今年最初の金曜デモと「ボクらが立っている場所」

今日は土曜日、十日戎の日ですが、恒例、金曜デモを伝えるブログ「特別な1日」さんを紹介する今年最初の日です。
タイトルは「パリのデモと東京のデモ:★0109 再稼働反対!首相官邸前抗議!
2015年の今年は、2011年3月のあの日あの時からまる3年を迎え4年目に入ることになります。あの年、日本の原発が事故の収束もままならないのに再稼働をめざし、東京がオリンピック開催を引き受け、それなのに福島の人たちは未だ20万人以上も故郷を離れたままで、子どもたちは年間20ミリシーベルト地域でも国によって帰還を進められるなんてことは想像もしなかったし、抗議デモをこんなにも長期にわたり続けなければならないということも想像できなかったことです。いまでは、身に染みて、分かるようになっていますが・・・

と、いうことで(笑)、今年1回目の官邸前抗議へ。


寒中と言うことで朝の気温は寒かったが、今日の午後6時の気温は7度だったからそれほどは辛くはない。参加人数が少ないんじゃないかと心配してたけど、官邸前800人くらい、国会前800人くらい、合計1600人くらいで盛況だった(主催者発表1600人)。勿論一時期ほどじゃないし、手詰まり感も感じないでもないけれど、それでも有史以来(笑)真冬の夜に、日本で政府への抗議集会でこんなに人が集まっている例があるだろうか。

◎「抗議風景」に入る前の話題は、安倍政権による沖縄の翁長県知事面会ボイコットについて、ともう一つは、タイトルにもあるパリでの出来事。
私はコメント欄にベルギーからコメントを寄せておられるshohojiさんのコメント内容に共感しています。
白昼、週刊新聞の打ち合わせ会議中の人たちを銃を持って襲い打ち殺すテロ行為は断じて許すべきではありませんし、言論の自由は守られなければならないと思います。パリ市民の皆さんが静かに抗議のデモを行って、スローガンやペンをかざす姿に感動もします。しかし、それでも…と思ってしまいます。
自由や平等は何より尊い。まして世界に先駆けて市民革命を成し遂げたパリです。三色旗のもう一つは「博愛」でしたね。他者の存在、他者の価値観、他者の宗教、他者の感情、他者の思想・・・他者が大切にしているものに対する敬意とか、日本のヘイトスピーチのことを考えたり・・・しました。
勿論、だからと言ってテロ行為が仕方がないと言ってるわけではありません。こういうテロ行為で一番迷惑を受けるのは他ならぬイスラム教徒の方々です。SPYBOYさんも、「今週 起きた仏週刊新聞「シャルリー・エブド」の襲撃事件は勿論 酷い話だ。今頃 フランスの極右はこの事件を悪用しようと手ぐすね引いているだろう。」と書いておられます。
☆全文はぜひこちらのブログを訪ねて:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20150109/1420813437 

ついでと言ってはなんですが、「特別な1日」さんの5日のブログをぜひ!! 
年末にヨーガ仲間とモンキーヒルでランチしたとき、韓国の例の大韓航空令嬢の話から、日本はGHQ財閥解体(と農地改革)のお蔭で韓国ほどひどい財閥は残らなかったという話になりました。日本はアメリカや韓国ほどひどくない、ここから、「トリクルダウン幻想」も始まるのかもしれないと思いました。トップが先行して豊かになり、そのおこぼれが回って全体が豊かになる。だからアベノミクスで大丈夫と。
☆ところが、その「トリクルダウン幻想」を打ち砕く、日本の現実、「ボクらが立っている場所」、私たちの立ち位置、を分かりやすいグラフを提示しながら解説しておられます。私はブログを読んでおられないO さんのためにこのブログの内容をプリントアウトしました。

日本の上位1%の収入の推移と占める割合。上位10%の推移、世界各国の。そして残り90%の収入の推移は!! 必読のブログです、ぜひコチラで:             
『ボクらが立っている場所』(トマ・ピケティ氏のデータベース)と、映画『サード・パーソン>
http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20150105/1420462870