金曜デモと『働かせ改革の欺瞞』（「特別な１日」さん）

３月３日はお雛祭り。昨日朝、生協さんのトラックが到着。先週注文したものが届いて、一部家の玄関に持ち込んで外に出ると、お向かいさんが華やかな花束を抱えて「貰ってくれない」。びっくり、息子（整体師）さんか娘さん（和食店の女将）のところでもらったお花のようです。喜んで有難くいただくことに。早速、新しい九谷の八十吉さんの花瓶に突っ込むことに。ピンクのユリの香りが辺り一面漂い始めました。
前日の２日金曜日は、今月最初の金曜デモの日、いつものように「特別な１日」さんのブログからです。今回のタイトルは「『働かせ方改革の欺瞞』と『0302再稼働反対！首相官邸前抗議』と『0302国会前抗議』」です。（http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20180302/1519991255）

◎まず、安倍さんが、裁量労働制拡大を引っ込めたことに対して：

さて　今週木曜日　安倍晋三が『裁量労働制拡大の今国会への提出を断念する』と表明しました。根拠となるデータが間違っていたのですから当然です。

今まで　秘密保護法、安保法制と十分な議論のないままの度重なる強行採決で押し通されてきました。今回初めて押し戻すことができたわけです。やはり、声を挙げないとダメ、ってことです。声を挙げても通らない時はありますけど、知らんぷりや政治家にお任せじゃ可能性はゼロ。政府や金持ちは国民から金をかすめ取ることしか考えていないのですから、やはり納得いかないときは声を挙げなければダメなんです。

◎これで安心ではなくて、注意すべき２点。
SPYBOYさんによりますと、一つは『残業時間の上限100時間/月』。もう一つが『残業代ゼロ＝高度プロフェッショナル制度』。この二つが国会に上程されようとしているのだそうです。詳しくは是非ブログを訪ねて読んでみてください。こちらでは大まかに結論だけ。
一つ目は、『過労死ラインが月８０時間と言われていて、現状でも80時間を超えると労基署から指導が入りますから、上限の意味を為していません』。
二つ目は、『前回の提案では省令ではなく法律の中で約1000万という年収要件を謳っていましたが、経済界の本音は『将来は年収400万まで引き下げたいい』というのが狙いです。政府もそういう意図がある発言をしています（下記参照）。将来　拡大されるリスクは確かにあるんです。それなら今つぶしておいた方が良いじゃないですか。』
「また裁量労働と違って、高プロは労働時間や休日、夜間労働などの保護規制が適用されませんから、恐ろしい制度であることは間違いありません。」
◎ここで、「今回のデータ欺瞞を明らかにした上西法政大教授が作成した『働き方の違いによる労働時間の規定の表が紹介されています。私もツイッターで拾っていた図ですので、そちらをアップしてみます：

内田樹さんがリツィート
Mitsuko_Uenishi‏
@mu0283　3月1日
「裁量労働制」を報じようと準備していたメディアの皆さん、急展開で大変かと思いますが、「高プロ」は「裁量労働制」よりさらに規制緩和を徹底したものなので、政府が撤回した裁量労働制の理解を広めることは無になりません。間に合えばこちらの図もご自由にお使いください。

◎大事なのは、政府に要求したのは経済界だったということ。つまり生産性を向上させるためには経営努力じゃなくて、労働者をいかにただ働きさせるかで解決しようとしていること。それに政府がのっかって法律を作ろうとしていること。SPYBOYさんのブログでは詳しく書かれていますので是非そちらで（職能給と職務給の違いなども）。要は、「経営側がやるべきことをやらないで労働者につけを回そうとするなんて、とんでもない話です。働き方改革なんかやっても日本の生産性は高ませりまん」ということです。