シシガシラと豆餅

北側玄関先のシシガシラ(獅子頭)が次々と花をつけて、冷え込み厳しい中、ホッとします。
植木屋さんが冬も寂しくない様にと植えてくださって、その時、名前を教えてもらいました。
別名、寒椿ともいうそうです。山茶花が終わった頃から、椿が咲き始めるまでの寒中に咲きますので、寒椿の名がついたのかも。
椿ほどボッテリした厚みはなく、花は山茶花に似ています。
山茶花と違うのは一せいに咲くのではなく、次々と咲く点、似ているのは、花びらがハラハラと散るところ。
牡丹色が寒い冬に暖かい心地がします。
さて、今年のお正月は大晦日に届いた加賀市の義弟夫婦からの宅急便で豪勢なものでした。
毎年、隣の父も大好物の豆餅を送ってくれます。つきたてをすぐ送ってくれるので受け取った時はまだ少し柔らかく包丁が入ります。
好みの幅で包丁を立てて切り分け、隣の両親にも届けます。豆の分量と塩加減が丁度良い豆餅は他では味わえません。
そのうえ、今年は橋立港からの海の幸が届きました。大きなカレイの一夜干しが6枚と鯛の昆布締めとナマコ。そして能登の枯露柿も。
ナマコは、弟のお嫁さんからは私に挑戦するようにという電話でしたが、ネットで調理法を調べて夫が挑戦することに。
ナマコのお腹か背中に包丁を一筋。オレンジ色の内臓が出てくるので塩漬けにしてコノワタに。
口と肛門が硬いので切り取り、身を薄切りにする。ここまでの作業が夫。
私は三杯酢(酢、砂糖、塩、しょうゆ)を作り、それを基に土佐酢(三杯酢に味醂と削り節を加えて煮立てて冷ます)にして、スライスしたナマコを漬ける。
コチコチとして美味。最高のお正月でした。