「新しい日中関係と安倍首相」と「森友追及の元NHK記者が語る…」

お試しサービスで入れてくれている日経、何日か前でしたが「Digital Trend」という頁の「ツィッター ここに注目」というコラムにノーベル賞の本庶氏が取り上げられていまでしたがした。

「教科書」を新聞と変えてみたり、NHKと変えてみたり、ツィッターと変えてみたり、人の噂と変えてみたり・・・要は、「教科書を疑え」ということは、自分の頭で考えろということですね。心がけたいと思っています。


日中関係は実利を優先して、尖閣歴史認識は棚上げ。それでも、角突き合わせる関係よりは良いでしょう。米中関係の悪化が背景にあってか中国側は日本との関係重視に前向き。一方、トランプ大統領と”親しい”関係にある安倍首相としては余り嬉しそうな顔もできないし、かといって”親しい”トランプさんが、これ以上日本を特別扱いしてくれそうもないし、経済界の要望を放っておくわけにもいかないし、外交面での成果も必要だし、この際ネトウヨさんとはこの辺で縁切りしても大丈夫・・・と思われたかどうか?

山崎 雅弘さんがリツイート

小川一
@pinpinkiri 10月26日

中国メディアの報道も好意的です。日本への強硬な論調の中国紙「環球時報」も前向きな論評を掲載し「中日は決して互いに見下したり意地の張り合いをしたりしてはならない」と呼びかけました。「東京都が尖閣列島を買う」宣言で始まった日中の険悪。6年かかっての修復です
https://mainichi.jp/articles/20181027/ddm/003/010/140000c

日中、実利を優先 尖閣・「歴史」棚上げ会員限定有料記事 毎日新聞2018年10月27日 東京朝刊

 安倍晋三首相は26日、中国の習近平国家主席李克強首相とそれぞれ会談し、日中関係の改善をアピールした。両国は沖縄県尖閣諸島を巡る対立などを抱えつつも、世界的課題では積極的に協力を探る「新たな段階の関係」に踏み出す構えだ。ただ、外交的な「成果」を政権浮揚につなげたい安倍首相に対し、中国側は米国との貿易問題を巡る対立を背景に日本を取り込む思惑がにじむ。課題を棚上げしたままの同床異夢の接近といえそうだ。

●それにしても、手のひらを返したような安倍首相の中国礼賛のご挨拶。これぐらいは言えなくっちゃいけないのでしょうか?
安倍政権バンザイの百田尚樹氏、昨年のツィッターでは中国文化を否定、挙句は漢文もいらないとツィートしてたのに、親分さんが「私自身、今でも漢文から学ぶことは多い」とスピーチ。これは、ヒドイと百田氏が思ったかどうか・・・官邸サイトから安倍首相のスピーチ冒頭部分です:

平成30年10月26日
日中第三国市場協力フォーラム 安倍総理スピーチ



 尊敬する李克強(り・こくきょう)国務院総理、そして御列席の皆様、日中第三国市場協力フォーラムの開催に当たり御挨拶を申し上げます。

 日本と中国は、1,000年以上の長い間、お互いに影響を与え合ってきました。5世紀、日本に、初めての文字である漢字がもたらされました。6世紀に伝来した仏教は、日本人の考え方に大きな影響を与えています。そして8世紀に遣隋使(けんずいし)・遣唐使を通じて、中国の社会制度や、都市のつくり方を学びました。中国は、長きにわたり、日本のお手本でした。

 今も、日本の高校生は、日本の国語として、漢文、すなわち中国の古典を勉強しています。御来場の皆様にも、学生時代大変苦しい思いをした方がたくさんおられるのではないかと思います。でも、漢文の奥深さは日本語を豊かにしており、私自身、今でも漢文から学ぶことは多いと感じています。


 19世紀になると、日本人が西洋の技術を取り入れ、中国が作った漢字を使って、西洋の思想を翻訳しました。哲学、経済など、その時につくられた新しい単語は、中国に逆輸入され、今でも、中国語として使われています。

 1980年代、中国に、いち早く支援を始めたのが日本です。日本の政府と企業が投資を行い、中国の皆さんと共に近代化を進めてきました。現在の発展した中国を見ることができるのは、日本人としての誇りでもあります。

 そして今、発展した中国と日本が、ついに、共に世界に貢献する時代がやってきました。
 今日、その歴史の転換点となる現場に、李総理、そして皆様と共に参加できることを、大変うれしく感じています。


★全文:https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2018/1026daisangoku.html

●「くろねこの短語」さんでは、皮肉交じりにこんな風に:http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/post-dcf9.html

 日中三原則でネトウヨが涙目になったところに、初老の小学生・ペテン総理が「漢文に学んだ」なんてことを言い出したものだから「漢文なんかいらない」って喚いていた売文芸人・百田君の面目が丸つぶれ。
【笑える】安倍総理「中国は長きにわたり日本のお手本でした」「漢文の奥深さは日本語を豊かにしている」→反中安倍シンパが激しく混乱!(https://yuruneto.com/abe-china-otehon/)


 ところがどっこい、日中三原則なんて聞いてないって外務省が言い出して、「やってる感」を演出したいペテン総理のホラだったのかなんて噂まで飛び交う始末だ。このドタバタ劇に「安倍外交」の正体見たり、ってなもんです。
・日中「3原則」で混乱=政府内で食い違う説明 (https://www.jiji.com/jc/article?k=2018102901123&g=pol)

百田尚樹氏の1年前の発言です:


百田尚樹が中国憎しで「漢文の授業を廃止せよ」とバカ丸出し! 右派の大好きな教育勅語明治憲法も漢文なんですけど…」
https://lite-ra.com/2017/04/post-3122.htm

 またどこぞのネトウヨが無知蒙昧を振りまいて……と、思ったら作家の百田尚樹センセイであった。
中国を偉大な国と勘違いさせる「漢文」の授業は廃止せよ
SAPIO」(小学館)5月号の「禁断の日本再生論」なる特集のなかで、百田が「対中政策の秘策」として寄稿した文章のタイトルがこれ。いったい、このオッサンは漢文になんの恨みがあるのか? 読んでみると、これが予想以上に無教養・無知性の極みだったのである。


●森友問題を追及したNHK記者が、記者を辞めさせられた経緯を話しています。先々週、お茶飲み話でOさんが「昔だったら内閣総辞職、総裁も首になるようなことが何回も起こっているのに辞めないで続いている。こんなことは今までなかった」と。「安倍政権はきっと今までなかったことをしてるんだと思う。まず、NHKの経営委員会のメンバーを入れ替えて公共放送(政治報道部門)を乗っ取った形にして、それから、マスコミのトップを会食で抱き込んで、党内でも従わなかったらヒドイことをしてるはず」「そうよね、そうでないと、みんながみんな言いなりになるなんてことはオカシイ」「閑職に追いやるとか首にするとか黙らせることをやってるはず」と二人で。その一つですね、これは・・・

山崎雅弘さんがリツィート
▼但馬問屋
@wanpakutenshi 10月27日

森友学園問題を追及した元NHK記者が記者職を外されたわけ。

電話はいったん切れたかと思うと、またかかってきました。怒られた部長は私にこう明かしました。「(局長から)『君の将来はないと思え』って言われちゃった」
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受信料もらって不公正な報道するのは犯罪

NEWS
2018年10月27日 12時41分 JST | 更新 2018年10月29日 02時07分 JST
森友学園問題を追及した元NHK記者が記者職を外されたわけ。官邸への忖度はあったのか?

「もう二度と記者には戻れないだろうなと直感した」。元記者はインタビューにそう答えた


森友学園大阪市)の問題を取材し、スクープも書くなどの活躍をみせていたNHK大阪放送局の男性記者が6月、記者職を外された。
男性は相沢冬樹さん(55)。唐突な異動は関係者の間で話題となり、「官邸を忖度した人事」との憶測を呼んだほか、NHKを8月末に辞め9月から大阪日日新聞の記者になった相沢さんがハフポストのインタビューに応じ、胸の内を語った
★全文:https://www.huffingtonpost.jp/2018/10/25/fuyuki-aizawa_a_23571100/


▼m TAKANO
@mt3678mt 10月28日
NHK報道局長が「なんだこれは。俺は聞いてないぞ」。大阪局報道部長が「『君の将来はないと思え』って言われちゃった」。相澤元NHK記者の森友疑惑取材に、これほどの横槍が入っていたとは報道局長の怒りや恫喝は、官邸の代理人のようであるNHK報道は死んだ。