フジバカマに蝶と国連委報告「内部被ばく過小評価か」とIAEA

今朝は霧雨から本降りになっていますが、
昨日までの3連休は良いお天気が続きました。
昨日庭のフジバカマにオレンジ色の蝶がやってきて
熱心に蜜を吸い続けていました。
ツマグロヒョウモンという蝶のメスのようです。
30℃超えの真夏日もやっと25℃以下に収まりました。
これで秋を迎えることができます。
昨日は父の面会に母と出かけましたが
車椅子からソファへの移動がますます普通にできています。
母は新しくした補聴器の話を父にしています。
新米をリュックに入れて会いに来てくれた従兄が、父を見舞った帰り、バス停での待ち時間に、ここ数年で補聴器はデジタル式になって騒音が消え性能が良くなったという話を母にしていました。それで、母は施設の方のお話も聞こえないと困っていたので、駅前の眼鏡店であつらえることにしたようです。あまりの高額なので、従兄の話と違うと思いましたが、何十年も前からあるお店だし、悪徳業者とは思えないので、黙っていました。先週は届いた補聴器が大活躍の1週間だったようです。テレビも人の話が聞こえるし、大事な話もこれで聞ける、俳句の教室でも役立ちそうと大喜びです。

◆上の記事は日曜の日経朝刊の記事です。写真に入らなかった部分、この記事の続きは、「作業員のうち12人は内部被曝量が高く、甲状腺がんなどのリスク増大が推定されるとした。さらに160人以上の作業員が゙100ミリシーベルトを超えており、将来のがんリスクが増大する可能性があるとも指摘したが、増大の程度は小さいとした。」
◆同じ内容の北海道新聞の記事を「おとじろうとらいるのひび」さんが13日付で取り上げておられます。タイトルは「 福島第1原発で4カ月 がん「被ばくが原因」 札幌の55歳男性が労災申請」(http://blog.rairu.com/?eid=1334)です。この元原発作業員の方の記事は蛙ブログ11日でも「みんな楽しくHappyがいい♪」さんの記事から紹介しています。
IAEAの除染チームが来日しています。チームの来日に先駆けて天野事務局長が来日、NHKはじめ各民放で「世界の趨勢は原発推進」と安倍首相の原発再稼働・推進の後押しに励んでおられます。この発言を受けて、先週土曜、たまたま見ていた読売テレビの朝の番組でキャスターの辛坊氏が「IAEAというのは原発推進の機関ですから」と適切な注釈を挟んでいました。天野氏の原発推進の精力的な動きについては別に取り上げたいと思っています。

福島第1原発:IAEA除染チーム来日、意見交換/毎日新聞 2013年10月15日 10時25分


 東京電力福島第1原発事故後の除染の進捗(しんちょく)状況などを調査するため、国際原子力機関IAEA)の除染専門家チームが来日し、14日、日本側の担当者らと意見交換した。

 専門家チームは、2011年10月の最初の調査時に日本政府への助言をまとめており、今回は助言後の実態把握などが目的。同日、東京都内で記者会見した団長のフアン・カルロス・レンティッホ・IAEA核燃料サイクル・廃棄物技術部長は、除染で生じた土壌や廃棄物の仮置き場や中間貯蔵施設の建設の難しさを指摘。「地元住民をはじめとする関係者が(建設に向けた)意思決定に加わることが重要だ」と述べ、場所の選定方法などについても助言する意向を示した。

 井上信治環境相らとの意見交換では、日本政府が除染の長期目標としている「年間被ばく線量1ミリシーベルト以下」という基準について、改めて議論する方針を明らかにした。
 
チームは16日から福島県川内村の除染現場などを視察。21日に助言を盛り込んだ報告書草案を公表する。【大場あい】

◎事故収束や汚染水対策に世界の知恵を借りて…という声が上がり始めたと思ったら、安倍政権のやることは全く逆方向ですね。原発推進や、線量高めで据え置いて住民の帰還を急がせる、何年かのちの住民の健康については責任持たない、どうせ因果関係は不明、証拠不十分で責任を問われることはない。そのためにはIAEAの力も借りてということですね。原発推進にも国際協力という大きな応援部隊がありました。脱原発の国民の願い・・・小泉さんではありませんが、自民党が、安倍さんがその気になれば今なら脱原発、やれる!というチャンスではありますが、ピンチでも。騙されないことですね。騙そう、隠そうという力が明確に働いているわけですから、騙されない、皆で知って、広めていこう!
(ジンジャーの花の一つが延々半月以上咲き続けています。まだツボミもあります。一体全部でいくつの花を咲かせるのやら)