脱原発ポスター展と「原発を並べて自衛戦争はできない」

昨日（水）はヨーガの初日。今年からサンプラは工事中ということで、メープルホールのお茶室でヨーガです。年末最終日と違って、手術日を控えてお休みの一人を除いて全員出席でした。
帰り１階のホールのところで脱原発のポスター展をやっていました。その時だったと思うのですが、一緒に見ていたUさんから「大阪市の原発投票が必要署名数をオーバーしたね」と言われ、「東京はまだみたい」とも。それに、「前、署名したのとは違うのよね」とも言われたので、「私がお願いしたのは脱原発の署名で、大阪市のは原発の是非、脱原発か原発維持かを住民投票で決めようという署名だから、違うよ〜」と。
それで、思い出しました。関連ニュースとして、10日の日経夕刊の「ピックアップ」コラムの小さな記事から全文を：

「5億円かける価値ない」　原発住民投票で橋下市長
　大阪市の橋下市長は10日、市民団体「みんなで決めよう『原発』国民投票」が同市で原発稼働の是非を問う住民投票の実施を求めるのに必要な署名数を集めたと発表したことを巡り、「住民の活動を重く受け止めなくてはならないが、原発の是非だけを問うのに5億円をかける価値はないと思う」と述べた。
　同市選挙管理委員会は住民投票に必要な費用を4億7千万円と見積もっている。

私自身「さよなら原発」の署名なら喜んで自分もするし、署名を訴えもしましたが、今一つ「原発国民（住民）投票」についてはよく分かっていません。橋下さんの言い分も一理あるな〜と思ったり。国民投票と住民投票では違うんじゃないかと思うし、民主主義の問題より、脱原発という気持ちが今は大きいし、デンマークの住民投票とは違って日本の場合はまだまだ問題がありそうな気がしているし…と自分の意見が持てない段階です。
さて、その、脱原発のポスター展、「STOP!　地球温暖化」を掲げる「15％クラブ」という「箕面環境市民グループ」が主催しているようです。
テーブルの上に並べてあったパンフレットを持ち帰りました。その「ご案内」によりますと：

15％クラブは、COP3(地球温暖化防止京都会議）の翌年1998年に箕面で誕生しました。
地球の温暖化を止めるため自分に合ったやり方でCO2の排出量をせめて15％は減らそうと「エコ宣言」した人達の集まりです。
アイデアや省エネプランを持ち寄っての情報交換や学習会を続けています。
「自分のできること」から始めましょう。

3つ折りのチラシを開くと「Action Program」の表があります。横にコース名：「節電、ごみ減らし（買い物・ゴミだし）、暮らし見直し（車・移動/習慣）」が書かれていて、縦に、入門、初級、中級、上級、仙人級となっています。
例えば中級の「節電コース」は、「クーラー、電気ストーブをできるだけ使わない工夫、省エネ型の器具を選ぶ、パソコン、携帯電話の使用を抑える、省エネを考えた部屋の使い方」、ゴミだしでは、「不要品はフリーマーケットやリサイクルショップに出したり知人に声掛けする、ほころびた物は捨てずに繕う、故障した製品は、買い替えより高くついても修理して使う」となっています。自分で当てはめてみると、コースによって初級だったり、入門だったり、中級だったりです。

（放射性廃棄物の実寸大の模型が置いてありました。これが六ヶ所村で溜まる一方なんですね〜）

仙人級ともなると、「日が昇れば活動し、日が暮れれば寝る、電気製品はほとんどない」「自給自足、生きるに最低限必要なものだけ持つ」「ほとんどごみが出ない」「車を持たない、どこまでも歩く」「季節の移ろい、星空、静寂を楽しみ自然の一部として生きる」となっていて、こりゃ〜仙人だわぁ〜です。

テーブルに置いてあった「原発を並べて自衛戦争はできない　山田太郎」と書いたリーフレットも持ち帰りました。
「原発の重大事故が起きるかどうか」という議論や検討の前提は「世の中が平和である」こと。「しかし、もし、その当然としている平和という前提条件が無くなってしまう事態になったら、つまり、戦争（最近はこれを「有事」というらしい）になったら、原発にどんな問題が生じてくるのだろうか。この私の文章では、この問題を論じることを第一の目標としたい。」というのがこの小冊子の内容です。
見出しを並べて紹介に変えます。「◆原発の特徴◆平和の下での原発の安全性◆武力攻撃は設計条件に入っていない◆武力攻撃下の原子炉の安全性◆武力攻撃下の使用済核燃料の安全性◆武力攻撃の可能性◆憲法論議との関係」
冊子の最終頁に書かれている二つ：