お茶飲み話

昨日は夫がスキーに木曽の御嶽山へ前夜から出かけました。そこで、という訳でもなく、いつもの事なのですが、午後のお茶にUさんへ電話。私の勘違いで、来週ではなく、今日から娘さんの所へお孫さんのお誕生会に一泊でご夫婦で出かけるので、と暫らく電話でお話を。ShさんはOK。そこで、カナダ帰りのSさんにも。Sさんの話を聞きたいと電話があったNさんは不在。

1時過ぎに3人揃って、SさんとShさんは「お久しぶり〜、お元気でしたか〜」のご挨拶から。先日入手した中国茶のセットをお披露目して、まず台湾土産の高級ウーロン茶を。 Sさんは、桃山台の施設へお母さんを訪ねた帰り、阪急オアシスでカナダのメープルリーフのクッキーを見つけて、カナダで買うより安いのにビックリしたとか。「甘過ぎたら中のクリームは除けて食べて」と一箱差し出されました。
私は、冷凍鯛焼きを電子レンジで戻す時間を間違って(袋の指示通りしたつもり・・・なのに)お腹のアンコが乾燥!?してしまって皮はおセンベイみたいになりました。お茶はオチャッパをすり鉢で一分間ゴリゴリして熱湯で淹れるガッテン流の深蒸し茶。カナダ帰りの彼女が、「美味しい、おいしい!」と言ってくれるので、二人もつられて美味しく?食べました。
まずは、食事のことから。カナダでは日本の物はなんでも高価なので、ほとんど手作りというお話。納豆も安い中国産か現地で中国人が作っている大豆を買って、納豆をいれ、天袋に常温で一昼夜置いておくと立派に納豆になるので、小分けして冷凍。ヨーグルトも牛乳を買って、ヨーグルトを入れて、電子レンジにいれて、点検用のライトをつけっ放して一晩置くと立派にヨーグルトが出来上がっているとか。クッキーも、ドラ焼きも、アンコも手作り!! すご〜〜い!と二人で感心。
お嫁さんと娘との親をめぐってのアレコレ、とか、Shさんのアフリカ・モザンビークでパソコンを教えている息子さん、あちらでもデモがあったとか、福祉施設で働く息子さん、その他、色んな話題がでましたが、なかでも、ニュージーランド地震の話では、どうして、教育施設の建物があんなに砕けてしまったの・・・、海外で意欲的に学ぶ若い人たちの命が失われるのは痛ましい、という話になりました。
外から見る日本の話はいつもナルホドと思わせられます。でも、今回は、日本の現実の方が海外の見方より先を行っていると感じました。カナダで大騒ぎだったという話題を彼女が持ち出しました。世界最高齢のお年寄りが、実は何十年も前に亡くなっていて、子供世代が年金目当てに死亡届を出していなかったという例の話。アチラの新聞の取り上げ方は親日的で、日本の長子には親の面倒をみなければならないという重圧があるので、それを考慮すべきだという論調だったとか。日本に居た二人は、一寸首をかしげて、う〜〜ん?そうじゃないよね〜という感じ。他にも、日本のサラリーマンは会社に忠誠を尽くすし、とか言われても、それも、もう、昔の話じゃない? 今じゃ、その会社が遠慮なくリストラはするし、社員教育の余裕もないし…。二人で声をそろえて、「問題は、老若問わずの無縁社会だよ〜」と。「それじゃ、カナダのコミュニティーの方がまだマシかな〜」とか?
そして、サスガ!と思ったのは政治の見方。前原さんに期待していたのは、二人が「あの人は駄目!」と声を揃えて、「アメリカは期待していたかも知れないけれど、日本の為にはならない人」。それより、私が感心したのは、「アチラでは、政権交代すると官僚も裁判官も総入れ替えになるけれど、前政権の…?」「自民党!」「そう! 自民党が政権についていた頃のままで変わっていないんじゃないの? だから、小沢さんは、そういう人たちのターゲットになったんじゃないの?」という見方です。その通りだと思います。
朝の番組でコメンテーターの長嶋さんが、感情的に、今の民主党のやっていることは国民のためになってない、自分たちのため(選挙とか)にやっていると怒っていました。一見、そう見えますが、私は、国の進路や政策をめぐる混乱(闘い?)であって、政界再編の避けて通れない過程だと思っています。Shさんも、「マスコミも悪いよね〜」と。チュニジアから始まった中東・北アフリカの民主革命、一見、あっという間の変化にみえるけれど、30年、40年の圧制の結果。日本だって、沖縄の現実は戦後からだから、65年以上、返還からでも40年近く。Shさんが、「月曜、あのドラマ、若林敬さんのドラマ、見たけど〜」と。内田樹氏の「辺境論」の話になったり・・・
Sさんが、「アメリカも大変、オバマさんも優柔不断に見えて、クリントン女史の方がハッキリ物を言う人に見える」と。「アメリカも、(軍産複合体や金融界の圧力や抵抗もあるし)大変でしょうね〜」 と話はつきません。約束の3時を半時間も過ぎてShさんが、「また、ここで、会えるかな?」と言いながら、
それから、半時間ほどして、洗濯物が心配だからとSさんも。 楽しいひとときでした。