「原発ゼロでも日本は発展できるというグループと、
原発なくして日本は発展できないんだというグループの争い」
1時前、細川元総理が76歳の誕生日の今日、都知事選出馬を決意、小泉元総理と二人で記者団に囲まれて質問に答えました。途中からですが：
細川氏：「都知事選に立候補する決断をした。小泉氏に強力な支援をお願いした。原発政策は国の存亡にかかわる問題との危機感を持っている。」
小泉氏：「昨年10月に会って、この国の形をどうするか、特に原発の問題、共感できる点がたくさんあったものですから、今回細川さんが都知事に立候補する決意を固めたという話を伺って心から敬意を表したい。そして、私も喜んで積極的に細川さんのために応援するとお伝えしました。
演説会、あるいはさまざまな会合があると思いますから、そういう場で、私が出てもいいんだったら出て細川支持を訴えますよ。」
「今回の選挙は原発とは関係ないという人もいますけど、私が一番重視しているのは原発をどうするかですから。人それぞれ何が重要と考えるかはいろいろあると思いますが、私が細川さんを支持する最大の理由は、原発が無くても日本は発展できるというその点に、私は最大の支援を注ぐ価値があるなと。」
「東京が原発なしでやっていけるという姿を見せれば必ず国を変えることができる。国政にも十分影響を与えるだろう。だから細川さんが当選できるように頑張ります。」
質問：「東京都知事となれば東電とも関係がある。どう方向性を示しますか？」
細川氏：「それは、具体的な事は、数日中に正式な出馬表明の会見を開いて政策的なことも含めて話したいと思うので、今日はここでは失礼します。」
質問：「総理大臣を務めて、改めて一地方選に出るのはどういう心境ですか？」
細川氏：「それは国の問題でも地方の問題でもこれは大事な問題となれば・・・ 総理になって出来ることもあるし出来ないこともある。知事だから出来ることもあるし、また出来ないこともある。今回の原発の問題なんかは、まさに知事として非常にやりがいのある仕事ですから全力でやりたいと思っています。」
質問：「小泉氏は自民党出身者として細川氏を応援することで政界に変化をもたらそうということか？」
小泉氏：「今回の選挙ほど国政に影響を与える選挙はないですよね。特に細川さんが知事に当選すれば、エネルギー問題、原発問題、これは国政を揺るがす大きな影響力を与える知事になると思いますね。
いわば、原発ゼロでも日本は発展できるというグループと、原発なくして日本は発展出来ないんだというグループとの争いだと思いますね。私は原発ゼロでも日本は発展できるという考えに立っていますから。それは、細川さんも同じだと思いますよ。それが私が細川さんを応援している最大の理由です。」
質問：「政界再編につながると？」
小泉氏：「それは、わかりません。」（おわり）
先に出馬表明をしている脱原発の宇都宮氏は会見を開いて、細川氏の脱原発の理由と具体的な政策を知りたいとのこと。コメンテーターの政治評論家の見方は、場合によっては脱原発で一本化の用意があるととれると。（以上2時の読売テレビ「ミヤネ屋」より）
PS:宇都宮氏は「自ら出馬を取り下げることは無いと発言した」とも。 社民党吉田党首は「細川さんと宇都宮さんで脱原発一本化してほしい」と。 共産党は「一本化はあり得ない」。
