◎実は、先月8月のお茶のお稽古は30日の予定でした。ところが、2,3日前から近畿地方の台風の進路がどうもこの日あたり大阪直撃ということになり、お休みのお知らせが回ってきました。30日は、実は台風の影響は、お陰様で、なかったのですが・・・この時、9月のお稽古日が決まりました。13日の金曜日、暑い中、歩く時間を減らすため自転車で行ってきました。扇風機が回っているお部屋の設(しつら)いは秋でした。
掛け軸の色紙は「秋風」
お花は秋の残花でタップリ生けてあります。花の大きい順に・・・名前を。
左高いところに、エンジ色の芯が入った小型のピンクの高砂芙蓉。
下に垂れ下がっている左が秋海棠(シュウカイドウ)、右が小海老草(コエビソウ)
両横につき出している左が薄紫のブッドレア(藤空木)と
右は紫式部の白い実なので、白式部、背後の一番背の高いのが矢羽根ススキ
最後に左右側、大きな白い芙蓉の上の薄紫の小さなアザミに似た花がたむら草
◎私が最初に水屋に入って準備をすることに。
干菓子のお盆が出ていたので、先生に主菓子が・・・と。
冷蔵庫から先生手作りの冷菓が出てきました。寒天で作った扇形のお菓子で中に小豆のモミジ葉が散らしてありました。
仕組茶碗を準備するとき、出してある蓋置が初めて見る可愛い形のものでした。
「井戸のぞき」という名前がついているそうです。
井戸を覗いている男の子の表情が可愛いし、後ろ姿もカワイイ。
蓋置として使う時は、横倒しにして使い、U字に凹んでいるところに柄杓を置きます。
今回は、わりにスムーズにお点前が出来ました。何回が先生のお声を頼りに進みましたが、今までの中では上出来の方です。
四方棚(よほうだな=「しほう」は死を連想させるので「よほう」という)の上に、
「ト飾り」でお終い。
茶入れの棗(なつめ)は小ぶりで、塗りの施していない無垢のエンジュノ木製。
使ったお茶碗は平茶碗で乳白色でかなりしっかりした重みもあった。
萩焼でもないし、先生に尋ねるのを忘れました。
Nさんは、襖の開け閉めの手に少してこずっておられましたが無事2服点てておしまい。
替え茶碗は、菊の模様の京焼でした。9月9日は重用の節句。1年で最後の節句でした。
節句、皆、言えますか?で、ひな祭り、端午の節句、七夕・・・とか。
最後にNoさんの立礼式のテーブルのお点前。
鉄さび色でずんぐりむっくり、ぼってりした形でエクボが付いている水差しは丹波焼。先生は、表面に水を湿らせると、この黒い色に深みが出てそれは美しいのよと。畳の上だと出来るそうです。(内緒ですが、畳だと少しこぼしても吸ってくれるんです)
写真に撮ってから気づきましたが、茶杓が真っ白、象牙です。今は入手困難なはず。
蓋置が余りに可愛いので、皆で写しました。
お道具にも、遊び心があって、楽しいです。
ついでに5節句の一覧表をコピーです:
日にち | 節句の名称 | 別名 | 内容 |
---|---|---|---|
1月7日 | 人日 の節句 | 七草の節句 | 前年の厄を払い、1年の無病息災を願う日。七草がゆを食べて1年の豊作と無病息災を願う日 |
3月3日 | 上巳 の節句 | 桃の節句 | 女の子の健やかな成長を願う日。「ひな祭り」 |
5月5日 | 端午 の節句 | 菖蒲の節句 | 男児の健やかな成長を願う日。「こどもの日」 |
7月7日 | 七夕 の節句 | 笹の節句 | 笹竹に短冊を吊るして願い事をする日。「七夕」 |
9月9日 | 重陽 の節句 | 菊の節句 | 菊の薬効によって健康を願う日。宮中や寺院では菊を鑑賞する行事が行われる |