自民党総裁選と小泉進次郎くん

毎年、秋のお彼前後には、家中のマットやノレンやファブリック類を青系から赤系へ、
春には,逆にレッドからブルーへ模様替えをすることにしています。
丁度先週の土曜日、お昼過ぎ、今年は早めに涼しくなったし(でも、こんな夏日が戻ってくるとは!)、お客さんもあることだしと、
アイロンかけをしながら大河ドラマ石田三成を演じている小栗旬トーク番組をNHKで見ていました。
終わったら、そのまま、自民党総裁選に立候補した3人の初めての討論会の中継に入りました。


河野太郎さんの派閥の長はいらないという覚悟の凄さというか、自民党改革の意気込みの凄さというか、過激さというか、
凄まじいものがありますね。その点、谷垣さんともうお一人の方は穏やかです。
国会議員の方たちはともかく、地方の自民党員の方たちが河野さんと同じ気持ちかどうかですね。
もしダメな場合は河野さんは自民党から出るということでしょうね。


ところで、その数日後、この総裁候補3人が車の屋根の上に乗っかっての街頭演説会が今からという中継番組がありました。
なんと、その前座?といいますか、これから3人が演説を始める前に、その総裁選について、あの小泉進次郎くんが
マイクを握って演説を始めるというのです! これが、父親譲りというか、父親よりも上手!! 
上手なだけでなくて内容がナカナカ!!なのです。父親の方は感情に訴える煽動が主でしたが、息子の方は説得力が優っています。
どなたか「総裁が進次郎くんなら自民再生可能」と言った方がいましたが納得してしまいそうなくらいです。


私が感心したのは自民再生の3つの条件と野党のあり方を説いたくだりですので、引用して書いておきます。
(昨日確認しましたら、ご本人のブログに24日の党での公開討論会前にこの演説と同じ内容が採録され、これから「行ってきます」という感じで載っていましたので、あの演説には原稿があったということがわかりました。ご本人のものか、あるいはゴーストライターがいたのかも知れませんね〜見事でしたもん)

http://ameblo.jp/koizumi-shinjiro/entry-10349521361.html

進次郎くんが説く自民党再生の3つの条件は:新党になったつもりで出直しする「覚悟」、自民党自身を変えるという「勇気」、これでダメなら自民党は終わりだという「危機感」を持つこと。そして野党の心構えとしては以下のようなことです。

自民党が与党の時、野党の民主党に何と言ったか、「批判なら誰でも出来る」。自民党が野党になった今、私たちは同じことを言われる野党になってはいけません。国のため、国民のためになることであれば協力し、よりよいアイディアを提案する国益にならず、国民生活に混乱を招くような誤った方向に進みそうな時、その時は徹底的に戦う。そんな責任ある姿勢を示すことが政権奪回の道だと思います。民主党のミスや失敗を望む他力本願ではなく、こういう自民党ならもう一度政権を託してみようと思ってもらえる信頼を取り戻すことしかない。 
 

これが国会議員1年生の言うこと?なんですね。大したもの、立派です。
こういう野党の姿勢が次の国会で示されれば、国会討論はレベルアップ確実です。
でも、自民党議員の中には与党時代に苛められたことを今度は野党の立場でやり返してやるんだと手ぐすね引いている先輩議員がチラホラ。
是非、自民党の皆さん、新人らしからぬ小泉進次郎くんの説く「野党の心得」を身につけていただきたいものです。