「参院選で見えた抵抗線」と「選挙後解禁?日本会議」


参院選の結果、1人区の野党共闘候補の当選は東北地方に顕著です。今の世の中の矛盾としわ寄せが大きい地域では現政権否定の民意が野党を選択しています。その点からいえば、大阪、関西圏は、まだまだ現政権の政治の恩恵に浴している部分があるから、意識が変わらないのか、あるいは、おおさか維新止りなんでしょうか。確かに維新は、自公反対の大きな受け皿役を果たしていますね。大阪の改革と言われても、大阪府民の私でも、何のことか分かりませんが、何かやってくれそうというイメージが大きいのでしょうね。<「おおさか維新」は、国政政党で唯一、「所属国会議員は日本会議改憲署名の配布に努めること」を党議として義務化している政党です>というのは、あの「日本会議の研究」の著者である菅野完氏の情報ですが、あのおぞましい自民党改憲草案に賛成しているのだということを皆さん知っての上だとは思えませんが。選挙が終わってから、申し合わせたように日本会議をテレビの番組が取り上ているとか、それも、上辺だけではかえって宣伝に利用されかねませんので、危険な内容を知らせることが大切ですね。

内田樹さんがリツイート


金子勝 ‏@masaru_kaneko · 6 時間6 時間前

参院選で見えた抵抗線】TPPは東北1人区での反乱を引き起こし、野党統一が功を奏した。現職大臣が負けたのは福島と沖縄だったのは象徴的だった。福島は復興切り捨てに、沖縄は辺野古新基地建設に対する反対の民意だった。まだ多くの人がアベノミクスの嘘に騙されているが、破綻が始まっている。

◎同じことを、「東久留米日記」さんのリツィートで:

@mipoko611
東北は野党が圧倒 自民1議席 | 2016年7月11日(月)
(link: http://news.yahoo.co.jp/pickup/6207235) news.yahoo.co.jp/pickup/6207235
沖縄・福島と重い問題を抱えてるとこは大臣ですら落ちた東北はTPPと農業と震災復興だろうつまり、シビアな状況下では安倍政権は信用できんと判断されてるってことだよね。
東北は野党が圧倒 自民1議席 | 2016年7月11日(月) - Yahoo!ニュースnews.yahoo.co.jp

山崎 雅弘さんがリツイート


伊波 洋一 (いは よういち) ‏@ihayoichi · 18時間18時間前

アベ内閣の大臣相手の参院選沖縄県民の力強い支持と支援により356,355票を得票し相手に10万6400票差で勝つことができました多くの皆様の御支持と御支援に心から感謝します。国政の場で日米政府に辺野古新基地建設を断念させます


山崎 雅弘さんがリツイート


島薗進 ‏@Shimazono · 10時間10時間前

【「古い改憲論」に乗るな! 石川健治・東京大教授】http://mainichi.jp/articles/20160712/org/00m/010/008000c …「改憲の議論が、一見もっともらしい緊急事態条項から着手される気配だけに、与党内外で「護憲的改憲」を考えるまじめな改憲補完勢力には、特に注意を促しておきたい。」

<論点>2016参院選 越えた「改憲」ハードル

政権の非立憲的姿勢懸念 石川健治・東京大教授


 安倍政権について懸念するのは、その「非立憲」的な姿勢だ。立憲主義的権力は独裁的権力と異なり、ほぼ対等の「ブレーキ役」を伴う権力だが第2次安倍政権は政策実現のため、まず目障りなブレーキ役の破壊から始める姿勢が、発足当初から目立った


 アベノミクスも例外ではない金融政策の運営を、政府・財務省から独立した中央銀行の中立的・専門的な判断に任せて物価を安定させようとした日銀法の原則を踏みにじり財務省出身の黒田東彦氏を総裁に送り込んだ。アベノミクスの非立憲性は、それがどれほど優れた政策だったにしても、拭い去ることができない


 安全保障関連法の制定も同様だ。政府からの相対的な中立性を維持してきた内閣法制局の長官を、集団的自衛権容認派の外交官出身者に交代させたブレーキ役を破壊する政権の姿勢は「違憲ではないが非立憲」である


 参院選では、市民主導の野党共闘が「『安倍1強』状態に民意がブレーキをかけるべきではないか」と問いかけた政権選択選挙ではないため、それだけを純粋に問うことが可能だったのだが、当の国民がこれに低投票率で応えたのは遺憾だった。



 ただ、衆参両院で「改憲勢力」が3分の2を制したとはいえ、参院での差は僅差にとどまった。閣僚2人が落選して政権にもダメージが残り「国民による政権への白紙委任」という印象だけは回避された。結果を真摯(しんし)に受け止め、数の力ではなく「理」に基づく熟議を担保することを期待したい。


 遠からず国会での憲法改正に向けた議論が始まるだろうが、安倍政権の非立憲性が、1950年代の「古い改憲論」に由来しているらしい点が気がかりだ


 「古い改憲論」は、かつて戦前日本の立憲主義を破壊した、軍国主義を支えた復古的言説の体系であり、日本国憲法象徴天皇制政教分離原則、何より9条によって封じ込められたはずのものだったそうした言説にとって日本国憲法は敵だから、その枠組みを破壊しようとする立憲主義のゲームに乗る前に、まずゲームのルールから破壊しようとした96条改憲も、実はその一つの例だ。


 それを再び封じ込め、立憲主義を維持するために形成されてきたのが、戦後日本の護憲論だった。そして安倍政権は体質的に、立憲主義に適応していないようだ。

 だから、改憲論が変わらない限り、護憲論も「古い護憲論」から変われない。この構造の下では、未来志向のまっとうな改憲論は、古い改憲論の餌食になり、立憲主義の破壊に利用されるだけだろう。

 この点、改憲の議論が、一見もっともらしい緊急事態条項から着手される気配だけに、与党内外で「護憲的改憲」を考えるまじめな改憲補完勢力には、特に注意を促しておきたい。


 もし現代の改憲論が、封じ込めた戦前の亡霊を呼び起こすものではないことが明確になれば、憲法論議が新たな段階に入る可能性もある。ただその場合は、安倍政権のアイデンティティーの方が失われているはずである。【聞き手・尾中香尚里】

◎選挙期間中は、安倍首相は、アベノミクスは叫んでも改憲については頑なに一言も触れず。それが、開票途中から、自公3分の2の確保がわかりだしてからは、180度の転換。自民党はもともと改憲を党是としているとか、自民党に投票した人は、分かっているはず、公約にも書いてあるとか、変えたいのは前文含めてとか、予想はついたものの、恥ずかしくもなく…この方には言っても無駄ですね。ルール破りしても平気だし、唯我独尊の境地にある人ですので、日本語が通じると思わない方がいいですね。バズフィードとリテラの記事から開票途中の安倍首相の言葉です。

山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki · 7月11日

参院選】「前文から全てを含めて変えたい」安倍首相が改憲への意欲を明言(BuzzFeedhttp://bzfd.it/29BLOtu


テレビ東京の選挙特番で、池上彰さんのインタビューに答えた。


安倍首相は選挙戦を通じて、街頭演説で憲法についてほとんど語らなかった。東京・秋葉原の最後の訴えでも一言も触れなかった。

そのことについて、池上さんに問われた安倍首相は「憲法改正自民党の立党以来の悲願」と強調した上で、こう答えた。

憲法改正するとは、ずっと申し上げています。選挙公約にも書いております。また、どの条文を変えていくかについては、谷垣総裁時代に憲法改正草案をお示ししている」


では、具体的にどの条文を変えようとしているのか。池上さんはこれまでの改憲論争で焦点に上がった9条や96条を例に挙げて問うた。

安倍首相は、笑みを浮かべて答えた。

それだけではなく、前文から全てを含めてですね、それを変えたいと思っています

◎リテラの記事<参院選改憲隠し”はテレビも同罪! 結果が出たとたん「改憲勢力3分の2確保」「バックに日本会議」と後出しジャンケンhttp://lite-ra.com/2016/07/post-2408.html

昨日、投開票された参院選は、自公とおおさか維新の会などの改憲勢力が非改選と合わせて憲法改正の国会発議に必要な3分の2議席以上を確保した。安倍首相はこの選挙戦において、遊説で憲法改正について一度も言及することなく、「争点隠し」を行ってきたにもかかわらず、だ。


 まさに安倍首相が国民を“騙し討ち”したとしか言いようがない結果だが、しかし、そうした改憲勢力と同じように国民を騙してきたのは、テレビも同じだ。


 昨日、開票が開始された昨晩20時前からNHKおよび民放各局は一斉に選挙特番を放送したが、そこでは今回の選挙の争点が「憲法改正」であることを全面に打ち出し、出口調査結果を発表するなり「改憲勢力が3分の2議席を確保する見込み」「憲法改正発議可能に」「野党共闘ふるわず」などと伝えはじめたからだ。(後略)

日本会議の動画、<【世界は変わった】日本の憲法は? ~憲法改正の国民的論議を>~
ナレーションは思い入れたっぷりの津川雅彦氏が務めています。

早川タダノリ
‏@hayakawa2600
これはメンタルに来たわー:【世界は変わった】日本の憲法は? ~憲法改正の国民的論議~ https://youtu.be/zFHf8LP3VKI 日本会議系「美しい日本の憲法をつくる国民の会」による改憲推進映画百田尚樹総指揮…