官邸前と関電前の金曜デモと・・・


◎今日は、阪神淡路大震災から20年です。もう20年!という気がします。
昨夜はNHKで、「関西熱視線」の特別番組がありました。親を亡くした人、夫や妻を、子どもを亡くして忘れられない人たち。身内を失っていても幼くて震災の記憶を持たない青年が子を持つ親になって、その記憶を埋めていきます。母親に成人を記念に感謝状を送った学生の夢は国連で働くことでした。その母への手紙が20年生きていく支えになってボランティア活動に勤しむ母。どの方のお話にも涙が出てしまいます。
我が家もあの揺れた朝の記憶は鮮明です。夫はその3月、一番長く勤めた会社を辞める決意でその朝、大阪空港から空っぽの一番機で東京へ。次男は大学の最後の試験でした。その頃、就職氷河期が始まっていました。あの地響きとともに大きく揺れた地震が、阪神高速道路を横倒しにし、その後火災を伴って延々映し出される信じられない神戸の被害に至るとは・・・。6434人の犠牲者。これほどの自然災害は私の生きている内にもう二度とないと思いましたが・・・。

◎さて、前日の金曜デモの報告を2つのブログからです。
まず、東京官邸前から、いつもの「特別な1日」さんから。
タイトルは、「かぎかっこ付きの『言論の自由』と0116 再稼働反対!首相官邸前抗議!
コチラで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20150116/1421416787

いつもデモの様子に入る前の話題が興味深いSPYBOYさんですが、今回は出だしをコピーさせて頂きました。

今日も株が劇下がりだったが、まだ序の口だ。今月下旬のギリシャの総選挙の結果が気になる。左翼?極左?が優勢だそうだが、ユーロ離脱とかいうことになると日本にだって影響は及んでくる。ギリシャ国民感情としては、なんでEUの言うことを聞いて緊縮財政にしなきゃいけないんだ、ということなんだろうけど、離脱して経済が苦しくなるのはギリシャのほうだ。そうなったら、まともに物資の輸入なんかできなくなるんじゃないの。民意が必ずしも理性的な判断を下すとは限らない。かと言ってエリート層に任せているとろくなことにならない。これは日本にとっても当てはまる、難しい問題だ。                 


◎昨日は、SPYBOYさんのグラフを用いた1月5日の『ボクらが立っている場所』(トマ・ピケティ氏のデータベース)のコピーをお渡しするため、Oさんをお茶にお誘いしていました。久しぶりの我が家でのお茶(今回は和菓子を用意してお抹茶で)でしたので、朝のコーヒータイムで母にも顔を出してと誘ってみたら、母は手ぶらでは顔を出せないと、焼きリンゴを作って来てくれました。元気で生きている90代の女性のお話はなかなか聞けないとOさんもいつも母のお出ましを楽しみにしてくださいます。
戦争中の話から、父とのなれ初め、そして夫を亡くされて10年というOさんの最近の関心事などを三人で。経済の話になって、グラフを取り出しました。母は途中で父が待っているのでと引き上げましたが、グラフを見ながら説明を。具体的な資料があって話すとOさんの考えもよくわかりました。ピケティ氏の本のこともよくご存知でした。トリクルダウンがもう過去のことになったということも。勿論、最後のグラフが有効!です。

その後日本の政治の話になり、「沖縄にみんな一度行ってみればいいのよ」と仰るので、「石破さんだって安倍さんだって、沖縄に行ってる、でも、沖縄のことは分からないじゃない」と私が言うと、「政治家はダメよ」とバッサリ。民主党に期待したのに、あの失敗が大きかった。自民党にこんなに勝たせちゃダメ。半分しか投票に行かないで、その半分近くが選んだだけでこんなにことになる。安倍さんに代わる人がいない。日本人もダメになってきた、と。
3時過ぎ、広島から茨木へ帰る移動販売の車が来て、野菜や冷凍の魚の干物やミカンを、隣の母も出てきて、三人で買い込んで、車で帰って行かれました。SPYBOYさんのコピーをお渡ししたとき、ぜひゆっくり読みたいとお持ち帰りでした。お蔭様でしっかり話ができました。
◎関電前の再稼働反対の抗議デモについては「青空学園だより」さんが参加されています。
記事の一部と写真をお借りしました。

そう思ってみなのプラカードを見ると,そうか,こんな気持ちを込めているのだと納得するものがいくつかあった.「すべての大人たちが,すべてをのりこえて,子どもたちを守れるよう」.きっとこの人もかわいい孫がいたり,近所の子どもに気を配る人にちがいない.孫たちの時代を思えば,こうして足を運ばざるを得ないのだ.「でんきはたりてる.たりないのは愛」.「たりないのは愛」なのだ.この気持ちは関電社員にも伝わる.集会の横を通り過ぎる彼らも何か思うだろう.80人の参加者の8割方はわれわれと同じ世代.これらのプラカードを見て,なんというか,その気持ちよくわかるという,ことである.

◎ぜひブログを訪ねて全文をコチラ「年のはじめの金曜行動」で:http://d.hatena.ne.jp/nankai/20150116