三たび映画「正体」と「藤井道人監督と横浜流星」

◎ここ1週間ほど庭木の剪定や落葉をかき集めて袋づめする作業で庭に出ていることが多くなりました。先日の寒い日、身体が冷えてきたのに一区切りつくまでガマンして続けて風邪をひきかけたことも。80にもなって頑張ってはいけないんだと思いました。

(写真は桜のトンネルむこうのお宅の不思議な色のモミジ)

1週間がかりで何とか庭が片付きました。夫もプロの手を借りずに何とか椿、夏ツバキとスノーボールの木の剪定をやり終えました。私は北の道路側の西洋ニンジンボクをバッサリ刈り込みました。昨年、調子に乗って切り過ぎた…と半分諦めていたところ、今年春には新芽が出て本当にほっとしました。あれだけ刈り込んでも大丈夫という経験をしましたので、今年は安心して、深めの剪定を自信を持って出来ました。

珍しく公開中に複数回映画館で観た映画「正体」は、藤井監督と横浜流星の4年がかりの集大成だそうです。夏のシーンは去年の7月、冬は今年の1,2月に撮影されています。藤井道人監督と横浜流星出演の映画を振り返ってみると、一番古くて、DVDで観た「青の帰り道」(2018)。これは、一度、出演者の一人の不祥事でダメになったものの、新しい俳優で撮り直したいわくつきの映画で、以後、横浜流星さんは舞台あいさつで必ず「映画は撮影が終わっても上映されるのは奇跡」というような言い方をしています。映画は、7人の青春群像を描いています。横浜さんはその一人を演じていました。第18回独ニッポン・コネクション正式出品で監督と二人でドイツで舞台挨拶。長く続くスタンディングオベーションに映画の力を知ったとも。

(TBSの「初耳学」より 柄シャツは『青の帰り道』の亮役の衣装)

その後、2019年に藤井監督は、河村光庸プロデューサーが仕掛けた映画「新聞記者」を監督。この映画は第43回日本アカデミー賞作品賞と主演男優、主演女優の三冠。同時に、横浜流星さんは3本の映画(「愛唄―約束のナクヒトー」「いなくなれ、群青」「チア男子!!)で日本アカデミー賞新人賞を受賞。(その後のNetflix版「新聞記者」では、新聞配達をしている就活中の学生役で出演しています)

(↓「初耳学」より)

私が初めて横浜流星という俳優を知ったのも2019年のことでした。映画ではなくて「初めて恋をした日に読む話」というTBSの連続ドラマで、文部官僚の父とその一人息子で母親は無く、髪の毛をピンクに染めた不良少年を演じて、アラサーの塾講師(深田恭子)を好きになり、東大を目指すというお話でしたが、思春期の少年の揺れ動く感情を繊細に演じていて、3話くらいから見た私は、「この子、だ~れ!?!」でした。

(TBS「初耳学」より)

その2019年の、忘れもしない、8月23日、NHKの「あさイチ、約1時間のインタビュー番組で取り上げられ、それをたまたま見ていて引き込まれました。高卒の時、俳優の道を決意するも、仕事が無く、また、変身アクションものの『戦隊芝居』から抜け出す苦労、他人と比べるのではなく自分の出来ることをと、2つのワークショップで演技の基礎を学び直したとか・・・若いのに、なんて自然体の俳優さんと好印象。それから注目、目が離せなくなりました。今から思えば、そんな早い時期に「あさイチ」に出演したのも珍しい??のではないかと思うぐらいですが、それくらい”異常”な人気だったんですね。

(↓「あさイチ」より、当時22歳)

衝撃!?の出会いから立て続けの連続ドラマ(この年、4クール連続出演!)、その後の映画と見続けて…今に至るのですが、いつかは、NHKの朝ドラか大河ドラマにも…と願っていたら、来年は大河「べらぼう」で主役の蔦谷重三郎を演じることに。

あとは、日本アカデミー賞主演男優賞をいつの日かと期待しています。ついでに、海外進出で『世界の横浜流星』を…願っておきましょう! 清らかな役者魂と精進と表現力の俳優の存在をあまねく世界に知ってほしい。ここまで私の生きているうちに叶うのは無理かな・・・

藤井道人監督と横浜流星のコンビ。藤井監督はかっての黒澤明X三船敏郎をめざしているようです。知ったときは、えぇっ~!?と思いましたが、ひょっとすると…と、この「正体」を観て、思えました。

ピアニストのスタニスラフ・ブーニンのピアノに夢中になったおかげでブーニンファンさんと知り合い、今も連絡を取り合っている方が二人。ブーニンさんから指揮者のウェルザーメストのオーケストラ曲に関心が移って、同じ道をたどって海外旅行を共にした親友が横須賀に一人。そして、人生最後の『押し』で、また新しいお友達ができるかな・・・

逃亡先が撮影されるロードムービー的な要素もあって:

信州フィルムコミッションネットワーク

 

今回、Xで感想を読むのがとても楽しい。少し張り付けてみます: 

ゆりG★ (ゆりゲラー)
大ヒット上映中…走り続け😆
世知辛い世の中だけど、人を信じることも捨てたもんじゃないと思わせてくれる。 同時に、犯罪や災害、何が起こるか分からない時代、、今を生きなきゃなとも思う。
まずは #映画正体 観なきゃ後悔😌 絶対観て損はしない映画だよー-`📣✨ #映画正体公式アンバサダー

 

 
映画正体は、観る前はサスペンス要素を強めに感じるが、観た後は、人の優しさや、正しさを認める勇気にも感動する。
この映画の影響なのか、実生活で人の優しさに気付けることが増えたように感じる。
映画正体の〝正体〟とは、「実生活の幸福度が上がる映画」と言えるかもしれない。

 

やっと正体見れた!!藤井道人監督が撮る独特のざらついた質感が大好きで公開前からから楽しみだったやつがやっと見れた!横浜流星が『役』ではなく『そこに存在する人』だった。役を生きてた。全員が圧巻の演技力すぎてドキュメンタリー見てる気持ちになったよ…すごいよ藤井組…。

 

映画「正体」を観てきた。久しぶりに痺れる映画を観た!今年No.1かも。何処にも行っても、誰になっても愛される横浜流星😂こんなにカッコ良い死刑囚おらんわ🤣ずっとヒリヒリするような展開だったのに最後泣けるとは😢山田杏奈の透明感凄かったな。山田孝之の悪役も完璧だった!生きるって素晴らしい‼️

 

【映画『正体』大ヒット御礼舞台挨拶】横浜流星原日出子と家族ぐるみの付き合いであることを明かす 「原さんと共演できてすごくうれしかったです」

 

 

 
taominicoco@映画垢
 
@7703minicoco
#正体  20代では唯一(国内で)、 信じて観れる俳優が横浜流星。特に、藤井道人監督とのコンビネーションは抜群。本作は、横浜流星の新たな代表作になったのではないかと思う。 藤井監督の安定の脚本と演出。そこに、横浜流星の渾身の演技が加わり、完成度が高かった

 

「正体」 映画を観に行けないが内容が知りたいという方はこの方の感想文で是非体験してみてください。とても良い感想文です: 

正体を見てから永遠に引きずっているのでただただ思っていることを書き連ねました笑 映画『正体』感想(ネタバレ有り)|ぱん #note #映画感想文
 

★お正月を挟んでゆっくりできる方、横浜流星さんの過去作も是非どうぞ:

自分を消し役を生きると表現する横浜くん。
写真を見ればまさに顔つきまでも変え、ともすると横浜くんと気づかない人続出。
まさにカメレオン
 
 
★もう一つ、ついでに:
✎𓂃 映画『正体』ロケ地 📸𓈒𓏸
 
鏑木慶一が収監された拘置所として 撮影にご協力頂きました
⟢˖ こちらのオープニングでも登場 ⟢˖
 
 
引用
 
 
法務省矯正局
 
@MOJ_KYOUSEI
【映画ロケ地 #富山刑務所】 現在公開中の映画 #正体 のロケ地として撮影が行われた富山刑務所では、受刑者らが刑務作業で作った「神輿」をお買い求めいただけます!
ロケ地巡りの際は、「神輿」もいかがですか?
#ロケ地 #富山ロケ