それぞれが出来ることを

今朝の「生き生き箕面通信」さんでは、「今、原発ゼロを実現しているのは世界で日本だけ」という記事が。コチラ:<「『脱原発』実現しつつある日本」と、小熊英二さん>(http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/2bd4ce460249b49e17f77c2aee614e14
確かにそうなんですね。今、日本では原子力発電所は一機も稼働していないので、日本で使われている電気は原発に頼らなくてもという世界が実現しています。勿論、発電が油に頼っている今が良いわけではありませんが、だからと言って原発再稼働へ逆行するのでは、福島に申し訳がありません。ここは道を過たず、未来の拓ける自然エネルギーに国のかじ取りを持っていくチャンスにしてほしいと思います。
ところが、政府は国民の大多数の思いや願いや決断に反して再稼働を目指しています。福島第一原発事故の後始末もままならないこの状態で原発を売り込みに国会を欠席してまで出かけています。買う方も買う方ですが、売る方がどうかしていると思います。その、どうかしている安倍首相と政権担当の自民党脱原発に向かわせるのは世論でしかないわけです。
そこで、小泉元首相に言われるまでもなく、ブログ仲間の「特別な1日」のSPYBOYさんは、以前から、「それぞれがそれぞれの出来ることを」とブログで仰っていました。私も本当にそう思います。今は、愚痴っている場合ではありません。それで「マガジン9条」にグリーンピースの方がこんなことを言っています。途中からですが紹介してみます。
脱原発と秘密保護法と関係があるの?という疑問については、今朝のモーニングバードの「そもそも総研」が取り上げていました。その中で玉川徹キャスターの質問に町村氏が笑いながら「どうしてそうなるんですか? そんなわけないでしょ」と答えていましたが、決まってしまってからは運用次第でどうにでもなる法律が危険なのであって、町村氏の「原発に反対する人たちには使いません」という口約束では何の保証にもなりません。
現に、昨日の蛙ブログでも紹介しましたが、<24日に国会内で開かれた超党派議員と市民による政府交渉の場で、法案担当の内閣情報調査室の橋場健参事官は、「原発関係施設の警備等に関する情報は、テロ活動防止に関する事項として特定秘密に指定されるものもありうる」と説明。核物質貯蔵施設などの警備実施状況についても同様の考えを示しました。「警備等」に関係するとして、原発の内部構造や事故の実態も秘密になる危険が明らかになりました。この間、政府は「原発(情報)が秘密になることは絶対にない」(9月18日のBSフジ番組、礒崎陽輔首相補佐官)との説明を繰り返してきましたが、実務担当者がこれを真っ向から否定した説明です。同法案の大きな論点となってきた原発をめぐって、主担当の首相補佐官が全く逆の説明を繰り返していたことになります>。
それでは、グリーンピースの方の一部引用です:

社会変化のためには、さまざまなプレイヤーが効果的な役割を担うべき


 「変えたい対象」に怒りをぶつけるのも重要です。ただ、社会的な変化は、さまざまなプレイヤーがさまざまなタイミングで動くことで実現します。ですから、自分たちのグループの特徴に合わせて、誰に働きかけるのが一番有効なのかなども考えて行動してみると良いと思います。ちなみにグリーンピースでは、このパワーアナリシスを行って、活動に役立てています。
 今回の「秘密保護法案」の例では、極端に単純化したパワーアナリシスをお見せしましたが、実際のパワーアナリシスでは最低数十枚というポストイットとさまざまな方向に向かう矢印がグラフ上にあふれます。


「秘密保護法案」を廃案にするために報道機関に電話を


 いずれにしても問題だらけの秘密保護法案。すぐに反対の声を広げなければいけません。この件で、みんなができて即効性があるのは、報道機関に電話して「秘密保護法案」の問題点をもっと広く報道させることでしょう。


•「秘密保護法案のニュースが少ない」
•「もっとしっかりと法案の問題点を報道してほしい」
•「この法案が通ったら、あなた方はどうやって取材するのですか?」
•「この法案の問題点を指摘しないのであれば、もうあなたの新聞は買いません」


 などなどの意見を、今すぐに報道機関に届けてみませんか? 以下に電話番号を用意しましたので、ぜひご活用ください。



グリーンピース・ジャパンで発表した「秘密保護法案」に対する声明はこちら。
グリーンピース声明 — 市民の権利を奪う「特定秘密保護法案」の廃案を (2013年10月21日)

◆「パワーアナリシスって?」「電話番号は?」「声明は?」:全文はコチラ⇒http://www.magazine9.jp/article/kaeru/9070/