三原じゅん子氏の「八紘一宇」発言について

<本日、「福井地裁の樋口裁判長により月内にも高浜原発再稼働が禁止される可能性!」に次いで二つ目です>

斎藤美奈子さんのコラム。相変わらず痛烈、的を射てサスガです

これは、「くろねこの短語」さんの今日の記事の中から頂きました。記事の長いタイトルは:スケバン議員の「八紘一宇」発言に、社民も共産もなんでダンマリ決め込んでるんだろう。党の存在理由が問われることになりますよ献金疑惑に網膜剥離安倍晋三と差し違え辞任のチャンスを逸したフランケン岡田って、ホント、使えない奴だ。(引用元:http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-df90.html

三原じゅん子、いつ、どこで、何って言ったの?については、「shuueiのメモ」さんから:

三原じゅん子氏「八紘一宇は大切な価値観」予算委で発言
2015年3月16日 朝日新聞


 自民党三原じゅん子参院議員(比例区・党女性局長)は16日の参院予算委員会の質問で、「ご紹介したいのが、日本が建国以来、大切にしてきた価値観、八紘一宇(はっこういちう)であります」と述べた。八紘一宇は「世界を一つの家とする」という意味で、太平洋戦争中、日本の侵略を正当化するための標語として使われていた

 三原氏は、企業の国際的な課税回避の問題を取り上げる中で「八紘一宇の理念のもとに、世界が一つの家族のようにむつみあい、助け合えるような経済、税の仕組みを運用することを確認する崇高な政治的合意文書のようなものを、安倍総理こそが世界中に提案していくべきだと思う」と語った。

 答弁した麻生太郎財務相は「八紘一宇は戦前の歌の中でもいろいろあり、メーンストリーム(主流)の考え方の一つなんだと思う。こういった考え方をお持ちの方が、三原先生の世代におられるのに正直驚いた」と述べた。

山崎行太郎のブログ(18日)http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20150318

三原じゅん子的なもの」とは何か? 私は、「八紘一宇」という言葉を、無邪気に、肯定的に使う「三原じゅん子」になんの関心も興味もない。しかし三原じゅん子的なもの」が、自民党政権内部に蔓延しているとすれば別である。曽野綾子の「アパルトヘイト」発言や麻生太郎の「憲法改正ナチスに学べ」発言と並んで、勉強不足も甚だしい奇怪な発言である。「三原じゅん子的なもの」とは何か。単なる「無知無学蒙昧」である。「八紘一宇」という言葉を深い熟慮もなしに国会という場所で無邪気に発言する鈍感さ。私は、残念ながら、現在の自民党政権の内外には、安倍晋三麻生太郎等を筆頭に、「三原じゅん子的なもの」が蔓延しているのだろうと思う。三原じゅん子の「八紘一宇」発言に、早速、韓国政府が反応したようだが、私は、韓国政府の反応(批判)にも関心はないが、しかし、韓国政府に、安易な批判を許すような軽率発言を、繰り返す自民党の政治家たちにも、失望、落胆する他はない。政治家たちの「無知無学蒙昧」は、確実に亡国につながるからだ。日本よ、あるいは安倍自民党政権よ、大丈夫なのか?

◎「あきつ・あんてな」さんもしっかり取り上げて、とても面白いイラストを紹介されています。

三原じゅん子のしゃべる八紘一宇を、さっそくイラスト化してくれた方がある。
笑える。

とリンク先を紹介。で、私は、このイラストをコピーで紹介です。
「八紘一宇」の特攻服着た三原”姐さん”、振り向きざまに、「アイラブ”暴政族” よろしく」。
付き従うは左から、「学校いぢる」の下村文科相、「発砲一途」の安倍首相に、「脱法一味」の菅官房長官

全く、世の中には才能豊かな方がいるものです。
全く、今の自民党は、このイラスト通りです。
山崎行太郎氏の今日のブログで書かれた心配がこの通りですもんね。

〇あきつさんの全文はコチラで:http://d.hatena.ne.jp/amadamu/20150317
イラストの引用先はコチラ:http://www.asyura2.com/15/senkyo181/msg/622.html
◎それにしても斎藤美奈子氏の「会心の無恥」は言い得て妙。山崎行太郎氏の前日のブログにはこうあります。山崎氏に言わせれば「無知」になりますね。

そもそも「八紘一宇」という言葉を、軽々しく口にすること自体が、不謹慎である。「八紘一宇」という言葉には、日本国民の血と涙がこもっている言葉である。三原じゅん子は、「八紘一宇」は「日本が建国以来、大切にしてきた価値観」(?)などと言ったらしいが、戦時中の聖戦イデオロギーであったということなど知らないらしい。もちろん、日本の「大切な価値観」などというものではないだろう。要するに、賛否は別としても、たかが「芸能人崩れ」のネット右翼以下の馬鹿政治家などに軽々しく使って欲しくない言葉だ。