止まらない反米(百田氏今度はイランで、と自民の自主憲法)

久しぶりの学習センター、帰りホールのところで貼り絵展をやっていました。
なかなかの大作、個人でなくてグループで制作された作品のようでした。


外に出ると雨にもかかわらず、ホールのガラスを鏡にして若い人たちがダンスのレッスンをしていました。
天木直人氏のブログで、あのゼロの人、NHK経営委員で田母神さんの都知事選でアメリカに向かって挑戦的な原爆批判、東京裁判批判を行い、山崎行太郎氏に宣戦布告されて弱気になって矛を収めたかと思っていた百田尚樹氏が、イラクへ行ってアメリカ批判を行い大歓迎されたそうです。
今日は、その件をはじめ、自民党の副幹事長が「家族内の個人尊重や両性の平等、勤労の権利や義務は共産主義の条項」と言って堂々現行憲法批判を行ったという記事を取り上げておられる「東久留米日記」さんのブログ「あの人もNHKを辞めてくれい」から一部をコピーしてみます。

あの人もNHKをやめてくれい


「敵(米)の敵(イラン)は味方」という考えなんでしょうか。イランに行って米国の悪口を言って盛り上がる百田氏。

イランに出向き米国批判で意気投合した百田尚樹売国奴ぶり(天木 直人) - Y!ニュース2014年2月28日http://bylines.news.yahoo.co.jp/amakinaoto/20140228-00033083/
「イランは国際社会から核兵器開発の疑惑を持たれている国であり、日本の最大の同盟国である米国にとって最も警戒すべき国である。そのイランに出かけて行って、米国の悪口を言って意気投合する。おまけにこのメッセージが日本とイランの協力拡大に役立つものになるとまで言ったと言う。」


山崎雅弘先生ツイートほか-----------------------------

百田尚樹氏が2月23日からイランを訪問し、同国で政府高官と面会したり講演を行ったりしている模様が、イラン国営ラジオの日本語サイトで紹介されている。


「作家の百田尚樹氏がイランを訪問」http://t.co/ojoRlMa8Rc
「イランの石油次官が百田尚樹氏を称賛」http://t.co/pdhLMKLXX0
百田尚樹氏、「イラン訪問記」を執筆」http://japanese.irib.ir/news/culture-society/item/43530-%E7%99%BE%E7%94%B0%E5%B0%9A%E6%A8%B9%E6%B0%8F%E3%80%81%E3%80%8C%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E8%A8%AA%E5%95%8F%E8%A8%98%E3%82%92%E5%9F%B7%E7%AD%86%E3%80%8D
イランは現在、イスラエルおよびアメリカと完全に敵対する関係にあり、イランの核開発施設に対するイスラエル軍の奇襲攻撃の可能性が度々議論されている。そのイランに首相周辺の公人が出向き、記者会見で原爆問題に関連して「私は普通ではないのはアメリカ人のほうだと思う」という自説を繰り返した。


佐藤優「百田氏の『普通ではないのはアメリカ人だと思う』という発言に、反米を国是とするイラン当局は大喜びしたと思う。百田氏の発言を米国やイスラエルは注意深くウオッチしている。百田氏のイラン訪問が、日本外交に影響を与える予感がする」(東京)http://t.co/yTLuZ5SPnS


日本国内では「百田氏は一作家にすぎない」との軽い認識が多いようですが、欧米では彼の政治的影響力を踏まえて「国粋主義の作家で安倍(首相)の親しい友(close friend of Abe)」と見なされています→http://t.co/vaGKOaa6rh

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日本ではベストセラー作家であって政治家ではないと思う人もいるだろうけど、海外からはそうみられてないですよ。NHKの役員でなければ呼ばれませんし、安倍首相もNHKの役員に勧めるにあたり「よく知らない人を推薦するわけにはいかない」と言ってたじゃないですか。これ以上国益を損なう行為は、やめさせなくては〜。


放言の内容が問題というより、どういう肩書きの誰がどこで誰に向かって言ってるかという外交の問題ですよー。中韓のみならず、本当は米も敵であるという本音がー


安倍さんに代表される右翼というか保守というか民族主義者は、親米でアメリカに従属しながら、じつはアメリカ憎しなんですねー。百田さんは正直なだけだー

◎ブログ内で案内されている署名:私もしました:

内閣総理大臣安倍晋三様並びにNHK経営委員会委員各位:
私たちは、籾井勝人NHK会長、百田尚樹長谷川三千子両NHK経営委員の罷免を求めます
http://t.co/MCxNbA18FH

◎他に気になる項目を以下に:

保守と歴史認識:/2 他国批判に「愛国」使うな−−鈴木邦男・「一水会」顧問http://sp.mainichi.jp/shimen/news/20140301ddm005010125000c.html
「今の憲法は押し付けられたのは事実だと思うし、きちんと見直すべきだとは思う。ただ、現政権で改正すれば国民を縛る憲法になる。自由のない自主憲法になるよりは、自由のある押し付け憲法の方がいい。形じゃない」鈴木さんだー


自民の副幹事長が「現行憲法違反。家族内の個人尊重や両性の平等、勤労の権利や義務は共産主義の条項http://blogos.com/article/81238/


戦前の日本で暮らした経験のある当時二十代(だったと思う)の女性のベアテさんが憲法作成に加わって家庭内の個人尊重や両性の平等ができたことなどを、自民の責任ある立場の人はご存知ないようだ。
若い女性が憲法作成に加わったことは当時の社会には憲法の受容にマイナスに響くことがわかっていたから、配慮されてベアテさんは長いこと公にそれを主張することはしなかったんです。

◎全文はコチラ「東久留米日記」の3月1日のコチラ:「http://d.hatena.ne.jp/higasi-kurumeda/20140301/1393664862
★★特に自民党副幹事長赤池誠章議員冒頭発言には驚きます。コチラに入って是非全文を!
憲法自体が“憲法違反の存在”」自民党副幹事長・赤池 誠章議員による憲法審査会冒頭発言書き起こしhttp://blogos.com/article/81238/)」

自民党は確かに自主憲法は結党以来の党是ですが、「安倍首相の戦後レジームの否定はまた自民党の伝統的な政策の否定でもある、なぜなら戦後レジームを作ったのは自民党なのだから」と、以下、天木氏の今朝のブログからです:

 今朝早朝のTBSの時事放談藤井裕久元議員が言っていた。安倍首相の戦後レジームの否定は自民党の伝統的な政策を否定するということだと。
 なぜならば戦後レジーム自民党が作ったからだ、と。

 その通りである。


 そして安倍首相の外交が自民党の伝統的な外交から逸脱しているのはそのことだけではない。


 同盟関係にある米国のオバマ大統領を嫌う一方で、旧敵国である共産主義国ソ連の後を引き継いだロシアの独裁者プーチンにすり寄る倒錯した外交を行っている。

 ファーストネームで呼び合う仲だ、年に数回も首脳会談をする仲だ、などと喜んでいる。

 しかも入れ知恵したのがあの森元首相であり、それに従ったというのだから笑い話にもならない。
<後略>

◎全文はコチラ:「このままではプーチンと心中することになる安倍首相」(http://www.amakiblog.com/archives/2014/03/02/#002884
◎安倍さん、イランやプーチンのロシアと仲良くなって、「同盟国アメリカ」には受け入れてもらえず、反中、反韓、反米の日本にして、いったいどこへ国民を連れていく気なんでしょう。明治憲法下、世界から孤立してファシズムに走った過去への暴走が止まらない感じです。