◎昨日は3月11日、そして今日は12日。
あれから4年。テレビでも追悼の番組や復興の様子を伝える番組が特集されていました。
毎日放送の「ちちんぷいぷい」の中でヤマヒロこと山本浩アナウンサーが現地から伝えているコーナーがありました。自主再建(経済的にも)の方向を政府が打ち出していることに怒りもあらわに”間違っている”と悲痛な訴えでした。「五輪よりも一輪の花 被災地は」というのもありました。
夜の「報道ステーション」では、核のゴミについての特集でした。これが解決されなくて何の原発再稼働か!です。
◎「東日本大震災の現状」は、「るりとうわた」さんのブログ「3・11、あれから4年」からお借りしました。
◎「日本がアブナイ!」さんによりますと、昨日小泉元首相が福島県喜多方市で講演し、原発の再稼働を進める政府の方針を批判したうえで、政治主導で原発のない社会を実現すべきだという考えを重ねて示しました。
小泉氏は、講演のあと記者団に対し、「一国の指導者として、自然エネルギー大国を実現する環境が整っていながら、やらないのは、もったいない」と指摘。また、「原発ゼロにすると政治が判断すれば、国民も企業も協力する環境にはある。安倍総理が原発ゼロにしようと言えば、自民党の多数は協力するし、野党も協力する」、「安全性、コスト安、クリーンの3つがそろった原発は、日本の経済成長に欠かせないと総理在任中に言われてきたが、4年前の地震、津波、原発事故で、この3つが間違っているんじゃないかと思うようになった」と強調。さらに、再生可能エネルギーの利用が遅れていると指摘したうえで、「政権の洞察力が足りないか、判断力が落ちている」と批判した、とのこと。全文はコチラで:http://mewrun7.exblog.jp/22871981/
★さて、タイトルの番組、2月21日の再放送を録画して後日再生して見ました。
番組宣伝で、”立花隆氏が核廃絶運動”?というのを聞き、これは初耳、見てみようと思い録画しました。
番組を見て、意外、意外なことづくめでした。立花隆氏が大学時代に平和運動とかかわりがあって、核廃絶をロンドンにまで行って訴えたことや、帰国後、あっけなく?意気消沈、二度と関わらなくなったことや、シベリア抑留の体験を絵に残した香月泰男の自伝を世に出したのが立花氏だったことなどは初めて知る意外な事実でした。カナダの核廃絶運動が語られたり、日本の若い世代に被爆体験が継承されるか…とか充実した内容の一時間でしたので、書き起こしてみようと取り掛かりました。
写真は、久しぶりに思い出して、斜めお向かいの今は亡きおば様に頂いた紫檀の箱に入れていた若き頃の原水爆禁止のバッジを取り出して並べてみました。この運動の分裂が日本の原水爆禁止運動や平和運動、核廃絶運動に与えた影響はとても大きかったと思います。立花隆さんも帰国後がっかりした原因にこれを挙げています。私も分裂大会を知っています。私の場合は、結婚や子育てとともに、平和運動や政治には諦めが先に立ち関わらないようにしてきましたが、それではだめだと思い始めたのが小泉政権のイラク戦争と自己責任論、そして、民主党の政権交代前の小沢問題における理不尽なマスコミや検察、司法や政治のありさまでした。
立花氏が、残された命を自覚するとともに、若き頃の挫折と向き合って、カナダの親友と再会し核廃絶の運動の成功例を聞き、長崎の大学生たちを前にメッセージを届けるというこの番組を見て、私も、及ばずながら、自分の過去を少し振り返ってみました。10日ほど前から始めて遅々として進まずですが、やっとなんとか文字起こしできそうです。
2015年2月14日(土)
【再放送】2015年2月21日(土)午前0時00分※金曜日深夜 .
立花隆 次世代へのメッセージ〜わが原点の広島・長崎から〜
日本を代表するジャーナリストで評論家の立花隆さん(74歳)。実は、立花さんは原爆と深い関わりがあります。1940年、原爆投下の5年前に長崎で生まれ、20歳のときに被爆者の映画や写真を携えて半年間ヨーロッパを回り核兵器の廃絶を訴えました。
知の巨人と呼ばれ、これまで100冊以上の著作を世に問うてきた立花さんですが、原爆の問題を本格的に取り上げたことはありません。しかし、ガンや糖尿病など多くの病気を抱え、死を意識した今、核廃絶を夢見たあの若き日を振り返り、未来に何かを残したいと考えるようになりました。
さらに戦後70年を迎えた広島と長崎では、被爆者が次々と亡くなる中、被爆体験の記憶をどのように受け継いでいくのかという深刻な問題に直面しています。「被爆者なき時代」にどのように核廃絶の道を探るのか。立花さんは去年夏から、被爆地、広島・長崎を精力的に訪ねながら核廃絶の問題への思索を深めていきました。ヨーロッパで学生時代に大きな刺激を受けたカナダ人社会活動家との半世紀ぶりの再会。そしてことし1月、長崎大学で30人の学生を前に行った核廃絶についての初めての特別授業。立花さんは次世代を担う若者たちにどのようなメッセージを送ったのか。
みずからの原点に立ち返り未来を考えた半年間の密着の記録です。
語り:森田美由紀アナウンサー
(内容59分)
20歳のときロンドンで行われた反核平和行進に参加。.
カナダで反核運動を続けていた親友のディミトリさんと半世紀ぶりの再会。.