「世に棲む日々」(奇兵隊内閣)

新装版 世に棲む日日 (1) (文春文庫)

新装版 世に棲む日日 (1) (文春文庫)

世に棲む日日 (1) (文春文庫)

世に棲む日日 (1) (文春文庫)

昨日、菅直人首相の就任会見を聞いていて、「最小不幸社会」を作るという言葉がとっても新鮮でした。
それに、内閣をひと言で言うとと聞かれての「奇兵隊内閣」にも一寸驚くとともに、菅さん、長州出身!?
なるほど高杉晋作が作った侍出身だけでなく百姓、町人と身分に関係のない日本最初の軍隊にたとえて、
世襲でないサラリーマン出身でも、普通の庶民が国のために働ける、をアピールするにはピッタリ!かも。
「経済・財政・社会福祉」を一体としてという方針も分かりやすくていいな〜と、思います。
問題は鳩山さんが残した普天間問題に関する日米合意ですが、これは取っ掛かりのスタート地点で
実質、(県外、国外という)前進の為の後退となって辺野古の海が守られればいいのですから、ここは見守りたい。
ところで、「奇兵隊」を切っ掛けに、司馬遼太郎高杉晋作を描いた小説「世に棲む日々」を思い出しました。
大河ドラマの「龍馬伝」のお陰で龍馬に話題集中ですが、幕末、長州にいて倒幕の火の手をあげた高杉晋作
司馬さんの文庫本、取り出して読み直してみたくなりました。