手抜き除染とチェルノブイリと食品基準値

2020年の東京五輪招致合戦本格化というニュース。
私は、2020年までに原発ゼロにしますので世界の皆さん是非東京へ、と言えば決まり!かなと思います。
未だ原発事故収束ならず、いつ何時福島第一の4号機の宙づりのプールが崩壊するかもしれないときに、事故現場近場の東京へ無責任に来て下さいとは言えないんじゃない?と思ってしまいます。原発事故は無かったことにして、ということが世界にも通用するのでしょうか?…疑問です。
 

●先週、朝日新聞が大手ゼネコンの下請け(孫請け?)の手抜き除染問題を取り上げたそうですが、今朝のテレ朝、モーニングバードでは、田村市の30キロ圏辺りの除染を取材していました。
形だけの除染で、住民が困っているそうです。屋根は、手洗いとか高圧洗浄機は使わず掃いただけ、汚染値の高い雨どいの苔の除去もされず。民家から20メートルと決められている地面の除染は、2メートルまでの草を刈ってすぐ近くに積んだまま。本当なら特別の袋に詰めて安全な場所で保管なのにです。市会議員さんのお話では、利益を上げたいだけの業者のエゴで、除染の意味も解ってなくてやっているとしか思えない、と。放射線量は毎時0.23マイクロシーベルト以下にしたいところ、計ってみると3.2マイクロシーベルトも。
市長さんは、取材に答えて、手抜きではなくて、上手、下手の問題で、再除染を働きかけるとか。
まず、除染そのものが有効なのか、もし有効としても何を基準としているのか、監督はだれがやるのか・・・とコメンテーターの皆さんも。
国の場合は税金を掛けてやっているのだから、安倍政権がこういう無駄に対してどう対処するのか見る必要ありとも。
◆小出さんが除染について「1月6日「除染」は原子力村の収入源になっている by 小出裕章教授」:BLOGOS:http://hiroakikoide.wordpress.com/2013/01/07/blogos-2013jan06/#more-5181
●●「shueiのメモ」さんから、NHKスペシャルの動画、10分足らずです。
「汚された大地で  チェルノブイリ 20年後の真実   NHKスペシャル / 2006年4月16日放送」
事故当時、事故現場で危険な収束作業をした人達は、国家から英雄的な労働者に与えられる勲章をもらいました。しかし、事故から18年、ガンを発症する人も。50歳以上は生きられないのという人たちも。これは、フクシマの20年後。政治家の皆さんは、長い目で日本の行く先を考えて政治をしてほしいものです。
こちらで:http://www.youtube.com/watch?v=Mb_gga-dGMM&feature=player_embedded
●●●同じく「shueiのメモ」さんの記事「再確認!!日本食内部被曝基準値!!」からです。(http://d.hatena.ne.jp/shuuei/20130107/1357518424