金曜デモと宇宙飛行士秋山さんの講演と「日本人は何を考えてきたか」メモ

今朝の「わかった!日揮に対する政府の異例対応の謎。」に次いで二つ目の記事です。

◎昨日の金曜官邸前抗議についての「特別な1日」さんのルポ。
今回はアベノミクスを考えながらのご報告ですが、内容は盛りだくさん。経済問題だけにとどまらず、忌野清志郎さんで憲法問題、「原子力災害対策指針(改定原案)に対する意見募集(パブコメ)について」、写真を並べながら、敦賀原発に派遣されている原子力規制庁幹部(名雪哲夫審議官)が日本原電に断層調査の資料を漏えいして更迭されたことを紹介、最後には、さりげなく子供を登場させて、今一番大事な福島の子どもたちの健康の拠り所、「ふくしま共同診療所」の紹介、と本当にたくさんの大切な情報を紹介されていますので、是非、コチラで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20130201/1359723464
◎大阪関電前は30人ほどだったと「生き生き箕面通信」さんが。コチラで:http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/cbbdbe8a8f1b55e7db6abdfc09d39b5c
◎◎昨日のブログで紹介した元宇宙飛行士秋山さんの講演「未来に残そう平和な地球」、コメント欄にはそれぞれ素敵な感想も頂いています。
hateheiさんのコメント、人に歴史あり、秋山さんのお話が改めて生き方の原点を呼び覚まします。kenitiさんのコメント、80歳にして選挙にも出ようという元気暴走老人に、秋山さんはその元気さだけは見倣って我々もやろうじゃないかと呼びかけ、その呼び掛けに呼応する元気なkenitiさん、為政者に迫る姿勢もブレません。そしてSPYBOYさんのコメント、宇宙飛行士に何やらマイナスのイメージがあったようですが、講演を聞いて素直に「立派な人」と言わせる秋山氏、スゴイです!
未だの方は是非、昨日のブログから動画の講演を聞いてください。42分ですが、一気に聞き込んでしまいます。
口跡明晰、論旨明快、ユーモアあふれるお話に、いつか元気を貰っています。コチラから:http://d.hatena.ne.jp/cangael/20130201/1359680965

◎◎◎さて、1月最後の日曜日(27日)の夜、Eテレ「日本人は何を考えてきたか」シリーズは、第12回の最終回でした。
平塚らいてうと市川房江を法政大学教授の江戸学、いつも着物姿の田中優子さんが訪ねていました。ゲストコメンテーターは上野千鶴子さんでした。これは、先日のヨガのランチでも話題になって、見た方が”良かった〜”と。メモ代わりにNHKのサイトの番組案内を貼り付けておきます。

第12回 女たちは解放をめざす 〜平塚らいてうと市川房江 〜 旅人・田中優子



「元始、女性は太陽であった」。雑誌「青鞜」で高らかに女権を宣言した平塚らいてう。彼女と共に、新婦人協会を設立し、婦人参政権の獲得を目指した市川房枝。二人は戦争に向かう時代の激流に否応なく飲み込まれていく。「母性主義」を掲げた平塚は国家による母子の保護を主張、市川は選挙粛正運動を進め太平洋戦争の総動員体制に協力していく。
敗戦後、最初の総選挙で女性に参政権が認められるが、市川は公職追放された。その後、追放解除となった市川は参議院議員として活躍。平塚と市川は手を携えて、再軍備反対と平和を訴えていった。
番組では、祖母が平塚らいてうの「青鞜」に影響を受けたという法政大学教授の田中優子さんが、ゆかりの人々を訪ね、女性解放運動の歩みをたどっていく。

【出演】田中優子(法政大学教授)、上野千鶴子NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長)、伊東敏恵アナウンサー

【再放送】2月3日(日)午前0時50分〜 Eテレ(2日土曜日の深夜)

上野千鶴子さんの第一声がビックリでした。「幻想よ!」という言葉だったか、一瞬「??」でしたが、暫く考えて、あぁ〜『原始、女性は太陽であった』がお気に召さないんだな〜と思いました。日本では未だかつて女性が太陽であったことなど無かった、と上野さんは言いたかったみたい。
2週間遡って、第10回は北一輝大川周明でした。戦争に突入する時代に必ず出てくる名前ですので、知りたかった内容です。
北一輝は2・26事件に影響を与えた人。大川周明は、極東軍事裁判で前に座っている東条英機の頭をコツンと殴った、あの人だったのか・・・と。被告人席に座った唯一人の民間人だったそうです。中村屋のボースやインドとの関わりとか、やっと、ちょっと繋がってきました。二人が考えた天皇制も社会主義思想で受け止めるとこういう解釈になるのかと思いました。大川周明は、その考えが幻想だったと2・26事件で解ったのですが。大東亜を本気で考えた人がいたのですね。
これもNHKの案内から:

第10回 昭和維新の指導者たち 〜北一輝大川周明〜 旅人・田原総一郎



昭和維新」を唱道し、軍内部にも影響力を持った思想家・北一輝大川周明。二人は若き日、社会主義思想の影響を受け、社会の変革を目指していた。その変革構想はまたアジアとの連帯を視野に入れていた。北は辛亥革命で革命派の宋教仁を支援し、大川はインド独立をめざすラース・ビハーリー・ボースらと交流する。大川はやがてイスラム学の研究を進め、大アジア主義を掲げて後進を育成していった。
しかし、北一輝は2・26事件で逮捕され、処刑される。そして大川は敗戦後、A級戦犯容疑者として訴追されるが、精神障害免訴となった。
二人はアジアの中で、どのような変革の構想を持っていたのか。そして、昭和初期の軍のクーデター、5・15事件、2・26事件にどのように関わっていたのか。ジャーナリストの田原総一朗さんが二人の故郷、新潟県佐渡山形県庄内地方などを訪ね、その思想の軌跡を追う。


【出演】田原総一朗(ジャーナリスト)、松本健一麗澤大学教授)、三宅民夫アナウンサー

◎このシリーズの第2回が丁度昨年の1月の「自由民権 東北で始まる」で、ブログでも取り上げました。旅人は菅原文太さん。菅原さんはこの番組と関わったことが政治(昨年の衆院選)に関わるきっかけになられたのではないかと思ったり。明治、大正、昭和をそれぞれ4回で辿ってきたことになりますが、残念なことに見逃したのが結構あります。これまでの放送はコチラで:http://www.nhk.or.jp/nihonjin/backnumber/index.html
また、明治編、大正編はNHK出版から本になっているようです、詳しくはコチラで:http://www.nhk.or.jp/nihonjin/book/index.html
◎第11回の福岡伸一氏が訪ねた西田幾多郎の回は、とても面白かったので、またブログで書いておきたいと思っています。
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