佳純(かすみ)(24)を破った世界女王の丁寧選手。さすがに本気を出した丁寧選手は強い!平野が勝てたのは1ゲームだけで負けました。銅メダル、おめでとう!吉村真晴と石川佳純の混合ダブルスは競り勝って金メダル!これも48年ぶり。おめでとう

それより以前の木曜日には13歳の張本智和選手が卓球界の第一人者水谷を破る大番狂わせの快挙。コレにはビックリ!!昨日も勝って史上最年少で8強入りとか。 今どきの中学生はすごいですね!
フランスでは錦織圭さんも頑張っています。体操界やフィギュアスケートでも若い人たちが大活躍。日本は、選手層の厚さと新旧のバランスがよさそうです。政治も頑張れ!(写真は、金曜日、シンガポールのフォン選手との試合に勝って48年ぶりのメダル確定した時の平野選手)