BS世界のドキュメンタリー・「シリーズ原子力発電を問う」再放送

先週BS1で真夜中に連続して放送された番組が今週再放送です。

NHKの告知から:

"収束宣言"後も決着しない原発事故。分からないことや、考えるべき事はまだまだ多いのが現実です。

原発を様々な角度から考えるシリーズを放送します!


1.月曜日に放送する「"原子力は地球の未来"は本当か?」は、20年前に放送された番組です。

  ふだんは、こうした古いドキュメンタリーは取り上げませんが、今回は迷わずラインナップしました。

  この番組で発せられた警告が、20年前のものとは到底思えません。必見です。是非、ご覧ください。

2.あなたの家の隣に原発が作られるという、日本では考えられないような事態を取り上げたカナダの作品、

3.原発労働者の知られざる現実を描いたベルギー/フランスの作品、

4.そして去年放送して話題を呼んだ国際共同制作の作品もお届けします。(「チェリノブイリフォエヴァー」という作品ですが再放送予定には入らず:蛙)

以上は先週分の案内。今週の再放送についての案内は以下に。

最後の「原発労働現場 異常なし?」はフランスの原発下請け労働者の取材を元にした内容です。見応えあり必見です。

■シリーズ 原子力発電を問う

原子力は地球の未来”は本当か? (再)


2月13日月曜 午後6:00〜6:50

このドキュメンタリーの原題“AはATOMのA”は、1952年にゼネラル・エレクトリック社が制作した原子力の未来を謳ったショートフィルムのタイトル。この時代は英米ソ連政府やGEなどの大企業がこぞって原子力の平和利用のため、巨額の投資を行い開発を競っていた。この番組は20年前の制作だが、原子力利用の危うさを指摘する内容は、今見ても示唆に富んでいる。


■シリーズ 原子力発電を問う

お隣さんに原発が!〜住民の選択〜 (再)


2月15日水曜 午後6:00〜6:50

カナダのアルバータ州、その名もピースリバーという小さな町に突然、原子力発電所の建設計画が持ち上がった。町は賛否両論に分かれ、不安を募らせた人びとは信頼できる情報を求めて右往左往する。ピースリバーで農業を営む2人の女性が原発の安全性を理解するための旅に出る。しかし、さまざまな情報があるものの、二人が納得できる答えはついに得られない。二人の不安と困惑は、今、世界中の人びとのそれを象徴する。



■シリーズ 原子力発電を問う

原発労働現場 異常なし? (再)


2月16日木曜 午後6:00〜6:50

原子力発電を推進してきたフランスの原発で働く労働者の実態に光を当てる。原子力発電事業が民間企業に移行し、経済の論理が優先される中で、熟練の技術者が解雇されるなど安全対策が後回しにされている。現場は日常的に事故と隣り合わせだが、労働者たちの声が外に届くことは稀だ。日々、人知れずリスクに向き合う原発労働者の声に耳を傾け、この選択の是非を問う。

フランスは原発大国。でも、実態は? 
施設の老朽化と共に、労働の下請け化。
そして、本体から離れるにしたがって、安全性が薄れていく。
労働の安全管理も、そして、原子炉の安全管理も日々おろそかに。
告発した下請け会社の社長は解雇され、原発放浪者に・・・・「原発労働現場 異常なし?」必見です。