世界から見たフクシマ原発事故処理?(冷温停止)

野田佳彦首相が外交デビュー、国連本部での演説、日米首脳会談を終えました。しかし、オバマ大統領との個人的お付き合いのスタートと意気込んで赤い勝負ネクタイで挑んだものの、オバマ大統領に矢継ぎ早に課題(普天間・TPP・牛肉・ハーグ条約)を突きつけられて、早くも飲むか飲まぬかという押せ押せにまたまた引く一方になるか・・・という一幕。いつまでも押される一方ではアメリカの言いなり外交で存在感のない日本、それでなくとも、世界は、「米欧市場」、「中東」問題に関心が行ってしまっていますので、独自の外交の覚悟のない日本の事など、関心を寄せる余裕もありません。
只一つの世界の関心事、福島原発の事故処理についても、今頃、底の抜けた原発冷温停止に成功しつつあるなんてことを言っていて良いのでしょうか? 政府の認識は、日本の常識=原発問題を心配して注視し、脱原発を願っている多くの日本人の常識からも外れていますし、世界の常識ですらないと言えるのでは。それなのに、前総理の菅さんの脱原発の方針を継承しないで、日本の世論を無視しズルズルと「世界」の原発推進派の期待に応えて、原発再稼働容認、原発輸出にまで突き進んでいくとは・・・日本の政治は本当に、これでいいのか・・・です。

冷温停止」について小出裕章先生の言葉です(アンテナのブログより):

小出裕章冷温停止というのは圧力容器が健全の形でその中に水を蓄えられて。その中に炉心というものがまだ存在しているということを前提にして、圧力容器の温度が100度を下がるか上がるかという。そういうことを議論しているわけで。そもそも融けて、炉心が融けてしまって圧力容器の外に出てしまっているという、状態であれば。そこの温度をいくら測ったところで意味のない事を言っていて。これから問題なのは落っこちてしまった炉心が、いったいどこにあるのか。それをどうやって閉じ込めることができるかという、そういう議論こそ、本当はしなければいけません。」

地震に襲われていますので、そこら中で割れが生じているはずです。地下に流れだして汚染を広げて、海にも多分流れ出ているのだと思います。一刻も早く、地下に遮水壁、あるいはバリアー、バウンダリーというものを作るべきだと思います。


今日はお彼岸の中日。我が家は今日で暖簾やマット類を秋冬ヴァージョンに変えます。
こんなに暑くて模様替えは10月に入ってかな…と思っていましたが、お彼岸に近づくとメッキリ冷え込んで来ました。
洗濯日和でもあって半日がかりで何とか片付きました。
昨日は子ども会の世話役仲間に連絡を取ることがあって、7年ぶりに電話でお話した方、私と同い年の方が、足が悪くて6年間外出できずにいると知って驚きました。ご主人が取り次いで電話に出てくださったのですが、認知症予防薬も飲んでいるとか。もうお一人の方は70歳代ですが、4年前に心房細動で入院、その後うつ病になって薬を1年続けて、勝手に止めてしまった後が大変だったとか、今は、漢方や心療内科のお医者さん通いとか。
天災、人災のうえに、病気がありました。7年前に集まった6人が、次回もそのまま会えるとは限らないのだとつくづく思い知りました。日々を大切に生きたいと思っています。

今年はひと回り大きくなって「アンデスの乙女」が咲き出しています。
独特の形状をした花が集まって黄色いクス球みたいです。