カサブランカと「『他人の自由や権利を侵害する自由』はない」


●安倍首相は「総裁選で敵対すれば『推薦人を含めて干しあげる』覚悟」なんだとか。いよいよ自由民主党の名前が泣きますね。党名変更が先です。党内に自由も民主主義もないではありませんか。岸田さんも戦う前に白旗、あの威勢だけはよかった小泉ジュニアも青菜に塩状態?これで安倍独裁の総仕上げと張り切ってもらっては困るんですが・・・
今日は水曜日、ヨーガの帰り道、芦原池にそそぐ水路を二人の女の子が覗いています。

「何かいる?」「魚が」「あら、ほんと、きれいな水ね」「いろんなものが落ちていて臭いかなと思ってた」「ここは山の水だからきれいよ。あれ、缶ビールのひしゃげたのが」「大人があんなの捨てると思う?」「でも、ビールは大人が飲むものでしょ?」と私。「大人が川に捨てる?大人は捨てない」と女の子が言い張るので、夢を壊しちゃいけないかな…と思って話題を変えました。

「こっちの魚は大きいよ」「わぁ〜ほんと」「真ん中のところにカニがいるよ、わかる?」「あ、ほんとだ〜」二人で「赤ちゃんかな、お母さんかな、お姉さんかな、お兄さんかな」「おばさんかな」。
突然女の子が上を見て、「傘、キレイ」と。「これ、日傘。チューリップの絵、可愛いでしょ」「これ、雨の日なんか、傘さして上を見たら、青空が見える」(そっちか〜・・・でも可愛いこと考えるね)
「ね、二人の学校はどこ? 北小?」「北小」「そう、私も北小よ。何十年も前の北小の卒業生」二人とも絶句してまじまじと顔を見つめられてしまいました。小さいほうの女の子が「私は1年生。ろ組」「そう、いとろの二組あるのね」。

この川は、大雨の時はサンショウウオが流されてくることがあって箕面川直結の水路。商店街の中は暗渠になっていますが、サンデイの横からは開渠。息子たちも遊んだ小川です。アオサギが魚を狙っていることもあって、透き通った川の水に7,8センチほどの川魚が泳いでいました。子どもとの会話は楽しいです。曲がり角のところで二人とはお別れしました。大きな袋を持っていたので、学校のプールの帰りだったかも。
この曲がり角のお宅では北側にある玄関へのアプローチのところに大きなカサブランカの鉢植えを出しておられます。先週が満開。今日は3分の1ほどに減っていました。先週、写真にとっておいてよかったです。石膏像の天使が似合います。

内田樹さんがリツィート
町田智浩
@TomoMachi
「安倍首相は、総裁選で敵対すれば“推薦人を含めて干し上げる”という覚悟を示した。その結果、自民党内で真の権力闘争はなくなり、安倍政権がどんなに国民の強い批判を浴びても自民党政権交代は起きそうにない」(https://www.msn.com/ja-jp/news/national/安倍首相-総裁選で敵対した者は推薦人含め「干す」覚悟も/ar-AAAksBy?ocid=st#page=2)


「昔の総裁選では派閥で推薦人を貸し借りしていたが、今の時代はそうはいかない。選挙に相当強くないとね」
 安倍首相は麻生太郎・副総理兼財務相二階俊博・幹事長との会談でそう発言し、総裁選で敵対すれば“推薦人を含めて干し上げる”という覚悟を示した。推薦人の締め付けで野田聖子総務相を出馬できなくしたうえで、ライバルを石破茂氏1人に絞って圧勝する戦略だ
週刊ポスト2018年8月3日号

杉田水脈議員の「LGBTは生産性がない」問題、自民党の二階幹事長が「人それぞれ、色んな人生観がある」と擁護。なるほど自民党は人権侵害や差別は人生観の違いで、許容できるというわけですね。

山崎雅弘さんがリツィート
布施祐仁
@yujinfuse
布施祐仁さんが朝日新聞(asahi shimbun)をリツイートしました
自民党の「多様性」は、国会議員の差別発言も思想・言論の自由として容認するということなのか。これが政権与党の幹事長の認識かと思うと暗澹たる気持ちになるな…

朝日新聞
@asahi 7月23日
杉田水脈氏の寄稿、二階幹事長「人それぞれ人生観ある」

 自民党杉田水脈(みお)衆院議員が寄稿で同性カップルを念頭に「子供を作らない、つまり『生産性』がない」と記述した問題で、二階俊博幹事長は24日の記者会見で「人それぞれ政治的立場、いろんな人生観、考えがある」と述べ、問題視しない考えを示した。
 二階氏は「右から左まで各方面の人が集まって自民党は成り立っている。(政治的立場での)そういう発言だと理解したい」とした。一方で、「当事者が社会、職場、学校の場でつらい思いや不利益を被ることがないよう、多様性を受け入れていく社会の実現を図ることが大事だ。今後も努力していきたい」とも述べた。


●「何でも自由なら、人を殺すのも自由?」なんて、子供が口答えに言いそうなことですが・・・

山崎 雅弘
@mas__yamazaki 7月24日
・自由という概念には、ある物事や概念の価値を評価する自由、選択肢を自分で設定する自由、その中から自分で決断する自由などが考えられるが、「他人の自由や権利を侵害する自由」はあり得ない。それを認めてしまうと、自分の自由や権利を他人に奪われることをも認めることになり、パラドックスに陥る


ヘイトスピーチなどの差別が「言論の自由」の範疇に含まれないのも同じ理由、「他人の自由や権利を侵害する言論」は「社会で自由として認められる対象」にはなり得ない権威に服従して自由を自ら捨てた人間は、独善的な大義名分を振りかざし、特定の属性を持つ人々の自由や権利を脅かす人間になる

●二階氏といえば、先月、「子供を産まない方が幸せなどと一部の人は勝手なことを考える」と発言してして問題になりましたね。

山崎 雅弘
@mas__yamazaki
自民・二階氏「『産まない幸せ』は勝手」講演で発言(毎日、2018年6月26日)https://mainichi.jp/articles/20180627/k00/00m/010/113000c
メディアは二階氏の問題矮小化の「人生観は人それぞれ」発言を無批判垂れ流しで報じるのでなく、今年6月の二階氏本人の発言と合わせて報じないと駄目だろう。発言の矛盾、杉田氏との問題認識の一致。

「『産まない幸せ』は勝手」 講演で発言
毎日新聞2018年6月26日 20時49分(最終更新 7月2日 15時09分)

自民党二階俊博幹事長は26日、東京都内での講演後の質疑の際に、少子化対策に関連して「このごろ、子供を産まないほうが幸せに(生活を)送れるんじゃないかと、(一部の人は)勝手なことを自分で考えてね」と述べた。子供のいない家庭への配慮を欠く発言と受け取られる可能性がある。