「廃炉」と「廃案」の金曜デモと「自由と民主主義の為には死ぬ覚悟」(マンデラ)

今朝、「かぐや姫の物語」に次いで二つ目です。
◎「今日にも成立」、テレビのニュースでは、ずっとこう言われていました。金曜デモの日ですし、各地で抗議の集会があるとも報道されていました。午前中に「かぐや姫の物語」を見て、午後からは何をしていても、気がかり。夜、11時21分頃、臨時ニュースのテロップが流れ、成立を知りました。覚悟はしていたものの、あからさまな民主主義の否定と国内外から批判されていて、少しは…と思いましたが、世界を前に汚染水の「アンダーコントロール」を宣言して恥じない政権ですから、これくらい?のことでは無理なんでしょう。大変な政権を生んでしまったものです。自民党の党員の皆さんや支持者の皆さんには本当に良く考えてほしいと思います。 
◇「本会議の賛否は、賛成130票、反対82票。自公が賛成。みんな、維新は欠席し、他党(民主、共産、社民、生活)は反対票を投じた。
 ただし、自民の二之湯智氏、みんなの党真山勇一川田龍平寺田典城の3氏が造反して、反対票を投じたという。<拍手!(・・)//>」(日本がアブナイ!」さんより)

アメリカから作れと言われたとか、アメリカと同盟関係なんだから、アメリカが求めるなら仕方がないとか、情報はギブ&テイクという考えは間違いです。アメリカ合衆国NSCの元メンバーで、沖縄密約に署名をした4人の内の一人であった、沖縄密約に署名した4人の一人若泉敬氏の交渉相手であったモートン・ハルぺリン氏(75)が3日の報道ステーションの取材で応えていました。昔から(密約の時代からということでしょう)日米に情報の差はなかった、「全て共有していて問題はなかった」と発言、そして今回の特定秘密保護法には反対を表明していました。現政権は”アメリカが求める”という外圧を利用して、極めて非民主的で危険な独裁国家を目指しています。
◇「政府の情報はその国の市民のものだ」というハルぺリン氏反対の理由は是非コチラで:【秘密保護法案、国際基準を逸脱】米政府元高官ハルペリン氏  秘密多いと管理困難に」(http://www.47news.jp/47topics/e/247843.php
◆毎週恒例の金曜デモの様子を伝えてくださる「特別な1日」さん。昨日のタイトルです。<廃炉』と『廃案』:『★1206 再稼働反対!首相官邸前抗議!』&『12/6 秘密保護法反対抗議@国会正門前』&『特定秘密保護法〜成立させない!絶対させない!永田町大集会』
その日の官邸前の怒りと新たな決意を是非コチラで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20131207/1386343059
◎5日には、南アを解放したネルソン・マンデラさんが95歳で亡くなられました。自由と民主主義を求める不屈の精神は世界のアチコチで受け継がれるでしょう。SPYBOYさんが引用されたマンデラさんの言葉は:
『何もせず、何も言わず、不正に立ち向かわず、抑圧に抗議せず、それで自分たちにとっての良い社会、良い暮らしを求めることは不可能です。』
◆昨日の強行採決による秘密保護法の成立とネルソン・マンデラさんを取り上げておられるのは「生き生き箕面通信」さんの今朝のブログ。
マンデラさんの語録も引用されています。ぜひコチラ「葬送行進曲が流れる中でも顔を上げよう――日本の本物の民主主義樹立をめざして」」:http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/549dacf5e21839b458cf99765470521d

 「すべての人々が調和と平等な機会の下に暮らせる民主的で自由な社会という理想を抱いてきた」「その理想こそ、私が命を懸けて実現させたいものだ。もし必要とされるなら、その実現のために死ぬ覚悟がある」(64年、反逆罪に問われた裁判で)
 

「肌の色や育ち、信仰の違いを理由に他人を憎むよう生まれつく人などいない。人は憎むことを学ぶのだ。もし憎むことを学べるなら、愛することも学べる。愛は憎しみより自然に人間の心に届くはずだ」(94年、自叙伝で)

◆世界が自由と民主主義のために闘ったマンデラさんを讃えています。27年の獄中生活の後、94年、全人種による選挙によって大統領になったマンデラさんは「和解」を訴えました。過去の敵を赦し共に新しい世界をと導いたのです。オバマ大統領の追悼の言葉を報じる新聞に、私は『安倍さんは?』と思って新聞で探しました。自由と民主主義を否定する法案をこれまた非民主的なやり方で何が何でも成立させようとしているさ中、安倍首相のマンデラさんの追悼の言葉なぞ通り一遍のお悔みでしかないのは解り切っていました。
今日の天木直人氏のブログはそのことを伝えています:「マンデラと最も疎遠な国、それが日本だ」( http://www.amakiblog.com/archives/2013/12/07/#002794
(二枚の真っ赤な炎のようなモミジの写真は、昨日映画館に行く道筋で見た二中の北側の空き地のモミジの大木の紅葉です)
PS:
◇「内田樹の研究室」より:特定秘密保護法への抗議声明」(http://blog.tatsuru.com/2013/12/07_0956.php