「竹田恒泰氏の控訴審判決、山崎雅弘氏全面勝訴」とNHK「東京パラリンピック開幕も自宅療養者が急増の危機的状況」ほかアレコレ

◎山崎氏が明治天皇の玄孫を自称する竹田恒泰氏から訴えられた裁判の二審の判決が昨日言い渡されました。内田樹氏が支援の責任者になっておられました。

 
 
 
@TomoMachi
 
これは重要な判例
引用ツイート
 
@jijicom
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ツイッターで「差別主義者」「いじめの常習者」などと指摘されたのは名誉毀損だとして、作家の竹田恒泰氏が紛争史研究家の山崎雅弘氏に550万円の損害賠償と投稿の削除などを求めた訴訟で、「各ツイートは公正な意見論評の表明」と、竹田氏側の控訴が棄却されました。

◎竹田氏は、最近私は見なくなりましたが、読売テレビの「そこまで言って委員会」では聞くに堪えない差別発言を繰り返していました。山崎氏が竹田氏の発言を差別発言だとツィッターで論評することを司法に持ち込んだのは竹田氏の側でしたが、一審に続いて東京高裁でも山崎さんの全面勝訴ということです:

 
 
 
山崎 雅弘
 
@mas__yamazaki
 
先ほど、代理人弁護士の佃克彦さんより連絡がありました。 竹田恒泰氏が私に対して起こした裁判の控訴審判決が、東京高裁で言い渡されました一審に続き、こちら側の全面勝訴でした。 ご支援いただいた皆様、ありがとうございました。詳細は改めてご報告します。
 

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@levinassien
 
控訴審がどのような文脈においてなされるものか
お知りになりたい方は、こちらをご覧ください。

 地裁判決について僕から申し上げることは、これが「きわめて常識的な判決」だったということに尽くされます。

ある人を「差別主義者」と呼んだことの当否を決することは少しも難しいことではありません。「自分は差別主義者ではない」ことを証明すれば済むことです。原告自身が隣国との宥和や在日外国人の権利擁護を訴えたテクストを証拠として提示すれば済むことです。あるいは原告の保護や支援によって差別主義的な迫害や攻撃から「守られた」と証言する人を連れてくれば済むことです。でも、原告はそれをしませんでした。

    山崎さんがくわしく調べて証拠として提出した通り、原告の発言履歴には隣国人へのいわれない罵倒はあっても、彼らを擁護する語はありませんでした。

🔲内田氏のツィッターでこの裁判について、まとめて連投されていますので並べてみます:

 
 
@levinassien
 
 
竹田恒泰控訴人による山崎雅弘さんへの控訴審判決がさきほどありました。控訴審も完全勝訴でした。いくつかの点では原判決よりさらに踏み込んだものでしたので、120%勝訴とご報告してよいと思います。 ご支援くださった方に感謝申し上げます。詳細についてはのちほど。
・このあと佃弁護士による記者会見が東京地裁の司法記者クラブであります。山崎さんと僕は短いコメントを寄せております。明日望月衣塑子さんによる二人のインタビューがありますので、そこで今回の裁判の意義について二人でお話します。配信が決まりましたらお知らせします。
 
つまり、日ごろから差別主義的な言辞を弄している人物について「差別主義的な人物である」と論評することは名誉棄損にも人身攻撃に当たらないというごく常識的な判決でした。
 
裁判の中心的な争点は山崎さんのツイートが「人身攻撃」に当たるかどうかでした控訴審も原判決に続いてこの主張を退けました。 ツイートは「被控訴人(山崎)の私的な感情に基づいて被控訴人(竹田)の評価をおとしめたり、控訴人の講演会の実施を妨げたりする目的で行われたりなど「控訴人に対する人身攻撃としてされたものであることを認めるに足りる証拠はない。」そして、「本件各ツイートの表現が控訴人の言動や表現方法などから導かれる意見ないし論評として不相応又は不合理なものとまでいうことはできない」とされました。
 
・公的な場では差別的発言は許されない。差別主義者は公務に就くべきではない。この二点を日本社会は「常識」として受け入れなければなりません。そして、メディアは私的なビジネスやプロパガンダ装置ではなく、全住人の利害を代表する「公器」であるということも。
 
公私の区別ということを明らかにしたいと思います。どのような政治的イデオロギーを持つことも個人の自由です。私的な集まりや、私的な媒体でそれを表明することは個人の自由です。けれども公的な場で私見を表明することについては抑制が求められる。
個人がレイシストであることは止めようがないと思います。個人の内心には踏み込めませんから。でも、そういう人物が公的な場でレイシスト的な発言をしたり、レイシスト的な行動を指嗾したりことについては「やめなさい」という権利と義務があると思います

 ◎コロナ感染の勢いがなかなか収まりません。東京の4000台、大阪の2000台でもあまり驚かなくなりました。関東圏、関西圏にとどまらず感染は拡大しています。和歌山でも二桁数字がつづくようになり、昨日は90人、デルタ株の恐ろしさがハッキリわかります。そんな時にパラリンピックが開催されること自体、異常事態だと思いますが、子どもたちを観戦させるという東京都の考え。何を考えているのかと呆れるばかりです:

 山崎 雅弘さんがリツイート

 
 
 
山崎 雅弘
 
@mas__yamazaki
 
おととい夜のNHK午後9時ニュース。 日本国内がこんな状態で、東京でも感染リスクが過去最大という異常事態なのに、わざわざ子どもを集団でバスに乗せてパラ観戦に行かせるという。本来は避けられる追加の感染リスクを子どもに負わせる。 正気の沙汰ではない。東京都の人道的犯罪だろう。許されない。
 
 
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🔲「困難な中、何事かを達成することに意義がある」という風に倒錯した考えに陥っている人たちが増えていますね。現実を見ないで集団で夢を見ている状態。「夢の仕掛け」は大きければ大きいほど集団催眠状態が広範囲に持続する…ような気がします。『裸の王様』状態のマス版ですが、冷静に「王様は裸だ」と言える人がどれだけいるかで日本は救われるのだと思います:

 
 
 
山崎 雅弘
 
@mas__yamazaki
 
安全に最大限の注意を払いながら」と言えば、命や健康のリスクを増やす危険なことをしても許されるような風潮が東京五輪パラの関連で少しずつ醸成されてきた。 本来ならそれに疑問を差し挟む役割のメディアも、こんな空疎な言い訳を垂れ流しにして無批判に追認している。
引用ツイート
 
@hiranok
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この酷暑の中、子供をパラリンピックに動員して、医師でもない教師に、熱中症対策で、適宜、マスクを外させ、水分補給させながら、感染症対策もして、何十人もの生徒の引率を強いるという無謀な計画。都知事も教育長も、冷静な判断能力を失っているとしか思えない
🔲医療現場の声を届けてもそれを無視する政府。一体何がしたいのか:
 
 
 
愛知県医労連
 
@irouren
 
私たちは #看護師の五輪派遣は困ります とコロナ禍で疲弊する医療を守り、医療崩壊を食い止めるよう政府に求め続けてきた。その声は無視され目を覆うような医療崩壊が現実となった。一貫して医療に負荷をかけ続ける政府。もう我慢の限界。
 
 
 
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🔲NHKのWEB版でしょうか。事実を知らせるのが報道の役割です: