ヒガンバナと「花子の戦争協力」と「読売新聞と永井和氏の論文」


ちょうど一週間前、お地蔵さんから下った小さい田んぼの畔にはヒガンバナが一つしか咲いていなかったのですが、今日、ヨーガの帰り道、寄ってみました。
ヨーガ、始めて29年になりますが、今日は初心に戻って先生の言葉が耳に入ってきました。『ヨーガで痩せたい太りたい健康になりたいというのは付録で、ヨーガの目的はバランスです。』
そういえば、右に向けば左も、曲げれば伸ばす、かがめばのけぞるというポーズが必ずセットになっています。心身のバランスも含めて…バランスなんですね。
さて、畠の真っ赤なケイトウの花がまず目に入って、それから水路の際の畦道のヒガンバナ曼珠沙華)を写すため水路を渡りました。稲穂もしな垂れています。もうすぐお彼岸です。
 
朝の連続テレビ小説花子とアン」もいよいよ大詰め。今週に入って敗戦後になりました。
花子さんは戦争中、敵性語の英語を仕事にしていましたので、非国民と言って石を投げつけられるシーンもありましたが、”腹心の友”の蓮子さんからは戦争協力を呼びかける「あなたのような卑怯な生き方はできない」と絶交を宣言されます。
その蓮子さんの長男は敗戦の4日前に鹿児島の爆撃で戦死。お見舞いに駆け付けた花子ですが、「お国のために命を捧げよ」とラジオで語っていたという花子に、蓮子が”息子を返して”と迫っていました。

それでも一方では花子はあの戦時下「アンクルトムの小屋」と「赤毛のアン」の翻訳を完成させていました。どちらも本当の花子さんの姿だったのでしょうね。
戦争中の「お国のため」といえば、国防婦人会や軍国少年、軍国少女を思い浮かべます。私も自分の小学校時代を思い出すと、きっと疑うことを知らない立派な軍国少女になっていたと思います。
いわさきちひろさんの自伝を思い出します。国の言いなり、国を信じていた分、敗戦後のギャップも大きい。あの思想統制の中、命がけで反戦を貫いた共産党に惹かれて・・・というのも、責任感の強い人ほどその反動も大きく、無理もないと思えます。
今の自由な時代から、当時の人達に、なぜあの戦争に協力したのか、なぜ反対しなかったのか、と簡単には言えない気もしています。
ところで、「東久留米日記」さんのブログ「花子とアンの戦争協力3」(http://d.hatena.ne.jp/higasi-kurumeda/20140908/1410130236)では、北海道大学大学院法学研究科准教授 中島岳志氏の花子とアンに関するツイート<NHK朝ドラ「花子とアン」より面白い? 史実「村岡花子宮崎龍介」>を読むことができます。
同じ日のブログに、(私はコチラがとてもよかったのですが)従軍慰安婦問題についての記事が紹介されていました。
◎「永井和の日記」(2014-09-01)の「読売新聞のお役に立てなかった私の論文
これは、読売新聞記者が従軍慰安婦問題に関する永井和氏の論文「日本軍の慰安政策について」を取り上げたいという取材依頼の連絡を永井氏に送り、この論文の趣旨を巡ってのやり取りの顛末を永井氏が明らかにされたものです。詳しくはコチラで: (http://ianhu.g.hatena.ne.jp/nagaikazu/20140901
(写真は住宅街の空き地のススキ)

◎水曜日の今日、関西テレビの「アンカー」での青山繁晴氏、朝日新聞誤報問題の解説で「反日」を連発。朝日批判を真面目に聞こうと思っていたのですが、全てを「反日思想」で割り切って解説されるのにはちょっとビックリ&ガッカリ。
朝日はつぶれない、チャイナマネーが入ってくる。アメリカの新聞報道が最近「反日」なのはチャイナマネーが入っているから。吉田調書の誤報も日本人を貶(おとし)める「反日」が仕事の朝日だから。そして、スコットランドはキャメロン首相が甘く見たからで、大変なことになる。イギリスも国力と信用が落ちて、国連のパーマネント5か国から転落するかも。アメリカも今危ういし・・・。「日本の出番です!」と最後に。 安倍首相と個人的に話せると仰っている方の考え方ですので、今の政権の考え方をよく表していると思いました。