ICANのフィン事務局長の来日と日本の核廃絶の本気度


23年前の午前5時46分、忘れもしない阪神淡路大震災が発生しました。箕面でも揺れの激しさに違いはありましたが、我が家も隣の実家もわずかですが被害がありました。地震で茶碗が割れたり、タンスが倒れたりというのは初めてでした。そして、時間の経過とともに、恐ろしい光景をテレビが写し出して信じられないほどの被害が。いつまでも火災が収まらず、電話は不通。六甲で知り合ったあの人は、この人は。
結局、6500人ほどもの犠牲者が。そして、その数か月後、地下鉄サリン事件ボランティア元年とも言われましたが、自然災害はそれからも数年おきにありましたし、2011年にはあの東北大震災と福島原発事故。自然災害と人災の不幸をもう十分体験したはずです。何が大切か、もう十分に分かったはずです、私たちは。(新聞の写真は武庫川宝塚市)の中州の「生」の字)

◎来日中の「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のベアトリス・フィン事務局長、昨日は国会で意見交換。首相に会って議論をしたいと言っても会わない。そのことを質問された官房長官は、「日程が合わない、それ以上でもそれ以下でもない」。首相は帰国後、都合をつければ会える機会(18日)があるというのに、なんとまぁそっけない。逆に、核廃絶には無関心、迷惑と言ってるようなものです。ノーベル平和賞受章者に対して敬意も払わず、日本の原爆犠牲者の長年の努力にたいしても政府は無視したことに。

山崎雅弘
@mas__yamazaki 1月17日
安倍首相が会う人と会わない人、参加するイベントと参加を見送るイベントをリストアップすると、そこにはある共通点が浮かび上がる。現行憲法の柱である「人権尊重」や「平和主義」の理念に合致するイベントには参加せず、その理念を重視する活動をしている個人は邪険に扱う

◎昨日のABCテレビ、夕方の「キャスト」がこの問題を取り上げて解説していました。写真に撮ったので並べてみます。
まず、長年、運動を続けてきた被爆者の方と話し合い。
日本人と国際団体の外国人代表。
80歳の高齢者と30代の若い女性。
被爆者と、初めて長崎・広島を訪ねた人。
いろんなことの出会いが、
二人のエールの交換を通して、
新しい何かを生み出しそうです。


◎長崎でフィンさんが語っています。2つの日本がある。一つは被爆者や若い学生たちの核廃絶の強い思い。そして、もう一つは日本の政治が核抑止力信仰に陥っていること。しかし、この2つの橋渡しは可能ですと言っています。
長崎で、ローマ法王が新年に配布したという「焼き場に立つ少年」の写真を見るフィンさん。核廃絶の世論を起こして、それを政府に訴えてください。声を上げて、その声を大きくして、それを政治家に知らせるのです…とフィンさんは言っています(この写真のみ、昨夜の報道ステーションより)。



◎ここで解説です。昨年は国連で初めて核兵器禁止条約が122か国もの賛成で成立しました。


ところが、世界で唯一の戦争による被爆国である日本は、賛成しなかった。
なのに、一方では、核廃絶の決議案の提案を毎年行っている。


しかし、ここにきて、その日本の核廃絶の本気度が疑われている。決議案に賛成する国が昨年は激減。1年前の167か国から23か国も減って144か国の賛成だった。アメリカ追随で核廃絶の方はやる気があるのか、逆に、北朝鮮危機を煽って核戦争の危機を生み出しているのではないか・・・日本の核廃絶の姿勢は疑われています。


◎フィン事務局長は16日、日本記者クラブで記者会見、「国会内に調査委員会を設けてほしい」と訴えました。昨年、国連で決議された核兵器禁止条約は、核兵器の開発、実験、生産のほか威嚇も禁止しています。「日本がとっている政策が条約の文言に違反しているのか洗い出してほしい。抵触しないのなら、なぜ参加しないのかという議論につながる。事実に基づく議論をするべきだ」と話した。(朝日17日朝刊4面)

PS:報道ステーションでの後藤謙次さんのこの指摘はとてもよかったですね!本当に勿体ない!!

内田樹さんがリツイート

但馬問屋
‏@wanpakutenshi 1月16日

#報ステ
後藤謙次
安倍総理、もったいないことをした。アプローチは違うが、日本政府としては核廃絶という目標は一緒なんだと、世界に向けて発信する絶好の機会だった。それをあえて避けてしまった
一昨年、オバマ大統領と広島で安倍総理は「核なき世界を目指そう」と。あの演説は何だったのか。