◎昨日、5月の30日が今月のお茶のお稽古日でした。
暑くも寒くもなく、とても快適な季節、サツキの花があちこちで咲き競っています。
5月はお茶の世界では季節の変わり目。炉が仕舞われて、風呂釜になります。
日よけの帽子をかぶって出かけました。
先生のお宅の玄関わきのブッドレア(房藤ウツギ)の花

お部屋に入ると季節の掛け軸とお花。

↓ 軸は、アジサイの絵に、「滴翠」。

「てきすい」と読むのでしょうが、訓読みだと「みどりしたたる」ですね。
昔、と言っても大昔、子どもの頃、アメリカのドラマで「ララミー牧場」というのがあって、そこで、「♪~みどりしたたる~牧場(まきば)~」という歌詞があったように思うのですが、遠い昔の朧げな記憶です。「滴翠」は新緑の今の季節の言葉ですね。

濃いピンクのシモツケと斑入りのススキと淡い空色の七段花(シチダンカ)。シチダンカは六甲山や摩耶(まや)山に自生するアジサイの仲間。
長い間、幻のアジサイと呼ばれていた。それは、シーボルトの日本植物誌で紹介されているアジサイでありながら、実物がどこにもなかったからです。のちに自生しているのが発見され、繁殖に成功して、見ることも栽培することもできるようになりました。
◎大阪万博に出かけた方と先生で万博の話になりました。これからという方がもうお一人。私は今のところ行く予定なし。先生が、最近行って来られて、車いすを利用されたので、その功罪についてお話がありました。先生の娘さんは広告会社勤務で、4年ほど前から万博準備会?に出向、今は万博スタッフのはず。

いろいろお話を聞かせて頂きました。先生は米寿ですし、足を悪くされているので、車椅子利用。優先的に色々サービスを受けたというお話を聞かせて頂きましたが、低い位置から見上げることになるので首が痛くなったそうです。
雑談が長引いて、風呂釜のお点前を端折って、テーブルの立礼式になりました。私は、先生も準備してくださっていたので、風呂釜でやってみたかったのですが・・・。
私が最初にお茶を点てることになり、水屋に入りました。用意されていた白いキャセロールの蓋を開けると鮎の主菓子が入っていました。干菓子はヤシの実の器に入ったオレンジピールでした。

お茶碗は季節の器の中から、染付の左端と、右から2番目の京焼を選びました。

棗もいつものナツメ形ではなくて少し平らな形のもの。扱いも違います。

最初に戴いたお茶碗はカキツバタの柄のお茶碗でした。

このお茶碗は、〇に十の字の薩摩焼でした。

干菓子はミカンの皮の砂糖漬け。器はヤシの実製。内側は凝った造りになっています。
一つ一つの丸い模様が貝殻の内側みたいに妖しく光っています。

二含めは変形茶碗。何の模様?

何方かが田植えの模様だと。そうなの? そう言えば、苗に見えなくもない。

蓋つきの水差しは、志野焼だそうです。

来月のお稽古日を決めて、お終い。
帰り道のアジサイが色づき始めていました。
