
先週の金曜日、5月31日が5月のお茶の日でした。
小雨が降ったりやんだりで、傘をさして出かけました。
今年も、整骨院の高い塀の上に、美しい青色のアジサイが咲いていました。
先生のお庭に咲く花。ピンクのこれはシモツケかな・・・

額アジサイも咲いています。

薄暗いお部屋に入ると、先生がおられました。
掛け軸は「青山緑水」と書いてあるそうです。最後の「水」が読めなかった。
5月から花活けは陶器ではなくて篭になります。
ピンクのシモツケと薄紫の『幻のアジサイ』と水色の額アジサイが生けてありました。
「幻のアジサイ」というのは、シチダンカ(七段花)とも呼ばれ、「シーボルトの日本植物誌で紹介されているアジサイでありながら、長い間、実物がどこにもなかった」というものです。↓写真では、真ん中の青く写っているアジサイです。
一昨年だったか、先生が挿し木にしたらと言われて、お庭のシチダンカを戴いたことがありました。結局、失敗。挿し木は根付かずでした。

先ず私から。水屋に入って準備。用意されている主菓子と干菓子。

フラッシュが利いていないのでお茶碗の絵柄が良く見えませんが・・・
ボタンの花やショウブ、唐子の絵柄のお茶碗が見えます。左端と右端を選びました。

袱紗捌きで、袱紗をたたんで帯代わりのベルトに挟むとき、「それは男手」と注意を受けました。お点前の途中でも「それは男手」と言われます。私は、女手も男手も分からないので、知らないでやってることが『男手』だとしたら、私は男っぽいのかな~、そういえば小さい頃からお人形遊びより外遊び、新聞丸めてチャンバラごっこの方が好きだったしな~なんて思ったり・・・棚の上に柄杓と棗を「お飾り」して、バトンタッチ。5月から、炉の炭火は、この風呂釜に代わります。

艶々した水差しは丹波焼。
途中、足がつりかけて困りました。
お客さんになってお点前を見てると流れが分るのに、自分がお茶を点てるとなると、どうして突然頭が真っ白状態になるのか・・・身についてないということですね。
最後に、正座できないNさんのテーブルを使った立礼式のお点前です。

さて、今回も、山の手の住宅街の高齢者見守りを一手に引き受けているようなNさんのお話は本当に大変です。コロナを切っ掛けに認知症が進んだあの人この人の様子に心が痛くなります。Nさんは、運転を止めておられるので、年下のと言っても80歳に近い連れ合いさんが車を気軽に出してアチコチ走ってもらえるからできる事。独居の高齢者の入院や手術の付き添いまでされていますが、なかなかできることではありません。それだけ独り暮らしの高齢者が増えているということですが。皆さん、70代の後半から80代~90代と、本当に高齢になって来ています。
来月のお稽古日を決めてお開きです。
帰りは、今は千葉におられるFさんのお宅の跡に建った家の前のアジサイ。
これも青いアジサイです。

我が家は白い柏葉アジサイが咲いています。
