(2つ目です)
◎日本は本当に独立国なのか…日本のことを日本人が決めることは出来るのか?
12日、翁長沖縄県知事さんのやるせない思い・・・
「日本の独立は神話」=オスプレイ飛行容認を批判−沖縄知事
8月12日 時事通信
沖縄県の翁長雄志知事は12日、那覇市で開かれた名護市辺野古での米軍基地建設に反対する集会で、米軍の輸送機オスプレイの飛行開始を政府が容認したことについて、「米軍が運用上必要と言えばすぐに引き下がる。日本の独立は神話と言わざるを得ない」と批判した。
この後、翁長氏は記者団に対し、「残念ながら(日本には)自己決定権がない。大変やるせない」と語った。 (了)
◎北朝鮮とアメリカの間での挑発合戦に、各国は? 日本は? トランプ発言に「完全に一致」?? 戦争放棄の憲法を持つ日本が言うべきことがあるでしょうに、役割放棄でアメリカ隷従??? 日本人の誇りは?
内田樹さんがリツイート
つしまようへい @yohei_tsushima 8月12日
このやばさを日本国民は自覚したほうがいいと思う
メルケル「米国と北朝鮮の対立に軍事的な解決策はない」
中国外務省「関係各国には言動を慎むよう望む」文「朝鮮半島で戦争は容認できない」
安倍「トランプ大統領と完全に一致」小野寺「存立危機事態にあたりうる」
◎そして、日本の現実は・・・
内田樹さんがリツイート
マッキ世も末(アベと麻生は学歴もペテン) @akhila7 8月10日
これを在日特権と言わずしてなんとする、糞ウヨども
◎ちょうど「世相を斬る あいば達也」さんのブログが「●“身も蓋もなくなる話” 敗戦国日本はいまも健在、半分主権国家 」というタイトルで矢部浩二氏の新しい著作の紹介を。矢部浩二さんといえば数年前「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」を出されて、モーニングショーの玉川徹氏のコーナーで取り上げられたこともありました。
知ってはいけない 隠された日本支配の構造 (講談社現代新書)
- 作者: 矢部宏治
- 出版社/メーカー: 講談社
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◎ブログを訪ねて読んでいただければいいのですが、前半、矢部氏の紹介に至るあいば達也氏の嘆き節の一部を引用してみます:
矢部宏治氏著作の『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』は、薄々理解していた日米関係の強靭な裏条約のようなものを、米国公文書など情報の裏づけ付きで、整理整頓して、読者に気づきを促している。矢部氏が書いているように、6,70歳を過ぎて満足な人生だと思っている場合は読まない方が幸せかもしれない、筆者もそう思う。気鋭の憲法、国際政治学者諸氏も、憲法論議が根こそぎ馬鹿げた行為のように思える日米関係の事実を知ることは、兎に角、とても痛い出来事である。
このような事実関係を認めてしまうと、日本に国会があることも馬鹿げた事実になってしまう。司法機関にも同様なことが言える。戦後の日本と云う国は、安保関連と国際関係をつかさどる権利をはく奪された、見せかけの独立国家だということが言えるのだろう。まぁ、多少の自治は認めてやる準国家と云う位置づけなのだろう。民間の国民や外国人に対する自治は認めるが、米国占領に関わる部分の決定権は、現在においてもアメリカに存在すると云うことだ。
つまり、日本の外交防衛(日米安保・日米地位協定)の主権は米国にあり、日本にはないとうことだ。無論、表向きは日本政府が独自の判断で意思決定した上で行動しているように見えるように設えてある。日本国にあるのは、“国政”のみと言って良いだろう。外交安保はアメリカの差配及び官僚行政の忖度で実行されていると云うことになる。考えてみると、アメリカは、敗戦国である日本を支配する形態を徳川幕府に学んだようだ。 <中略>
考えてみると、アメリカの主権で生きていると云うことは、アメリカの国際支配の枠組みの駒になるわけで、生かすも殺すもアメリカ次第だ。ただ、今まではアメリカに余裕があったので、生かさず殺さずの支配下にあったと認識して良いだろう。しかし、アメリカに余裕がなくなったらどうなるのか、まだ、誰も経験したことのない事柄が出現すると云うことになるわけだ。トランプのような大統領が生まれたことは、そのような時代が近づいていることを示唆している。
アメリカも、国務省と国防省の意見衝突は日常茶飯事で、本質的なアメリカのあり方についても、イデオロギー的な対立が存在している。国防省或いは駐留米軍にとって、朝鮮戦争の最中に得た、世界に類を見ない超優遇環境の日本における駐留は竜宮城のようなものなので、手放すなど狂気の沙汰だと信じている。何度となく、国務省側が、世界標準と比較して、常任理事国としての矜持に欠けているのだから、改善すべきだと意見しても聞く耳を持たない。この対立に、積極的に関与したアメリカ大統領は誰もいない。唯一、アイゼンハワー大統領が、軍産複合体が将来のアメリカにおける最大の脅威だと言った程度のものである。<後略>
◎この後、矢部浩二氏の著作の紹介になりますが、漫画がたくさん引用されていますので、その中からいくつかコピーです。
全文はコチラで:http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/627764e00cf750fc0739ffd41f035a30?fm=rss
●矢部浩二氏の前作を取り上げた蛙ブログ:
2015-01-11
・そもそも総研「日本国憲法はすでに”死んでいる”!?」
2015-01-23
・9条の理想主義、たどってみれば・・・の前に(鳩山・矢部対談)
2015-04-28
・憲法九条二項問題とは(矢部宏冶著「日本はなぜ・・・」最終章2-1)