「福原愛さん、13回目で初V」と「小出裕章氏講演」

福原愛さん、初優勝!
卓球の全日本選手権女子シングルスで23歳の福原愛さん、13回目の挑戦で前年度優勝者の石川佳純さんを4−1で破りました。
3歳で卓球を始めた愛さん、この優勝で女子ダブルス、混合ダブルスを含めて一般の全日本のすべてのタイトルを獲得しました。
「シングルスしかないバンビ(小2以下)、カブ(小4以下)、ホープス(小6以下)、ジュニア(高2以下)で優勝。ダブルスのあるカデット(シングルスは中2以下と中1の2階級、ダブルスは中2以下)でも全タイトルを取っており、日本卓球協会は『バンビなどで活躍して一般の日本一になったのはほとんどいない』と話す。福原が3歳9か月で卓球を始めてから、ずっと努力を怠らなかった結果といえよう」(日経朝刊より)
テレビで紹介された泣き虫愛ちゃんの異様な?執念を見て、”この子は違う!! どこか”本物!”と茶の間に居てさえ何だか将来有望と感じたあの福原愛さんのその後の成長と闘いぶりを見続けてきたオバさんファンとしては「良かった良かった!」です。
囲み記事の山口大介記者によると、「『特別な大会』と意識するあまり、何度も力を発揮できずに敗れてきた。そんな苦い記憶もようやく生きた。・・・・・一味違う姿を喜んだのは、福原を指導して10年になる中国出身の張莉梓(りさ)コーチ。・・・・福原も『張さんが居なければこの優勝はなかった』と感謝の涙を流した。胸のつかえを残さずに3度目の五輪に向かえる意味は大きい。」
もう一つのニュースは、野球。テキサス州アーリントンで行われたダルビッシュ投手の入団記者会見
今までのどの日本人選手とも違って、彼は堂々と平常心でした。日本語で通したのも嬉しかった(?)。「知ってる英語は?」の質問にも日本語で、「そのうち喋れるようになる」と臆することなく答えていました。あとは、実力通りの活躍が期待されます。

昨夜はNHKの長時間番組「危機の時代のリーダーを生み出せ!」を見るともなく見ていました。
後半、面白くなってきました。新聞番組欄には「市民と論客が徹底討論」と書かれていますが、確かにいろんな方が出ておられていろいろ意見もありましたが、後半、野中さんが出てきて、陸前高田で復興に取り組む醤油会社の社長さんと、霞が関内閣府の官僚から陸前高田副市長になった方、会社を他人に譲って行政との橋渡しのボランティアに身を投じている方たちが紹介されたのが本当によかったです。皆さん30代で、国をあてにしないで自ら踏み出している方たち。
橋下徹的強権リーダー待望論になるのかと思っていましたが、話の方向は全く違っていました。小さなリーダーが沢山出てくる中で、自然と求められる大きなリーダーが現れるのではないかという話にまとまっていきました。現官僚の方たちの中で勉強会が行われていることも嬉しいお話でした。こういう方たちがいる限り日本も本当に捨てたものじゃない・・・と少し希望が持てました。

昨日は小出裕章さんの講演と質問に応える30分を加えて2時間半ほどを動画で見ました。
たくさんの図を用意されて本当にわかりやすいお話でした。学生時代に決めた生き方を40年間貫き通した原子力科学者が原発事故後の今、日本におられることは、宝でもあり救いでもあるような想いがします。科学的に、時間と空間をはるかに俯瞰した位置から徹底的に考え抜かれて、それでいてヒューマニスト。そして学者にありがちな「論」・自分抜きの無責任な「説」ではない。
福島第一原発事故放射能汚染を誰よりも深刻にとらえ、それだからこそ、未来ある子供の命と健康を最優先にし、汚染された農産物を年齢に従って食べるべきだという主張があるのだと思います。(深刻に=日本人はすでに放射能汚染から逃げることはできない)
学生時代、女川原発反対闘争に関わって農漁村の人たちの苦労を肌で感じたからこそ、福島の農民や畜産家、酪農家や漁民の想いが想像できるのだと思います。
騙されてはいけない。騙された責任を感じるのなら、もう、騙されてはいけない。
小出さんのこの講演を本当にたくさんの人に聞いてほしいと思います。
未だの方はコチラで:http://www.youtube.com/watch?v=7MbcteuNf6c&feature=colike(←カーソルを乗せると入れます)
壇上の小出さんと実行委員の方たち、会場の2000人以上の人たちとの”一本締め”。心ひとつに、大きな広がりになるといいなと思います。