プリツカ―賞受賞の山本理顕さん(万博と横須賀美術館と能登復興)

◎手元に朝日新聞の3月10日付の切り抜きがあります。6日に建築界のノーベル賞と言われるプリツカ―賞を受賞した山本理顕氏についての記事ですが、18日にはNHKの夜のニュースで能登を訪れている様子が放送されました。それまでに、大阪の万博についてのツィートを紹介していましたので、早く記事にしたいと思いつつ、今日まで。

🔲大阪万博について、建築家の立場からの発言をもう一度:

建築界のノーベル賞”ブリッカー賞”を受賞した山本理顕氏「大阪万博、あれほどひどい計画は建築家から見たらあり得ないと思う日常生活を阻害するような施設がIRカジノ社会貢献をすることを前提にしてる博覧会に対して、明らかにカジノのための万博になっていると思います⇒

 

そこに対して建築家集団は何も言わない

🔲プリツカ―賞について:

2024年プリツカー賞を山本理顕が受賞Presenting Riken Yamamoto, 2024 Laureate of the Pritzker Architecture Prize |FEATURE|TECTURE MAG(テクチャーマガジン)

「建築界のノーベル賞」といわれるプリツカー賞の2024年の受賞者が発表されました。

プリツカー賞の52人目となる受賞者は、日本の建築家・山本理顕氏(1945年-)。日本人としては、丹下健三、槇 文彦、安藤忠雄妹島和世西沢立衛伊東豊雄、坂 茂、磯崎 新の諸氏に続き、9人目の受賞者となります。

 

プリツカー賞とは

才能、ビジョン、献身といった資質を兼ね備え、人類と建築に対して一貫して重要な貢献を果たしてきた現役の建築家を毎年、ハイアット財団(The Hyatt Foundation)が顕彰している賞。国籍・人種・思想・信条を問わず、原則として1年に1人を表彰し、昨年はデイヴィッド・チッパーフィールド氏、2022年はディエベド・フランシス・ケレ氏、2019年には磯崎 新氏(1931-2022)が受賞しています。

同賞を主催するハイアット財団の公式ウェブサイトに、過去の受賞も含めた情報が掲載されています。

The Pritzker Prize Web Site
https://www.pritzkerprize.com/

◎ところで、今回分かったことですが、私はこの山本理顕氏の設計された建築を何年か前に訪れたことがあります。横須賀市にある横須賀美術館というガラスの美術館です。

ピアニストのブーニンさんファン同士ということで知り合い、その後、指揮者のウェルザー・メストさんのファンになり、サントリーホールの演奏会を聴いた帰り、横須賀のEさんのマンションに泊めて頂いたことがありました。翌日、横須賀港から船でこの美術館を訪ねました。港のすぐ横が米軍基地になっていて、米軍空母が見え物々しい感じがしました。一泊したマンションの下ではデモ隊のシュプレヒコールが聞こえ、Eさんの話では、いつもこうなのよと言うお話でした。

出来たばかりの美術館で、陸側からも行けるようですが、この時は船で海側から。船が出ると間もなく海岸べりに透明な建物が見えて、桟橋を降りると道路を隔ててすぐ美術館でした。斬新なガラスの建物で、展示物は地下にありました。海の見えるレストランでランチをいただき、ガラスの建物を背景にこの横断歩道のところで写真を撮った覚えがあります。この建物が、山本理顕氏の設計だということが初めて分かりました。

◎この横須賀美術館、ドラマに使われていたことも:

NHK土曜ドラマ「十七歳の帝国」とバラの花 - 四丁目でCan蛙~日々是好日~ (hatenablog.com)

🔲輪島を訪れた山本氏のNHKのニュースを見つけました:

 

建築家 山本理顕さん 輪島訪れ住民らと再建について意見交換

優れた建築家に贈られるアメリカのプリツカー賞に選ばれた山本理顕さんが石川県輪島市を訪れ、能登半島地震で大きな被害を受けた市内の様子を見て回り、被災したまちの再建について住民らと意見を交わしました。

プリツカー賞のことしの受賞者に選ばれた建築家の山本理顕さんは、能登半島地震の被災地の復興に協力したいと、3日間の予定で石川県を訪れています。

18日も輪島市役所を訪れた山本さんは、坂口茂市長と面会し「もともとあった地域のコミュニティーを崩壊させないことが重要です。住民とともに、一緒に未来のまちのあり方を話し合い復興計画を考えたい」と支援を申し出ました。

これに対して坂口市長は復興は、地区ごとの状況に応じて進めていきたいと述べたうえで、「今後も知見や支援の提供をお願いしたい」と応じていました。

このあと山本さんは、地震で大規模な火災が発生し多くの建物が焼失した「朝市通り」などを訪れ、被害の様子を見て回ったほか、被災した住民と意見を交わしました。

山本さんは建物を通して人々の交流を促進することを目指した作品で知られ、13年前の東日本大震災では、仮設住宅団地の集会所の設計を行ったほか、著名な建築家らと復興についてのフォーラムにも参加するなど、被災したまちの再建についての考えを発信してきました。

山本さんは「建築家の責任として、かつてのまちの記憶をどうしたら残せるのか考えていきたい」と話していました。

山本さんは19日以降も、石川県庁や珠洲市を訪れることにしています。

建築家 山本理顕さん 輪島訪れ住民らと再建について意見交換 | NHK | 令和6年能登半島地震

🔲昨日の仰天ニュースを張り付けておきます(日刊スポーツ)。ギャンブル依存症を生むカジノを税金を使ってまで大阪に作る必要はないとつくづく思います:

 
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