◎暖かい春の日が続くかと思うと、ちょっと寒い雨の日もと3,4日おきに入れ替わるようなこの頃です。緑色だったスノーボールは少し白くなり始めています。
我が家も北側のツル薔薇にはたくさんの蕾がついていますし、南の大きな赤いバラの蕾はほころび出して、まだまだしっかり閉じられてはいますが、赤い花びらが見え始めています。
スノーボールによく似たオオデマリの花も白くなっています
🔲ご本人の奈良さんがツィッターで「酷似したデザインが使用されている」と指摘:
🔲維新勝利の選挙結果を受けて即、政府が認可したカジノ計画ですが:
🔲”博打”に集客と雇用が増えて『経済効果、大』と喜ぶ関西経済界ですが:
🔲平尾剛さん、元ラグビー日本代表で数少ない”モノ言うアスリート”の一人。
「秩父宮は75年続くラグビーのな聖地なのに、沢山の樹木を伐採してまで移設・新設する必要が、どこにあるのでしょうか。これは元ラグビー選手だからというだけでなく、一市民として看過しがたい。そう思って署名を立ち上げました」(元日本代表平尾剛さんが危惧「“ラグビーの聖地”の消失で文化の継承が止まってしまう」 | 女性自身 (jisin.jp)
ここに紹介されている「小説丸」の記事はとても面白い読み物ですし、読み応えがあります:
◎例えば、筋トレについては:
「『反・筋トレ』ではないんです。ただ単にトレーニングを何分やりました、何回やりました、食事も睡眠時間もこれだけとりました、っていう、システムに丸投げすることには弊害がありますよ、ということです」
わたしたちの身体は、さまざまな感覚を働かせている。たとえば重いものを持つ時、身体の使い方をちょっと工夫するように、自分で感覚をつかみ、確かめ、効果的な方法で動いている。そんな感覚を、すっかり棚上げし、いたずらに筋肉を痛めつけ、大きくし、いわゆる運動生理学的な手法だけで「筋トレ」を続けることは、自分の身体との対話を放棄することに繋がりかねない、そう彼は主張する。
◎変わるきっかけは:
「神戸製鋼に所属していたある年の春、筋力測定をしたんです。ベンチプレス、スクワットで、その数値を全部記録する。秋のシーズンに入る一か月前の夏休みまでに、『ベンチプレスはプラス十キロ、スクワットはプラス二十キロ』と、目標値を設定されました。それを達成しない限りレギュラー争いの場には立てないよ、って言われたんです」
もちろん、チームが決めたことだから、達成すべく平尾は奮起し筋力アップに励んだ。でも、疑念が脳裏に浮かぶ。
「ラグビーが上手くなるためにやっているのに、筋肉量で『ふるい』にかけられるの?」
◎変えてくれた恩人:
そんな平尾の背中を押した名将がいる。平尾誠二。十九歳四か月、史上最年少(当時)で日本代表となった後、神戸製鋼に入社。日本代表監督としてラグビー界を牽引した。
「平尾誠二さんは、僕の人生も考えてくれていた。選手としてだけじゃなくて、プライベートも合わせて、きちっと人を見る方だった。僕の性格を見越した上で、仕事の面についてのアドバイスもくれた。ときに言葉がきつかったりすることもありましたが、あたたかな人でした」
◎そして今は:
「人生のピークが過去にある、って、ほんまに苦しい。僕の場合、(ラグビーW杯のように)七万人の観客から喝采と罵声を浴びる刺激的な瞬間は、もう二度と経験できません。そんなこと、頭ではよくわかっている。でも、経験してしまっている以上、その時感じたよろこびは拭い難く身体的な記憶として残っているんですよ。そういう部分をうまく物語として自分の中に落とし込むにはどうすればいいか。僕は考え続けています」
ピーク後の人生を息苦しさは、アスリートにしかわからない。「スポーツって罪だなと思うし、しんどい営みだと思います」。そう笑って評しながらも、平尾は人間の身体の可能性を信じ続けている。スポーツと教育の接点を探り、その未来を照らしていく。